隠れた名作も? WWAコンテスト歴代の最下位作品と向き合う

はじめに

WWAクリエイターのアルクスです。
早速ですが、皆様はWWAコンテストにエントリーしたり、作品に投票したり、投票が間に合わなくても作品をプレイしたりしたことはございますか?

WWAコンテストは今までに21回開催されました。
その数に伴う量の優勝作品があれば、同程度の最下位作品も悲しいことに存在します。

今回はそんな歴代の最下位作品たちと向き合っていこう!という記事です。

※この記事はWWA Advent Calendar 2023の22日目の投稿となります!
(今年5回目)


Q.なぜ1位や2位の作品ではなく最下位を?

A.低順位の作品はスポットライトが当たりにくいため

過去に開催されたWWAコンテストの作品を遊ぶ際、皆様はどのようにしてプレイする作品を選ばれるでしょうか。

大抵の場合、

  1. 優勝作品など、高順位の作品

  2. 好きなWWAクリエイターやフォロワーなど、特定の作者の作品

  3. 人からおすすめされた作品

  4. 作品紹介文などで興味を持った作品

のどれかを優先的にプレイすると思います。
1の場合は当然低い順位の作品を遊ぶのは後回しor遊ばずに終わり、2~4で特定の作品を遊んだ方も他の作品も遊んでみようとなった場合は高順位のものを優先して遊ばれる方が多いかと思われます。

低順位の作品は、「全作品を遊ぶぞ!」という方や、たまたまそれに興味を持った一部の方しか遊んでくれないのです。

また、私は過去の記事でこう書きました。

低順位≠駄作
コンテストという場でウケやすい作品、ウケにくい作品というものは色々と存在します。
中には「これ面白い・好きだけど、3つしか選べないとなると……」
みたいな感じで投票されず下位に留まる作品が出てくることも。
極端なパターンですが、全員が「これ4番目に良かった!」と思う作品があるとします。単純に考えれば4位前後になりますが、3位までしか投票できないので結果としては全員が未投票、最下位に……なんてことも。
順位や点数といった数字だけで作品を評価するの、ダメ。ゼッタイ。
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また、大事なことなので繰り返しますが、低順位≠駄作です。
面白い作品いっぱいあるよ!

WWA Contest 2023 順位予想+α

『低順位≠駄作』と主張した立場である以上、低順位の作品に見て見ぬふりをするわけにはいきません。今回は自身の発言に責任を持ち、『不本意ながらも最下位の烙印を押された作品』たちと向き合っていきます。

遊べない作品も可能な範囲でご紹介!

さて、第1回WWAコンテストは2004年です。なんと、もうすぐ20年前の出来事になろうとしています。

古いコンテストは当時の運営サイトも消滅しており、実際にコンテスト用のページで当時のWWAをプレイすることはできません。

また、当時Webサイトを持たれていたWWA作者の方であっても、無料の各種レンタルサーバーが消滅していることで芋づる式にサイトが無くなっております。(人によっては、そもそも最初からWebサイトを持っていなかったというパターンも……)

輝かしい優勝作品であっても、データ紛失や消息不明などで遊べない作品は多く、2004年~2013年の最下位作品たちも現在遊べる作品の存在は確認できませんでした。

しかし可能な限り、それらの作品も当記事で紹介いたします。

第1回WWAコンテスト 第9位 作品不詳

4位以降は順位非公表という方向性であったため、最下位作品は不明です。
一揆の傘形連判状みたいな

  • 1位 作者:氷☆雷夢 様 タイトル:幸せを求めて

  • 2位 作者:fumiya 様、 タイトル:ラーメン屋さん

  • 3位 作者:ざっこ~ 様、 タイトル:ピチュの冒険

  • 4位以降

    • 作者:ワイバーン 様、 タイトル:Elemental force

    • 作者:仮面防災 様、 タイトル:11243322

    • 作者:フォントフロー 様、 タイトル:天空島のスカイストーン

    • 作者:なお 様、 タイトル:ピカピカの冒険

    • 作者:はた 様、 タイトル:ラララ7

    • 作者:ヒラニン 様、 タイトル:ピカ☆バトルシティ

輝かしい第1回のコンテストですが、残念ながら今でも遊べるWWAの存在は確認できませんでした。

主催がミズノシズク(ポケモンのファンサイト)であったこともあり、タイトルだけでもポケモン系のWWAが多く感じられます。

第2回WWAコンテスト 第9位 二人の王

作者名:エックス

ここから順位が公開されるようになりましたが、各作品の点数などは不明です。
なお、レイアースさん作の2位作品『ある夏のデキゴト』はWWA Wingに対応しており今でも遊べます。

