見出し画像

【総集編】私と僕、君の物語。〜第一部/第二部〜

ヲタ活、自称最終章の今期。それは他界するという意味ではなく、今のスタイルでのヲタ活が一つの区切りを迎えそう、という意味合いだ。自分でも先々のことなど定かではない。

自称"最終章"を迎えるにあたり、私のヲタ活を補足する意味合いでいくつかnoteを書いていこうと思う。以下マガジンの本編と合わせて読んでいただけると嬉しい。

今回は私のヲタ活、すなわち"ヲタ活ストーリー"の歩みを振り返って行きたい。

◆ヲタ活記録『私と僕、君の物語』
これは、私のヲタ活(主にアイドルに関して)のレポを、エッセイであり小説風にまとめているもの。主観の塊ではあるが、それなりに物語になっていることもあり、ぜひ読んでみていただけたら幸いである。

以下も参照してほしい。

◆じぶん物語001 アイドルヲタく全史(前編)

◆じぶん物語002 アイドルヲタく全史(後編)



第一部

地上アイドルヲタく時代篇

AKB48は、原点にして頂点。

私がアイドルヲタくを始めたのは、AKB48の頃(2009年)からだった。厳密にはモーニング娘。の時代からその歴史は始まる。しかし、ここでは自律的な意識を持った、ある意味で大人になった自分を指すこことしたい。

ここで培われたマインドが間違いなく今の自分を形成している。例えば【ガチ恋】という状態についてだ。ガチで恋している様を指す訳だが、私はAKB48のヲタく時代に2つのものにガチ恋をしてしまった。

① アイドルの楽曲
② アイドル(推し)そのもの

この時代にこのマインドを経験したことが以降の自分を根本的に創っていった。特に②が厄介だった(笑)。恋愛の経験なんてなかった身として、アイドル(推し)に出逢ってしまった。趣味や考え方、性格など自分なりの解釈で共通項を感じていくうちに、アイドルとしてではなく、一人の女性として推しを見るようになってしまった。それが前田敦子さんだった。彼女さえいれば、他になにもいらないとさえ本心で思えた。この状態から後により大きな病としてガチ恋を患うことになるとも、この時の私は知る由もない(笑)。

しかし、運命とは不思議なものでその後、こんな私にも"片想い"や"大恋愛"の時代が訪れる。ここでお話するほどのことではないのだが、そういった時代の中でアイドル(推し)へのガチ恋がちゃんとなくなっていたこと、それでもアイドルを好きでいたことは話しておきたい。

そして順調に"失恋"、いや"大失恋"を経験する(笑)。

こうした人生の物語が動く中で、必ず支えてくれたのがもう一つのガチ恋相手、①だった。特にAKB48を中心とした秋元康さんの創る楽曲には頭があがらない。人生の様々な場面で助けてくれたテーマソングたち。だからこそライブに行かなくなっても、グループに推しがいなくなっても、毎日『言い訳Maybe』を聴いているんだろう。

自分を創った時代に、私を支え形成してくれたのは他でもないAKB48だったのだ。だからこそ、AKB48は私にとっての原点であり、そして頂点なのだ。


第二部

ライブアイドルヲタく時代篇

ヲタく新世界へ。

俗に言う地下アイドル、テレビにはあまり出ていないライブやイベント活動を中心とするアイドルの総称だ。私はこの呼び方が嫌いだ。地下の定義なんて人それぞれだし曖昧だと感じるからだ。だから、【ライブアイドル】と呼ぶことにしている。

"大失恋"の先に、この物語は再び幕を開けた。

この間も乃木坂46を経て様々なヲタく仲間に出会い、アイドルヲタくでいたことが私の人生そのものを形作ってくれていた。

前に働いていた職場に"くまさん"という先輩がいた。色々な意味で尊敬し、大好きな先輩だ。今でも仲良くしてもらっているのがとても嬉しい。そんな先輩がアイドルヲタくを始めた。

