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【ヲタ活レポ】第48話「夜明け」


■今回のテーマ曲■


■第48話「夜明け」■

新章に入る前に年末にあった出来事を振り返りたい。それはアイドル楽曲大賞よりも少し前に起きていた出来事。かつての推したちとの絆を感じる物語だ。

現在の推しメン:一宮ゆいさん。彼女に至るまでに様々な出逢いがあった。ヲタくの数だけ推しメンがいて、その分たくさんの物語がそこにはあると思っている。これはそんな一端である私の物語だ。


2022年12月29日、奇しくもこの日、私はかつて狂気的に推していた二人の推しメンと再会することとなった。順を追って振り返ってみたい。

【郡司英里沙さんの場合】

◆郡司英里沙さんの公式Twitter

彼女はかつてPimm'sというアイドルグループのリーダーだった。現在は自らのファッションブランドを立ち上げたり、ガールズバンドやSAIGONOBANSANというグループで活動をマルチに続けている。彼女と出会ったのは2019年、私の中でヲタくの最盛期となった絶頂の年だった。その理由は郡司英里沙さんと出逢ったこと以外に他ならない。それまで長年ヲタくを続けてきたのは彼女に出逢うためだったと確信するほどに。それほどまでに、感情的でカッコよくて時に可愛くて美しい、何よりもステージとフロアでライブを通じて繋がれたあの感覚が忘れられない。いろんなスタイルでヲタくをやってきたけど、彼女に出逢えたことが今でもヲタくになった意味だと自信を持って言える。何度も同じ話をしてしまい申し訳ない、、、。

撮影:著者
イベント会場前

この日、彼女が所属するガールズバンド:Solid States Rollingのクラウドファウンディング支援者を対象としたオフ会が開催された。コロナなどの影響もあって延期されており念願の開催となった。支援者約数十人を前にバンドメンバーと元気よく彼女は登場した。その姿は意気揚々としている感じがして、アイドル時代にあったいろいろなことを乗り切って楽しんでいる彼女がいたように感じた。
オフ会イベントでは、クイズ企画や質問コーナーなどがあり、盛りあがった。イヤホンで爆音の音楽を聴きながらする伝言ゲームは観ているだけだったがとても面白くいろんなアイドルにやってほしいと感じた(笑)。イベントの最後にはカラオケ企画も開催された。くじ引きで選ばれた席番号のファンが曲をリクエストできるというものだ。主に歌うのは郡司さんなのだが。。。

なんと、そのリクエスト権を引き当ててしまった(笑)。脳裏にPimm's時代の楽曲『kimi to boku』をリクエストをすることも当然よぎったが、以前にカバーしていた『夜明けBrand new days』をリクエストしようと決めた。その時には感じなかったが、この曲をリクエストしたことにより、病んでいたヲタく時代や暗い気持ちから現在はヲタくとしての夜明けを迎えられたようにも今では思える。力強い郡司さんの歌声に目頭がアツくなった。

特典会では、彼女と以前にした"約束"について話した。覚えていてくれたこと、待っていてくれるということが本当に嬉しかった。そして、私との話で本心を話してくれているようなそんな風に感じる会話もあの頃を思い出してエモくなった。

「この言葉に尽きるよね。」

郡司英里沙さん

そう言ってチェキに書いてあったのは、『何卒。』だった。そして『同志』という言葉だった。逕庭式の使い手は健在だった(笑)。


今の現場にはあまり足を運べていないけど、あなたが求めるその時にはどこへでもかけつけたい。そう感じる尊い存在であることはこれからも変わらない。同志としての推しメン、それが郡司英里沙さんなのだ。


【鹿沼亜美の場合】

◆鹿沼亜美の公式Twitter


郡司さんと出逢った後、この日はかつての推しメンもう一人と再会した。それは、このnoteでも何度も触れている鹿沼亜美さんだ。同日の夜に鹿沼さんのソロイベント「あみまるプラネット」が開催された。彼女が所属していたONEPIXCELのメンバーが久しぶりに再会してのステージということもあり、足を運んだ。