第3回WWAコンテスト 第25位 Labyrinths

作者名:T君

なんと、このコンテストは25作品も集まった伝説の回。
ここから第3位までは票数が開示されるようになりました。

第1位 氷☆雷夢 様 509票
第2位 あさっち 様 228票
第3位 レイアース 様 175票

TOP3だけでも圧倒的な票数ですね。
この回の作品は今でも遊べる作品が幾つかあります。

3位 雪明りの勇者 作者名:レイアース 175票

9位 メェメェヒツジの冒険 作者名:メリノピロト 票数不明
※アイディア賞受賞
※Chrome以外のブラウザが必要です

第4回WWAコンテスト 第16位 FIELD QUEST

この回から最下位の票数も分かるようになりました。

16位 作品名 FIELD QUEST 作者名:すーさん 0票

とても小さなサムネイルのみ残っていましたが、デフォルト系であることが分かります

この回の作品は今でも遊べる作品が幾つかあります。
※4位はChrome以外のブラウザが必要です。

1位 雪明りの勇者2 作者名:レイアース 93票
4位 ダッシュ!&ダッシュ! 作者名:メリノピロト 46票
5位 ギルド~卒業までの7日間~ 作者名:伊藤検事 43票

第5回WWAコンテスト 第11位 ドリームスターズ

この回は再び1~5位のみ投票数開示の方式に変更。

作者:アピ

ある所にある砂糖黍畑を闇の城の王が盗んだ。そこで5人の冒険が初まった。

アルクス自身は未プレイですが、WWAサイト『万色の宙』でおなじみのyuhiroさんのブログによると、『仲間を揃えて魔王を倒す王道ストーリー+バグでクリア不能』という作品だった模様。

今でも遊べるタイトルは

1位 No.009 イツカクルキミヘ 作者:プチ
(※版権物ゆえの都合か、名作倉庫からは直接リンクされていません)

4位 No.003 クリスマスの仕事人 作者:吾亦紅 ※要Phoenix
5位 No.007 HA-OH 作者:伊藤検事
6位 No.006 宿命の鎖 作者:カワセミ

の4作品。カワセミさんというのはWWA Contest 2023や今回のAdvent Calendarにも参加されているあのカワセミさんです。

2007年 第12位(※) dead world

4ポイント 作者:黒

魔物と人間のお話です。
途中で選択肢を間違えると文字通りdead worldに。
プレイ時間を短めにしました。どうぞコンテストのほかの作品も。

こちらの作品にはコメントが付いており、『グラフィックやストーリーが強引だったり、荒かったりする部分が目立ったが、そこそこ楽しめた。』とのこと。
難点はあるものの、評価要素のある作品ではあったようです。

WWAコンテストはこの回から現在のように20XXが付くようになりました。

現在でも遊べる作品は

1位 Mystic Memoria 150ポイント 作者:ぷっちゃん
(※名作倉庫ではMemory、コンテストではMemoria)

2位 ユキの花 121ポイント 作者:リクエストDJ
4位 学園戦国 68ポイント 作者:伊藤検事
6位 祈清の唄~キセンノウタ~ 49ポイント 作者:びゃく

の4作品。

※WWAコンテスト2007はルール違反により2作品が失格扱いなので、本当は14作品ございました。2作品の違反内容は当時あった『作者名非公開』のルールに基づくもので、それぞれ「自サイトでの公開」「ゲーム内で作者の名前が出ている」というもの。前者は事情があったりもしたのですが、本題から逸れるので割愛します。

2008年 第7位 北風の遭遇

34ポイント 作者:kkk

10年おきにしか冬が来なくなった島「フィーリア島」
そのフィーリア島で、謎と神秘に満ちた冬の物語が始まる…
ストーリーと謎解きにこだわった本格アドベンチャーです!

