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40歳の掟?ルール?気をつけること?みたいなもの。

41歳の頃に別の所に書いた文章なんだけど、本日成人式ということで、倍の40歳の人のためにも少し直しながら、改めnoteにUPしてみる。

当時毎週末、息子とアプリでワンピースを読んでいたのだけど
丁度、今朝読んだのが、579話 ”勇気ある数秒”でマリンフォードに赤髪登場
”この戦争を終わらせに来た!!”
おぉシャンクスかっこいい!!こんな40代に俺もなるぜ!!と思いきや
設定上、この時点では37歳なのね。
渋すぎるよ。シャンクス。

さて、不惑の40歳ならぬ 惑いまくりの40歳を1年半ほど過ぎ
42歳までにはなんとかしたいなぁと思い、
その為には、先人の知恵を借りようと手に取ったのは、以下6冊の本。

ちなみに、僕は現在43歳。中々「すっきりしました!」とは行かないけど、少しずつ、雰囲気は掴めてきたという感じ。


企業研修会社経営者、コンテンツプロデューサー、精神科医、人材教育コンテンツ会社代表、文筆家、経営コンサルタント の先輩たちの意見を本を通じて聞いてみた。(以下 敬称略)

40代はどんな年?

”二○代、三○代の延長ではありません。(中略)
 走る方向が一八○度変わってしまうのに似た変化のポイントがあります” 大塚
”がんばると言っても、20代、30代の延長では続きません。
 40代は努力の方向性を変えるべき時期です” 青木
”過去の自分をいったんリセットし、忘れる。” 松浦

僕が20歳位の頃にテレビで木梨(当時35位)と奥田瑛二(当時45位)が
ご飯食べながら対談している番組があって、木梨が、

「35迎えた頃から、こってりしたものが余り食べれなくてなって、お酒の量も減ってきた。」

という話をしたのに対し、奥田瑛二が

「40になったら、少し落ち着くと思うでしょ?ところが、更に加速するから(笑」

とか言っていて、当時は僕自身もそんなもんか??とか思って観てたけど
実際に、そんな感じになってきました。
長時間残業も辛いし、お酒も少しが良くなりました。
何よりも、あんなに好きだった豚骨ラーメンを殆ど食べなく(食べれなく?)なったりとか。

色んな意味でも、違う方向性に向かって行く年代なのですね。


先ずはどんな事をすべきか?

”40歳で立ち止まった時にすべきは、 「客観的に自分を知る」という作業です。” 松浦
”これまで、自分がやってきたこと、経験してきたことに自信を持つ” 藤井
”一見無関係に思えるスキルや知識や経験でも、 複数がうまく組み合わされると、キャリアが磨かれ光輝いてくる” 田中

今まで自分がやってきたことの中から、
出来ている事、身についていることについて一度見直してみる。
というのが40代を生きる為の、初めの一歩になりそうです。

そういえば、5年ほど前に現在の部署に異動になり、今までとは違うスキルや能力を求められるようになり、少し自身を失っていた時にとある先輩から、

「ワタナベも、今までの会社人生の中でやり遂げてきた事とか、身につけたスキルとかあるだろう?無いものを嘆くよりも、それらを上手に使うことを考えたほうがいいぜ」

と言われて、すごく救われたと共に、その後伸び伸び仕事が出来るようになった事を思い出しました。

人間関係は? - 家族とどのように過ごすのか?

”「家族の在り方」を子どもに教える” 松浦
”子どもとは、朝ごはんを必ず一緒に食べる” 和田
”家族との時間を意識的に増やす” 藤井
”家族時間を長時間取るのが無理なら、ひと手間加えて「一○倍演出する」” 大塚

良くも悪くも、自分の家族との過ごし方が子どもにとっての「家族」スタンダードになってきます。僕の父親の場合、夕飯時間には帰って来ましたが、
夕食後、野球中継を観ながら転寝して、子どもとコミュニケーション取ってなかったのが確かに僕の基準ですね。

なので、僕自身は夕飯時間に家に帰る事はほぼ無いのですが、せめて、他の時間には息子と遊んだりしてコミュニケーション取るようにしてます。

息子が読んでる本を一緒に読んで会話をするとか、ゲームもやり込まないまでも、少し勉強するとか。元来自分が好きな分野でもあるので、そんな苦では無いですが、たとえば運動とかだったらどうなんだろう?

あと、最近は中々一緒に遊ぶ機会も減ってきているので、息子が興味を持ったことには積極的にやってみたいですね。先日も、とあるYoutuberが変なホテルに泊まった動画をUPしていて興味を持ったみたいなので、近々泊まりにいってみようと思います。

あと、大塚さんの書かれている「一○倍演出する」は大事ですね。
今は、スマホがあるので一緒にいてもスマホをみてばっかり。
みたいなことになる可能性も。
これは、意識してスマホを触らないようにしないと危ないです。。


パートナーとの関係は?

