見出し画像

国語は勉強してもできるようにならない?それとも、所詮は日本語なんだから勉強すれば簡単に伸びる?

こんにちは!
綿崎ねこ、略して「わたねこ」と申します。
主な発信媒体はTwitterです。

6/23(金)から、定期録音スペースを始めました。
今までも何度か録音でスペースしてましたが、改めて仕切り直して6/23(金)を第1回目にしました♪

録音スペース第1回が算数のお話だったので、第2回は国語についてのお話。
まずは「国語」という教科について。
これは私自身も誤解していたのだけれど、実際にまだまだ誤解している人が多いなぁと感じることがたくさんあります。
タイトルにした「国語は勉強してもできるようにならない」「所詮は日本語なんだから勉強すれば簡単に伸びる」は、どちらも勘違い。

まずはその辺を少し深堀りして、その後、国語の知識の基礎事項でもある漢字の覚え方についてお話をしようかな、と。

今回のnoteはその大枠を書いた(というか、これから書く!笑)ものです。明日6/30は、このnoteを見ながらお話していきます♪

1.自己紹介とスペース概要

・わたねこ(綿崎ねこ)
・塾講師、年長~中3指導経験あり。現在は低学年担当!
(今いる塾は3グループ目で、中学受験塾)
・スペースは毎週金曜のAM07:00~最長AM09:00まで。
(なるべく金曜……!!同じ時間でやりたいけど、夏期講習とかでお休みしたり変更もあるかも。)
・スピーカーは募集せず、私の一人語り、公開収録みたいな感じ。
・リプはできる限りリアルタイムで拾いたい……けど、note読みながらだから気づかなかったら、あとでまとめてお返事するかもしれません……!
・スペース内ではお名前お呼びしないようにするので(要望あれば呼びますが^^)お気軽にリプくださいませ!!
・ご質問、ご意見、ご要望などもお待ちしておりまーす。
・匿名希望さんは、マシュマロ投げておいてください!

2.「国語」に対する勘違い

①所詮は日本語なのだから、塾いかなくても量をこなせばできるようになる
②(①とは逆に)読解問題を解くにはセンスが必要
③読書したら読解問題に強くなる
④記述問題には答えが無数にある
⑤筆者(作者)の考えなんてわからない

3.実は「国語」は、最低限できなきゃ困る教科

・どの教科も、問題文は日本語。
・算数の文章問題が解けないのは、読解力がないからかも?
・数学の「証明」が書けないのは、「使える語彙」が少ないからかも?
・理科や社会が『ただの暗記』になってしまうのは、もしかしたら、意味をなんとなくしか理解していない言葉がたくさんあるからかも?(漢字を知っているだけでも語句の意味ってイメージできたり、覚えやすかったりしますよね)

4.小学校4年生までの国語の重要性

算数(数学)と国語の授業時間数は、小学5年生~中学3年生では合計が変わらない。
つまり、子どもたちの言語能力が伸びやすいと言われている10歳前後(小学4年生)までの国語教育が、その子の国語力(日本語力)の土台になる。

標準授業時数/文部化科学省

つまり、子どもたちの言語能力が伸びやすいと言われている10歳前後(小学4年生)までの国語教育が、その子の国語力(日本語力)の土台になる。

もう少し詳しく小学4年生までの4年間の合計を見てみる。
国語が、1,111時間。
算数が、661時間。

さらに分けて小学1・2年生の2年間と3・4年生の2年間でも考察してみると、低学年においては国語教育が中心であることがより一層色濃く反映されている。

小学1・2年生の国語は621時間、算数は311時間。
(なんと、倍だ!!!!!)
小学3・4年生の国語は490時間、算数は350時間。

5年生になるまでに、「問題文の読み方」は習得しなければならない!とも言い換えられるかも。

5.「言語化できる」という武器

・言いたいこと言えるとスッキリする
・悩みを言語化できると解決も早い
・普段から、良いことも悪いことも報告しあえるとトラブル回避もできるし信頼関係も育みやすい
・だからやっぱり日本語力(学校で習う国語)は強化しておきたいよね
・塾でやる受験国語的な視点も、少しずつ持てると良いよね

6.漢字の練習法・覚え方

以前、ブログ(放置中……)に漢字の練習法を載せたことがあるのだけど……

これって小学3年生以降に有効だなぁと思ったりしまして。
場合によっては、もっと上の学年になってからかな……。
というか、漢字への取り組み(やる気)具合にもよりますね。

今回は、漢字が大っっっっキライ!なお子さま対象の方法をお話します。

準備ができたら、必要なのは「指のみ」です。

ちなみに「漢字が苦手」の原因についてのブログはこちら!

7.【ちょっと……どころじゃないかもしれない余談】反抗期

下記を見ると、「いや、ずっと反抗期じゃん……」と思うかもしれないのだけれど、それぞれの「反抗」に見えるものって理由が違うのよね。というか、本質は反抗ではない!ってところもお話ししたい。

第一次反抗期(イヤイヤ期)

・1歳半から3歳頃まで
・頭で「できる」と思っても、体が言うこと聞かなくてイライラ
・なんかモヤモヤする……これじゃない……でもなんて言ったら良いかわからないので、すべて「いや」と言ってみるテスト絶賛実施しちゃう期

中間反抗期

・5歳から10歳の小学生の時期
・小学校に入り、一気に周りに語彙が増える。⇒覚えた言葉を使いたいが、よく意味は理解していないため、大人が聞くとイラっとすることもすぐ口にしてしまう。深い意味はない。
・身の回りのルールが「家族」でなくなる。視野が広がるのは良いけど、善悪や自分軸ではなく「仲の良いお友達」からの影響も強い

第二次反抗期

・11歳から17歳まで
・主に言語化できないもやもや
・口数が少なくなるのは「言わない」のではなく「言えない(言語化できていない)」可能性がある
・他者の視点(客観性)を手に入れる時期でもあるため、見えないところで葛藤を抱えている
・体の成長に気持ちがおいつかない

8.まとめ

・国語は、論理的に言葉で解く教科
・調べ学習の土台
・算数が「新しい発見を楽しむ教科」なら、国語は「知識の掘り下げを楽しむ教科」。
・日本語力を使いこなせる子にするなら、小4までにしっかり国語に興味を持たせて、困ったときに自分で調べられる力をつけるべし♪


頂いたサポートは自己研鑽と子どもたちの未来のために使わせていただきます。ちなみに現在は、夏休みに向けて「家庭学習での子どもへの関わり方(パパママ対象)」「算数の面白さって?(親子で参加)」「作文の書き方(親子で参加)」などの講座・セミナーを準備中です……!