コメントによると、ポケモンのWWAだったようです。『最新作(当時だとDPPt)を遊んでいない層には意味がわからない』『版権ではなくオリジナルで勝負しろ』『バトルは楽だが隠し通路や森が複雑』などが寄せられていました。

現在でも遊べる作品は

1位 ディアセブンス 596ポイント 作者:プチ
の1作品。

2009年 第12位 龍の笛を頂戴せよ

18ポイント 作者:おもかるとう

「龍の笛」という変な笛を手に入れる忍者の物語です。

※寄せられたコメントはWebアーカイブに残っておらず不明ですが、同コンテストにて3位だったMerinoさんによる感想文が残っております。

これは今までありそうでなかった作品。
仕掛けとか面白かったのですが、もう少しその仕掛けが活躍する場面が多い方がこのゲーム性として楽しくなる気がしました。
むしろ、敵をいかにあざむくか、敵をいかにして避けて進んでいける仕組みをもっと前面に出すとより特徴が出てそれらしくなるかなと。
LIVE A LIVEの幕末編を思い出しました。

WWAコンテスト2009感想文 - 天使の血†悪魔の涙 (tenaku.sakura.ne.jp)

現在でも遊べる作品は

  • 3位 Gebet ~祈り・願い・想い~ 95ポイント 作者:Merino

    • ※要Chrome以外のブラウザ

  • 4位 給食当番 70ポイント 作者:あきろう

  • 6位 虹色マーチ 40ポイント 作者:ナネ

    • ※要Java版WWAの動作環境

の3作品。

2010年 第11位 THE WWA

1ポイント 作者:ニート

WWAです。

あまりにも淡白な説明に加え、私自身の当時の記憶もないという謎の作品。
適当な作品名&作者名&作品紹介文からして、やっつけ気味に作られたのかなという印象ですが、1だけでもポイントが入る要素はあったようです。

現在でも遊べる作品は
1位 ファンタジー風アイランド 56ポイント 作者:トードマン
6位 プラスチックアイランド 33ポイント 作者:リクエストDJ
8位 Mazy Greenwood 23ポイント 作者:ナネ
の3作品。

その他の作品も部分的に紹介しておくと

5位 Bird's scream 35ポイント 作者:Bomber teacher
内容:Welcome to WWA. I am American.
We welcome you. To the place where the bird screams.
Everything is left to you.

I am Americanなどと書いてありますが、作者の別名義はア○○ス。
データを過去のPC端末ごと紛失しており再公開は絶望的。

9位 彼女の作り方講座 17ポイント 作者:◆????????
内容:⊂( ^ω^)⊃

リアルタイムで笑った作品なので覚えております。
内容自体はブログでやってろといった内容でしたが、まあ面白かったです。

2011年 第11位 Escape -ZERO-

4ポイント
作者:瑠亜

平凡な女子高生、桐谷美奈。
彼女は突然、謎の屋敷に誘拐されてしまう。
次々と襲い掛かる恐怖。
彼女は無事、脱出できるのだろうか。

寄せられたコメントは「フラグがわからなかったです。クリアできなかったのが残念」といったもの。
おそらくはクリア方法がないor難解でポイントが入らなかったものと思われます。

現在でも遊べる作品は

の3作品。

2012年 運営サイト閉鎖により、開催なし

2013年 第7位 作品不明

開催されたものの、レンタルサーバーの急なサービス終了でインターネットの闇に消えた幻のコンテスト。
Webアーカイブも壊滅後のものしか残っておらず、7作品あった中での最下位作品がなんだったかを確かめる術はありません。

(池田哲次さんから詳細不明だった作品について情報をいただきました。ありがとうございます)
順位不明(最下位だったかもしれない)の作品は

  • Battle World(コマンドバトル、マリオRPGのようなアクション要素)

  • デデデの塔 THE TOWER OF DEDEDE(不思議のダンジョン系ゲーム)

  • SUPER7(スロットマシン系のゲーム)

  • 人のため魔ノタメ(コマンドバトル)

の4作品。

現在でも遊べる作品は

の4作品。

実際に遊べる作品コーナー!

2014年以降は今でも遊べる作品のオンパレード!

2014年 第7位 - スコスコギャハハ!

  • 作者:邪鬼使い

  • 得点:4点

※Java版の動作環境、またはWWA Phoenixが必要です。

よくあるRPGの導入的なメッセージでゲームスタート!

それはそれとして、戦闘用のパラメータが妙に低いような……?