”「仲がよくないまま、なんとなく一緒に暮らす」という
 中途半端な状態を40代で整理しましょう” 和田

比較的、関係性が良い方だと思っていた我が家でも
結婚して10数年経ちながら、今更ながら「えぇ~そうだったの・・・?」
みたいなことも最近多くあります。

やはり、意識的にコミュニケーションを取る時間を設けないと
お互い忙しくなってくる、40代だからこそすれ違いが生じる可能性はそこかしこにあるようです。

親はどうする?


”「未来の自分がそこにいる」という感覚で向き合うことにしています” 松浦
”施設介護という選択肢も含めた割り切りも必要” 和田
”犠牲者が出るなら「介護のプロ」に任せる” 大塚

親にとって、自分は幾つになったとしても子どもなので
なんといっても、鬱陶しかったり、ガミガミうるさかったりするわけですが、「未来の自分」と思うとそう無碍にも出来ません。

妻からも、喋り方とか仕草が父親に似てきたとからかわれる様になってきたことですし。

僕の場合、数年前に父が胃がんになり、一時は全摘出か?ともなったのですが、なんとかセカンドオピニオンで、内視鏡手術でもいけるのではないか?となり、お蔭様で今ではすっかり回復し、食事もお酒も昔どおりの生活をしています。

そんな事もあったので、一昨年から月一で実家に帰るようにして、何かと家の手伝いをして、夜は一緒に食事をするようにし始めたのですが、その中で実はあの頃のあれって・・みたいな話も聞けたりして、ある意味このタイミングでこういう機会を設ける事が出来てよかったです。

あと、僕はドラマ自体は観ていないのですが、「逃げ恥」の石田ゆり子さんの台詞が
素晴らしいとネットで話題になっていたので、こちらも引用します。

”「あなたが価値がないと切り捨てたものは、
 この先あなたが向かっていく未来でもある」
 「自分がバカにしているものに自分がなる。それってつらいんじゃないかな」
 「そんな恐ろしい呪いからは、さっさと逃げてしまいなさい」”

正に!まさにです。

一方で、かといって親の介護で自分の人生を捧げてしまうのは得策では
無いかもしれません。色んな考え方もあると思うので、パートナーや兄弟と
しっかり、コミュニケーションをとる必要がありますね。


付き合い

”深い人間関係を築ける相手を積極的に探し続ける” 和田
”いやいや付き合う位なら2次会には行かない” 田中 
”「期限付きで人付き合いが悪くなる」宣言をする” 大塚

僕自身、学生時代も、自分が帰った後に「実はすごい面白いことがあってさー」見たいなのが厭で、割と最後の最後までいるタイプでした。

なので、会社での呑み会を欠席すると、次の日の職場がその時の話題で盛り上がったりして、若干寂しい気持ちになったり、することもあるのですが、そこはぐっと我慢です。数回すれば慣れてきます。

その一方で、違う職場の人と呑みに行ったり
改めて、学生時代の友人との交友を温め直すのもいいかも知れません。

僕の場合は、自分が住んでる地域の友人との呑む機会やオンラインサロンに入会して今まで接点の無かった人とのコミュニケーションの機会が増えたのは、すごく良かったと思います。


キャリア論

”競争からは、一歩はなれる心構えが大切” 藤井
”このまま、出世レースに加わり続けるか、見切りをつけるかを先ずはっきりさせる” 和田
”キャリアは上ではなく、横に展開してみろ” 田中

僕の場合、ある日突然の意思確認に対して、思いがけずして、レースから離脱することを宣言してしまった訳ですが、後から、こうやって本を読むと

 「ああ、あれはあれで良かったなぁ」

と改めて実感します。

何が良かったか?というと、僕自身元々上昇志向が強い訳ではないですが
レースに参加している以上は、自分の前を走っている人たちが気になってしまい少なからず、

 「一緒に入社したのに、気付けば前を走られちゃってるなぁ」

とか思ってしまっていました。

これも多分、僕自身が今の息子くらいの年代の頃に、父親が毎週末呑んで帰って、土曜日は二日酔いで寝込んでた事が良くあったのですが、それは父が高卒だったこともあり、どんどん後続に抜かされていたったのにモヤモヤした結果だったと聞き、そんなのが深く心に残っていたのかもしれません。

しかしながら、レースから下りた瞬間、気持ちすっきり。
みんな頑張れ~と観戦側に行くことで心からみんなを応援できるようになりました。

”比較は他人ではなく、理想の自分とするものです” 青木

一方で、理想とのギャップには引き続き悩まされては居ますが、まあ、そっちの方が自分との戦いという訳で健全でしょう。

もうひとつは、昨日の自分と比較してどれだけ成長できたか?そう考えを変えるだけでも、もう少し健全になりそうです。


学ぶ - 本から

”大人買いに自分の可能性を広げる鍵がある” 田中
”いい師を見つけるには、本を読むこと” 和田
”「ばっかり読み」で確実に腹に落とす” 大塚

僕は、図書館のヘビーユーザーなので、新刊本を買うのは、月数冊程度ですが特に余り意識せず本を買うのは、関連した人に会うときです。
これは、幻冬舎の見城徹さんが著者に会うときは本くらい読んどけみたいな事を書いていて、それを出来る限り心がけるようにしています。