鹿沼亜美さんとの出逢いは2017年ともう5年くらい前の話になるが、2022年に入るまで彼女に"ガチ恋"をしていた。世間的な意味合いではなく、本心、本命での"ガチ恋"だった。そこには人生の推しメンとしての愛があった。このことはあまり伝わりづらいのでこの辺で割愛したい(笑)。
そんな本命心を抱えていたあの頃は幸せで、それでいて病んでいた。そんな気持ちが、今年に入ってふと過ぎ去った。自然消滅。自分でも何故かはわからない。でも、様々な環境と心境の変化が関係していることは確かだろう。先日、そんな彼女への想いに自ら終止符を打った。その時の記事は以下を参照してほしい。

この日は、そこから自分の気持ちが揺るがないかを確認する場にもなった。トークやライブを通じて当時の面影を感じながら楽しいはずなのにどこか切ない気持ちになってしまった、、、。もしONEPIXCELがまだ活動していたら私は通っていたのだろうか、鹿沼亜美さんへの気持ちに変化は訪れなかったのだろうか。。。そんなことを考えていたら最後に一曲、久しぶりにONEPIXCELとして3人での楽曲披露の場面となった。

披露されたのはラストシングル『シャラララ』。何の曲を披露するのか考えていたけど、一番ピッタリな楽曲なようにも思えた。

あの頃があるから、今がある。そんなことをこの歌と共に振り返っていたら迷っていた、抱えていた何かが飛んでいってしまったようだ。

終演後の特典会では、鹿沼亜美さんとあの日以来に話をした。心境の変化があったことを今一度伝えた。本人もわかってくれていて、こう言ってくれた。

「わかってるよ、克服したんだもんね。でも、亜美からは会いに行けないから、だからこそ亜美に会いに来てほしいなぁー。」

鹿沼亜美

「亜美からは会いに行けないから、

会いに来てほしい。」


この言葉、実は当時から何度も言われてきた。言葉の通りの意味に受け取っていたけれど、この日、初めてその本心に触れたような気がした。

それは、私が「会いたい」と感じた時に、気軽に会いに来てほしい。

今まで「愛してる」とか「大好き」とか一方通行な想いの押し付けだったけど、実は彼女はずっと待ってくれていて、もっといろんな話をしたり、考えを共感したりしたかったのかもしれない、と。もちろん深読みMAXなところは否めないが、肩の荷がスッとお互いに降りたような気がした。感じたことのない清々しさがそこにはあった。もっと気楽に好きになって欲しい、シャラララみたいに、そう言ってくれていたのかもしれない。

そして、前回伝えられなかったことを彼女に話した。

「なんか、すごく綺麗になったよね。」

すると、彼女は無言で照れ隠しのような表情をしてこう言った。

「(写真に書くサインの宛名)本名にする??」

鹿沼亜美

最後まで釣りに来ようとする彼女(笑)もちろん私はこう言った。

「そうしたいなら、、、しろよ。」

築いてきた関係性の中で、見えていなかった部分に触れたように感じる。これからもたまには会いに行きたい。懐かしいあの頃の話をしながら笑い合いたい。

後にも先にも、こんなにも愛せる推しはこの先存在しないだろう。今だって全銀河系の中で一番可愛くて、人生は鹿沼亜美さんとそれ以外だと感じている。愛を知った推しメン、それが鹿沼亜美さんなのだ。


【夜明け】

元来の性格から勝手に悩んで病むことが特性となっていた。楽しむはずのアイドルヲタくを長年楽しめていなかったようにも感じる。その時々ではもちろん楽しかったし、そうして葛藤している自分も嫌いじゃなかった(笑)。しかし、2022年を通じて私のヲタくスタイルは確実に変化した。プラスに。知らぬ間に覆われていた闇夜、その夜明けが今、来たように感じた。

夢が夢じゃなくなる瞬間を信じて
走れ、夜明けBrand new days

夜明けBrand new days歌詞引用

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の現場でお会いしましょう。

※本記事は、筆者の体験を元に主観で執筆したものとなります。あらかじめご了承ください。何卒。

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