一歩動くと……
👼
東に行くという前提であれば誰もが右or下にまず移動しますが、このゲームはそれを想定した落とし穴を用意しております
落とし穴を乗り越えても……
さり気なく生命力は0になっています(落とし穴は1)
ファンタジー路線のグラフィックで唐突に出てくるAK
殺されずに済む雑貨屋で買い物を済ませ、よくある感じの依頼が
さっきは一人称が私だったのに……
こいつがナカグニを退治しに行けばいいのでは?
会話前に右下の部屋に行くと燃やされ、左の草に入ると落とし穴です
ここでも即死の2択
あーはいはい、落とし穴が多いんでしょうね?
思いのほか凝った演出
ちなみに木に話しかけるとゲームオーバーです
落とし穴に守られた先にある墓を調べると……
上下のオブジェクトは落とし穴に守られており接触不可
いかにも戦闘が発生しそうですが、何もありません

まあ……シナリオがある作品なのであまり後は載せず、次の作品を紹介させていただきます。
(上記スクショまでに消費したQuick Load回数:40回くらい)

個人的な評価

  • 評価点

    • 3時間で作ったという割にはちょっとした演出が凝っている

  • 問題点

    • 理不尽な初見殺しが豊富、プレイヤーへの嫌がらせ要素が多い。
      というかそういう前提で作られたゲームだと思われます。

  • その他

    • 2年後のコンテストでは「スコスコの作者を出禁にしろ」というコメントが寄せられたらしいですが、その年の優勝者が誰かというと……

総評:好きな人にはたまらない作品です

2015年 第6位 - マジック&ウィザーズ&フェアリー

  • 作者:いけあん

  • 得点:4

※WWA Phoenix非対応。Java版WWAの動作環境が必要です。

下のメディアプレイヤー、今の若い子は殆ど知らないのでは?
銀髪主人公『バレット』
ピンク髪ヒロイン『マナ』
森に住む妖精『ライラ』
パズルゲームということで、色々な要素の解説があります
説明を聞いたところで、第1ステージに突入!
動く魔法陣を置いて魔物を避けながら移動します
動作属性「うろうろ」なので無くても余裕で避けられますが、歩く度に生命力-10されるので楽に歩いたほうがいいと思われます
ダイヤを破壊してゲームクリア!
第2ステージは縦長マップです
一瞬でクリアできそうですが、現実は甘くない!
スライムは厄介なことに追尾属性
結界を有効活用します
マップが狭いので被弾しやすいです
歩き過ぎた……
ゲームオーバー画面では貯めた攻撃力の範囲内でヒントを聞き出せます
今度はイエローサークルなしでリベンジ成功!
有料セーブですが、さっきよりはMPを残しております
ヨシ!
3ステージ目 アイテムを求めるとスライムが襲ってくる構図
イエローサークル(結界)も動くのがこのゲームの課題。追尾を封じ込めようなど甘い!
ヤメロオオ
攻撃力、お前を拾いたかった……
所々でボーナスコースが挟まる親切設計
えっ 今日は全員妖精襲っていいのか!!
ああ…しっかり襲え
(左下に誰かいたような……)
壁めり込みもあるぞ!
こういう罠があるゆえのセーブ自由でしょうか
舞台が変わり2-1 ボーナスコースの直後なのが怖い
ボーナス除くとまだ5ステージ目ですが、かなり複雑そう
初見殺しギミックにかかり生命力を摩耗、2度目のゲームオーバー
3度目の挑戦!
地下2階(退却不可)に辿り着くも防御力のリサーチ不足/(^o^)\

これ以上遊びこむと、それだけで記事が終わりそうなので別の機会に再挑戦させていただきます。

個人的な評価

  • 評価点

    • 非常に作り込まれており、丁寧な作りである

    • 様々なギミックでプレイヤーを飽きさせない配慮がなされている

  • 問題点

    • ステージセレクトなどはないので最初からやり直そうとすると面倒

  • その他

    • パズルゲームのように色々と考える部分がありますが、ランダムに動く物体に振り回される部分があり、性質的には避けゲー?