また、「ばっか読み」いいですね。
今回たまたま、40代に関する本を6冊読みましたが、結構、同じ様なことが書いてありました。それが、いまピックアップして記載している内容です。

そういう本を選んでいるからかも知れませんが、ある意味自分にとっての真実というか、ひとつの基準を設ける事が出来ますね。

学ぶ - 年下から

”年下との付き合いは自己成長を促し、「情報とチャンス」を運んでくれる” 大塚
”相手が年下であろうと、自分にはないものを持っている人には、
 リスペクトの年を欠かしてはならないのだ” 田中

幸い、オンラインサロンやゼミ、地元のつながりなど含め、公私ともに年下の方たちともお付き合い頂いているのですが、ホント、僕自身がそれ位の歳の頃は「全くそんなこと考えても見なかったよ~」という方ばかりで、すごく刺激になります。

草食系だことのなんだかんだ言われてますが、多分、おじさん達の感覚とエネルギーや時間やお金をかけるポイントが違うんだと思います。

学ぶ - 年上から

”おごられ上手になることが最良のマナー” 松浦

40代にもなると、逆に家庭の経営状況などが想像ついてしまう分、
ついつい遠慮とかしてしまいそうになりますが、ここは、気持ちよく奢られて置けって事ですね。っていうか僕がおじさん嫌いであまり年上の方と呑みに行く機会が無いのですが、食わず嫌いせずにもっと積極的に行ったほうが良いなと反省もしました。

健康

”タクシーにはなるべく乗らずに、歩くことを心がける” 和田
”酒量のコントロールには呑みに行かないのが一番良い” 大塚 
”健康管理にお金をかけるなら、生命保険に入るより定期的に徹底チェック” 松浦

元来、運動が嫌いな上に割と色々好きな事をしたい性質なので、わざわざジムに行って運動とか全くしないのですが、一方で心がけてるのは「歩く」ということです。

平日も駅までは歩く。駅からも歩く。乗換えでも歩ける範囲は歩く。
休日も極力車に乗らない。一日家に居たら、夕方一時間位歩く。
というのを心がけています。

加えて、2年前に息子から「お父さん超デブ!恥ずかしすぎる!!」との指摘を受け、毎朝5分間のワークアウトをするようになり、今では入社時より1kg減の体重まで落とし込みました。

お酒について言うと、5年ほど前にγ-GDPの数値が急上昇したのをきっかけに
週に2日は休肝日を設けることにしました。今のところそれでなんとかやってます。

いままで、人間ドックとかは行ったことが無いですが
もう少ししたら、一度しっかり検査を受けてみようかと思います。

生きざま - 攻める

”二○%は必ず「オフェンスモード」を入れる” 大塚
”どう考えてもマイナスの経験や失敗なのに、それらのほうが確実に自分の糧になっていたし、成功体験よりも数多くの失敗の方が、人を成長させる気がした” 田中

”これまでの繰り返しをやめる” 青木

これは、40代に限った事では無いかも知れないけれど、攻めの姿勢を持ち続けるのは、すごく大切なんだと思う。

ちなみに、

 「攻撃こそ…最大の…防御なり!!」

という言葉を初めて知ったのは、ウォーズマン vs バッファローマンです。

(ベアークローを両手につけて)100万パワー+100万パワーで200万パワー!!
いつもの2倍のジャンプが加わり、200万×2の400万パワー!!
そして、いつもの3倍の回転を加えれば、400万×3の
バッファローマン!お前をうわまわる1200万パワーだーっ!!

という、中々ヘンテコ理論ではありながら、自分の中での目標達成に向けた分解の考え方の基礎になっているのは、間違いないです。

シンプルに生きる

”抱えているモノを身体から下ろして、身軽になるのもいいものだ” 田中
”これからは、いいモノを少し” 松浦

自分自身、収集魂が働いてしまう為、ついつい色々なものを集めてしまうのですが、ここは改めて持ち物を見直したいです。

 ・全てが無くなったとして、本当に買いなおすのはどれか?
 ・1年以内に使った事があったか?

などが、「いる」「いらない」を判断する良い指標になりそうです。

最後に

”自分らしい言葉で喋り、自分らしい夢に向かって、自分らしい生き方を
 手に入れようとする存在” 田中
”大器は晩成しかない” 青木

結局、50代 への良い助走が40代であって、40代でやってきたことが、50代になって出てくると感じました。

僕自身、40歳手前で異動したこともあり「やりたい事」「楽しい事」を少しお休みして、「やった方がいい事」をたくさんやってきました。おかげで、今の自分があるのですが、やはり一番なのは楽しいことです。

昨年の年初に、今年はもっと楽しく行こうと年初に考えて楽しい事を中心に一年やってみた結果とても成長出来たと共に充実した1年になりました。

たまたま、昨年の10月頃に読んだこの本の中で

16.正しい事よりも楽しいことを選択する

とありました。人生100年時代、折り返しの50代に向けて引き続き「やりたい事」「楽しい事」をたくさんやっていくことにします。

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