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美容専門誌5誌の読者組織を比較!おすすめの活用方法は?


1. 読者組織の活用場面

女性向けファッション誌や美容雑誌(+そのWebメディア)の中には、美容意識の高い一般読者やインフルエンサーの所属する「読者組織」を持っているメディアが多数あります。では、化粧品のPRにおいて読者組織の活用が効果的な場面とはどのような場合でしょうか。

  • 雑誌やWebメディア上でのタイアップ

  • インフルエンサーによるSNSでのPR投稿

  • 自社イベントへの招待

  • モニター調査&コメントの使用

読者組織の活用事例としては以上のような施策が考えられます。しかし、ただ有名な雑誌の読者組織を活用すれば効果が出る…というわけではありません。自社製品のユーザー層はもちろん、どんな施策でどんな人にアプローチしたいのかによっても活用するべき読者組織は異なります。そこで、今回の記事では、美容雑誌5誌の読者組織を比較&おすすめの活用方法をご紹介します。

2. 美容専門誌5誌 読者組織紹介

 MAQUIA

組織名称:MAQUIA インフルエンサー
在籍人数:167名[インフルエンサー154名 / MAQUIAエキスパート13名(インフルエンサーの中からこれまでの活動内容と外面・内面の美しさを選考基準に選出)]
年齢層:25歳未満~40歳以上まで幅広い(ボリュームゾーンは25~34歳)
選出方法:書類審査、面接審査、SNS審査

特徴:メンバー1人1人の質が高い
MAQUIAインフルエンサーになるためには、書類審査+複数回の面接+SNS審査という厳しい審査があります。特に他媒体と異なる点として、SNS審査ではフォロワー数よりも発信内容の充実度が重視されるため、美容知識が豊富なメンバーが揃っています。また、月間の投稿数などのルールがあり条件を満たさない場合にはメンバーから外れるなど、常にメンバーの質が担保されていることが大きな特徴です。

おすすめの活用方法:雑誌やWebメディア上でのタイアップ
具体的には、MAQUIAブログで自社の商品のPR記事やイベントレポートを投稿してもらうといった場面が考えられます。MAQUIAインフルエンサーは美容知識が豊富かつ文章力に長けたメンバーが多いため、成分や効果といったより深い内容で自社製品をPRすることができます。一方で、SNSでのリーチ数については各メンバー毎に差があるため、「SNSでとにかく製品を拡散したい!」という場合にはやや不向きかもしれません。

美的

組織名称:美的クラブ
在籍人数:1200人
年齢層:25歳~39歳(ボリュームゾーンは30代前半)
選出方法:書類審査

特徴:所属人数が圧倒的に多い
他媒体の読者組織の所属人数が100~300人ほどであるところ、美的クラブは1000人以上とダントツで人数が多いことが特徴です。ただし、インフルエンサーというよりは美的への関心が高い一般読者が中心であり、メンバー1人1人の美容知識やSNS拡散力は他媒体と比べると低めです。

おすすめの活用方法:自社イベントへの招待、モニター調査&コメント使用
100人規模のイベント開催のように人数が必要な場面では、集客力の高い美的クラブの活用がおすすめです。また、人数が多い&一般消費者に近い意見が聞けるため、製品モニターとしての活用も効果的だと言えるでしょう。

VoCE

組織名称:VOCEアンバサダー
在籍人数:269人[縦長動画研究会41名 / Web記事サポート部22名 / VOCEST!部79名]
年齢:20~40代(30代がボリュームゾーン)
選出方法:VoCE編集部による審査(詳細不明)

特徴:各分野のプロフェッショナルを目指すメンバーが集まっている
VOCEアンバサダーは、新作コスメ情報をいち早く&より魅⼒的に読者に届けるための縦⻑ショート動画を研究する縦長動画研究会、VOCEウェブサイトのコンテンツ制作をサポートするWeb記事サポート部、インフルエンサー集団であるVOCEST!部の3部門に分かれています。メンバー同士の交流やVoCE編集部によるサポートも充実しているため、専門性に特化したメンバーが多いことが特徴です。

おすすめの活用方法: SNSでのPR投稿
インスタグラム等の縦長動画に特化したメンバーがいるため、拡散力の高い投稿を作成することが可能です。また、インフルエンサー集団であるVOCEST!部にはモデルや女優などリーチ力の高いメンバーも揃っているためメンバー個人の単純なリーチも高いです。ただし、美容知識についてはメンバーにより差があるため、成分や効果といったより深い内容で自社製品をPRして欲しいという場合にはやや不向きかもしれません。

美ST

組織名称:TEAM美魔女
在籍人数:150人
年齢層:40代・50代
選出方法:書類審査、対面面接、配信審査など

特徴:年齢層が高い、要望に沿ったキャスティングが可能
TEAM美魔女は年齢層が40~50代と比較的高いことが特徴です。また、TEAM美魔女のメンバーは美容商材、食品、エステ・ジムなどそれぞれ専門の分野に精通している方も多く、商材に合わせた最適なキャスティングが可能です。1人1人が美ST編集部によるオーディションによって選ばれているためメンバーの管理も行き届いており、各メンバーの得意分野やフォロワー数など要望にあったキャスティングを行えることが強みです。一方で、各メンバーの得意分野が異なるため、化粧品成分や効果といった一般的な美容知識の豊富さという点ではばらつきが見られます。

おすすめの活用方法: SNSでのPR投稿
美的グラニストと同様に年齢層が高いため、エイジングケアや美白、中高年向けヘアケア(白髪など)のような商品への活用が考えられます。このような商品はカラーアイテムと比べて商品自体で差がつきにくい&一度売れれば継続率も高いため、いかに効果的なPRをできるかが非常に重要となるところ、TEAM美魔女ではSNSフォロワー数を指定できるプランや複数回にわたって投稿を継続する広告プランも用意されているため、SNSでのリーチ力を求める方におすすめです。

美的GRAND

組織名称:美的グラニスト
在籍人数:300人
年齢層:40~50歳代 (平均年齢42歳)
選出方法:美的GRAND編集部による審査(書類審査)

特徴:年齢層が高い、インフルエンサーというよりは美的GRANDへの関心が高い一般読者が中心
美的グラニストは年齢層が40~50代と比較的高いことが特徴です。また、美的クラブと同様に、インフルエンサーというよりは美的GRANDへの関心が高い一般読者がメンバーの中心であるため一般消費者に近い意見が聞ける一方、1人1人の美容知識やSNS拡散力は他媒体と比べると低めです。

おすすめの活用方法:モニター調査&コメント使用
エイジングケアや美白、中高年向けヘアケア(白髪など)のような商品への活用が考えられます。これらの商品は価格帯が高く、それに伴い消費者の年齢層も高くなるため、対象年齢の高い雑誌の活用が効果的です。また、美的グラニストは一般消費者に近い意見が聞けるため、製品モニターとしての活用がおすすめです。

3. 読者組織比較&まとめ

5誌の読者組織を、年齢層と活動場所 [リアル(誌面・イベント等)or Web(SNS)]の2軸で比較しました。

※「化粧品ブランドマーケティング担当者のためになる話」編集部によるマッピングです。
各誌の公式見解ではありません。

こうしてみると、年齢層と活動場所という指針だけでもかなりばらつきがあることがわかりますね。

PR効果の最大化のためには、行いたい施策に合わせて最適な読者組織を選ぶことが重要となります。「最適な読者組織がどこなのか知りたい」「具体的な広告プランを提案して欲しい」という方は、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談下さい!

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