ん?ヲタくって始めるものなのだろうか(笑)。そんな疑問符はありつつも、同じフィールドに先輩が来てくれたことが嬉しかった。しかし、それはさらなる沼への入り口とも知らず。。。

先輩は、それまで私が応援していた地上アイドルとは違い、ライブアイドルの世界を開拓していた。そのうち、一緒に現場に赴くこととなったのだが、、、。忘れもしない、特典会と呼ばれる握手やチェキをメインとしたイベントに行った時のことだ。道いっぱいにアイドルがブースを作り、会場内は所狭しとヲタくとアイドルが接触している光景は異様だった(笑)。

私は見渡す限り知らないアイドルグループばかり。しかし、先輩は違った(笑)。「ヲタく始めます」発言をしてから約一ヶ月くらいなのに、道行くアイドルたちに「くまちゃーん!」とめちゃくちゃに声をかけられている(笑)この人この一ヶ月でどんなヲタ活してきたんだ?!(笑)

そんな先輩と本格的に通い始めたのが、原宿物語(後にmonogatariに改名)だった。通称:モノガと呼ばれるこの現場は、私にそれまで以上のアイドルライブの楽しさや、地上アイドルよりも近い距離感でのコミュニケーションやSNSの活用など教えてくれた。まさに"新世界"への誘いだった。このグループがいたから今がある。

そうしてモノガのヲタくをする中で、ONEPIXCELというグループで活動していた鹿沼亜美さんに出逢う。これが病としてのガチ恋を煩わせる原因となった(笑)。女性の笑顔に隠された涙に弱い私は、とあるステージで体験したその光景から鹿沼亜美さんに一目惚れした。同グループの『Time』という楽曲にもガチ恋をした。"病むヲタく"としての私が始まってしまったのだ(笑)。

時は少し進み、様々なアイドル現場での経験を積んでいく中で私は自分がアイドルヲタくとなった意味を知ることとなる。それは、Pimm'sとの出会い、そして郡司英里沙さんとの出逢いが教えてくれた。ガチ恋や自己投影としてアイドルを観ていた私に、尊敬する存在としての推しが現れたのだ。その言葉、表情、そして歌声、すべてに感化され感銘を受けた。人生観が変わった。突然卒業することになり、わずか1年間しか推しとヲタくの関係でいられなかった。けれど、その出逢いのたに私はアイドルヲタくになったんだと感じた。2019年12月23日の卒業ライブ、その日それまでに出逢ったヲタく仲間たちとそのステージを共に観た。この瞬間のためにここまでヲタくをやってきたんだろうなと感じた。

この日、間違いなく私のヲタく人生は一つの節目として終話したんだと今では感じる。最高のヲタく人生だった。出逢ってくれたすべてのアイドル、ヲタくにありがとうと伝えたいほどに。


ワールドカオス時代の"うねり"

その後、世界はコロナ禍に突入する。生きることの大切さをはじめ、価値観や考え方などを今一度考え直す時代がやってきた。

アイドルの現場でも混沌が続いた。ライブができないなか様々なグループがこの世を去った。ヲタくもたくさん他界した。私も、モノガとONEPIXCELが解散し、主現場も推しも失った。とある兆しが見えて出資したクラウドファンディングも失敗に終わり、信頼を続けることが難しくなった。こうやって、ヲタくを他界していくのか、、、そう感じながらも一筋の光が残っていた。それが、群青の世界という2019年末に偶然出逢ったグループだった。このグループの『未来シルエット』という楽曲にガチ恋をしたことで、私はなんとかヲタくとしての灯火を消さずに生きながらえた。

そうして、ようやくコロナ禍が少しずつ緩和した2022年に私はもう一度ヲタくを再起動していこうと誓っていくこととなるのだった。。。



今回は長くなるのでここまでとしたいと思います。次回の総集編では、"第三部 新時代篇"の前半を中心にヲタくストーリーを書いていきたいと思うので読んでいただけたら幸いである。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

※本記事は、筆者の体験を元に主観で執筆したものとなります。あらかじめご了承ください。何卒。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?