総評:休日の破壊が可能


2016年 第5位 - 超崩れる床

  • 作者

    • DDMS

  • 得点

    • 14点

この年からWWA Wingがコンテストに出てくるようになりました!
1発アウトではないという少数派の崩れる床です
今回はノーマルで遊んでいきます!
2022年の『五番勝負』などでも見られる、段階が分かりやすいタイプの崩れる床
マップ内には面白いギミックも
ステージ1 中速でいけるぜ!と思ったらこのザマです
今度はこまめなセーブで中速クリア! ロード回数は5~6回
クリア済みステージは再挑戦不可。隠し要素を探すのは骨が折れるかも?
この宝石はどこかから取れるかも……?
今作はパズルのような要素も多めです(画像はステージ5)

ミスってもOK!な崩れる床は2017年の『Precious』や2022年の『五番勝負』もありますが、これらと異なり

  1. やらかした床が安全地帯にならず、崩れる床として再構築される

  2. やらかした際にメッセージが出ず(ダメージ音のみ)、そのまま床の変化が進行する

  3. カーブミスなど、移動できていない一瞬で複数の生命力を持っていかれることがある(落下→再構築→再落下の発生)

といった部分がある点は惜しいなと感じました。

WWA Contest 2017 4位作品『Precious』より

とはいえ独自で用意された画像があったり、様々なギミックを考えられていたりと、大変作り込まれている崩れる床系WWA。

この時期のコンテストは投票の内訳が開示されておりませんが、

  1. スコスコダンジョン 46点

  2. THE DUNGEON 30点

  3. 上森左穴右山下城 21点

  4. ライラのルナティックスライドパズル地獄 20点

  5. 超崩れる床 14点

と、14/131(全体の約10.7%)は票を集めており、相対的に低い順位となってしまったゲームという印象を受けました。

総評:『超』の名に恥じぬ良作

2017年 第9位 人里に下ったアタイがいつの間にかスライドパズルになっていた件

  • 作者

    • いけあん

  • 得点

    • 1点

作者のいけあんさんはこの年は3作品出しております。

  • 第1位 - tHe dUNGEon Returns 33点

  • 第4位 Precious 22点
    (※『いけあん vs こじょうちひろ』名義)

  • 第9位 人里に下ったアタイがry 1点

3作品合計の点数は56/139と、実に40.3%がいけあん作品に投票されております。1位と4位の大作に点を吸われたとも受け取れる1点作品ですが、果たして……

Q.スライドパズルってなんだっけ?
A.こういうの
この程度のトレーニング、余裕よ!(意外と難しい)
なんか違うな……まあ、ええか!
失敗には死を……
大人しく簡単なステージ。1~5を揃えました。
無事にチェック通過!
……行き止まり?

そう、このゲームは……

クリアするたびにロードorリスタートが必要な仕組みです。
力を込めて作られた全35ステージの最高難易度も見ておきましょう。
説明を端折りましたが、このスライドパズルはなんと鍵の概念がございます!
扉のあるマスをスライドするには鍵を使わなければなりません。ただでさえ8の扉に対して5の鍵しかなく、更に『最低限の鍵使用』でないとゲームオーバーという制約がかかります。
「先に判定画面で鍵の数確認したろw」という浅はかな考えはすぐに砕かれます
位置がおかしいのはこの4つ

こやつの攻略は頭の回転が速い方に委ねます……

これだけ色々と考え、作り込まれた作品でありながら最下位だった理由については

  • そもそも、ゲームの根本である『スライドパズル』というジャンル自体があまりWWAユーザー層にウケなかった。

  • ステージに入ったら他行くにはロードorリスタート必須という大人の事情。(「全部クリアしたぜ!」みたいなスクリーンショットを簡単に撮れない)

  • 作品自体は一定の評価を受けていたが、1~3位に他の作品を優先する人ばかりであった。(4~5作ほど投票できればもっと高い順位だった説)

などかなと考えられます。(勝手な推測です)

Q.作者のいけあんさんは3作エントリーしていたので、他の2作に投票が集まりすぎたのでは?
A.いいえ、WWA Contest 2017までは結果発表まで作者名が非公開でした。

2018年、2020年は作品数が減ってしまいましたが、他の年は2桁の作品がコンテストに出ております。

総評:WWA界のフィンセント・ファン・ゴッホ

2018年 第6位 MEDIA

  • 作者

    • 邪鬼使い

  • 得点

    • 9点

この年から作品の作者名公開+PLiCy経由の公開が登場するようになります。WWA FanSquare側でのコンテストと同様と言えるでしょう。

所々に不穏な記述のある探索ゲームです
鍵を拾ったが扉がない……と思ったら
調べてアイテムを手に入れて、そのアイテムで新たな場所を調べて……といった流れを繰り返すタイプ。脱出ゲームとかに近い?
ゲームの性質上、ネタバレになりそうな画像が多かったのですが、ゲームクリアまでしっかり到達しました

この年のコンテストは下位作品の点数が似たり寄ったりで、たまたま最下位になってしまっただけという風に感じました。具体的には

  1. 『もしかしてバルーンヘッド』 55点

  2. 『大蛇の洞窟・レトロ』 30点

  3. 『モノクロムワールド』 15点

  4. 『トレジャーオプニング Ver4.00』 13点

  5. 『超王道RPG?』 10点

  6. 『MEDIA』 9点

といった具合。64.4%が1位2位に入った得点で、残りを3~6位で分け合った感じのあまり点差がない状態です。

総評:探索系が好きなら純粋に楽しめる良作

2019年 第10位 ポヨンと森の精霊たち

  • 作者

    • enjoyable

  • 得点

    • 0点

ここに来て数年ぶりに作品が2桁のコンテストになりました。

スライムのような生き物『ポヨン』
かわいいお顔でしょう?『Hello!!』と発します
一人称から女の子だと思われますが、発せられる声は『Hello!!』
固定シンボルに加え、ランダムエンカウントのあるゲーム
ステータス強化やお金などは得られません
「こんな無駄なランダムエンカウントに付き合っていられるか!俺は自分の部屋に……」と思った矢先に救世主!
星のかけらや星を拾っては強化に使って……
ゲームクリア!
エメラルドの精霊(エンカウント無効)を取らずにクリアすると高いスコアを出すことができます

クリア画面ではより高難易度を謳う別作品『scoreetude』(同コンテスト9位)への誘導がありますが、今回は割愛します。

『scoreetude』より

最下位だった理由については

  • エンカウントのメリットが何も生かされず、ただのストレス要素に。

    • エメラルドの精霊(エンカウント無効)なしで緊張感を謳う制作側とプレイ側の感覚が乖離していたかも。

  • 画像が粗い(ペイントでGIF形式保存した時によくあること)

  • 他の作品に手の込んだ作品が多く、それらを差し置いて票を集めに行ける要素の不足

  • かわいい系という個性はあるものの、そっちはそっちで『ホムルの冒険~ドラゴン討伐編~』や『ハナちゃんの夏休み』などが向かい風となった

などかなと考えられます。(勝手な推測です)

あと、個人的には『ポヨン』たちのキャラクターがよく分からなかったです。NPCの会話から「ポヨンお姉ちゃん」というセリフがあるので『ポヨン』は種族名ではなく個体名だと思われますが、その種族が人間や精霊たちとどのような関係を築いているのかとか、なぜ精霊を助けなければいけないのかとか、終盤で唐突に出てくるよく分からないモンスターとか。

プレイ中も精霊たちは『共生関係にある何か』や『守らなければならない存在』ではなく、単に『アイテム』という認識でした。特に緑&黄色の精霊は画面上でも動きがなく、色も相まって『葉っぱ』に見えるのがなんとも……。

この辺りをもう少しうまく纏められていれば、独自の世界観を深く楽しめる作品として多少の票が入ったかなと思います。

読まなくていい

駄作というわけではなく、

  • 各階層⇔店へのワープポイントがあり、マラソン化の解消

  • 低難易度で遊びやすい(最序盤のエメラルドさえ取れば)

  • 特定の遊び方をした場合にクリア画面で差分がある

など、評価できる部分もある作品だとは思います。また、難易度が低いのをいいことに作者側が推奨している『エメラルド』以外の精霊を縛るプレイに挑戦されている方もいらっしゃるようで……

カバー画像をデフォルトから変えていた点も好印象

総評:改善したいと思った点は多いが、悪くはない

2020年 第6位 妖精の世界 フェアリーテイル

中間難易度が『ハード』だったのでそれより簡単な『アルケミストモード』で
なんとかProjectを連想させます
白ではなく赤い妖精なんですね……とツッコミは一旦この辺で先に!
赤背景+点滅する魔法陣のコンボ。
コンテストページにあった「目に悪くてプレイを止めた」というコメントを思い出します
大半のダンジョン系だと青の鍵が黄色の鍵より高価ですが、この作品では青の鍵が最下級となっております
大事なことなので2回確認してくれる親切仕様(?)

個人的にはどうしても目に対する負担が強い作品だと感じたので、途中からブルーライト軽減性能のあるPCメガネをわざわざ装着してプレイ。

実際のプレイ画面も……
WWA標準色に合わせて色を調整するだけでもかなり見やすくなる

こればかりは色変えが悪いと思いました。(元素材は視認性のいい緑色なので)

第2ステージ
相変わらず目にいいとは言い難いですが赤よりはマシだと思います
何体か倒しましたが、それでも戦闘予測で隠れるモンスターがいます
まだボスは倒していませんが、2ステージ目から更に別マップに飛びます
だから赤背景はヤメロオオ(分かりにくいですが溶岩みたいな色の違うマスあり)
合計3マップに繋がっている模様
モンスターが落とした防御力が上がりそうな物体
その正体は999ダメージ
ダメージ物体は動き回りますが、追尾しないので避けやすい
赤い鍵を1つ開けました
別の中ボスも倒し、最深部?へ
恐らくラスボスです。また後日出直します

色彩面やパロディ、ゲーム全体の遊びやすさはともかく、ダンジョン部分はある程度作り込まれていると感じました。

目やダンジョン系に余裕のある方は遊んでみてください。

総評:あたいったら彩強(さいきょう)ね!

2021年 第9位 ランダムWWAコンテスト!

独特の始まり方
アイテムとモンスターの配置は完全ランダム
中央の黒いポーションはインク(セーブ用)、そして紫のポーションは毒薬です。WWA慣れしているとつい取ってしまう罠
たまにアイテムでもモンスターでもない、商人枠が道を塞いでいます
端の方に行くと場違いなモンスターが闊歩
戦わず取れるアイテムだけ回収!
最初のボス『イフリート』
攻撃力125未満であればリスタート推奨
もう一つのリスタート目安が攻撃力130
豚さんをノーダメージ撃破できるとアイテム回収が捗る……かも
ワープ&セーブ用画面

セーブについてはかなり癖があり

  1. インクを入手

  2. ワープ画面でパソコンを調べてYES

  3. インクが消費されるのでパソコンに再度話しかける

  4. セーブ可能になるのですぐセーブする

※アイテムボックスからインクを使うと、セーブできず消滅します!

調べると防御力を好きなだけ-1してくれる無料サービス(?)
100Gになります
2ステージ目のボスはカニ
3ステージ目 万全の装備を整えても敵は強くなります
3ステージ目ボス 見ての通りかなりステータスが伸びました
ワープポイントは4つあったような?
というわけでクリアしました。プレイ時間は53分ですが、強敵に誤接触→数分のプレイ内容をやり直しが複数回あったので実際は2時間前後かかっています。
こちらは実際のプレイでお確かめください!

総評:色々と問題はあるものの、それが味になっている作品?

コンテストの順位こそ最下位でしたが、こちらはPLiCyで6番目にプレイ数が多い作品だったりします。

PLiCyより

2021年 第9位 海賊の島とお宝探し!

?「最下位は『2作』あったッ!」

宝探しをする作品です
なんともいえない予測ダメージですが、11匹狩ろうとすると死にます
マップを動くモンスターが多め+「○○を倒した!」は順位落としたポイントかなーと予想
宝探しを楽しんでいきます
ひたすら宝探しをするだけかと思いきや、お店もあります
時にはちょっとしたハッピーも!
洞窟には強敵がいました
初期位置から近い宝箱×2
複数回リセットしましたが、ランダム封入ではなく固定の模様
結構簡単にゲームオーバーになります
コウモリなどの追尾モンスターが厄介
何度かリベンジして再び洞窟へ
……追尾スケルトンが厄介
なんとかもう少し進められたものの、防御偏重であったため敗北
また後日リベンジで……

このゲームはモンスターの生命力が高く攻撃は低い傾向にあり、攻撃力の恩恵があまりないのですが、それが最後の方で厄介になってきます。
(装備の買替はできますが、攻撃or防御を上げる玉で偏るとおそらく詰み)

最初こそ宝箱を開けるワクワク感があったものの、結局のところ一部の装備品を除き『回復』『スカ』『モンスター(開けない方がいい』の3択ばかりだということに気がつきました。

マップ内を動く敵、攻防どちらかを上げられる玉など、シナリオ要素を薄くした『スピクリ』みたいなゲームと取ることもできるかも。

Spiritual Crystalize(スピリチュアル クリスタライズ)
略称スピクリ。2005年にグリーン氏(現Akasata氏)により公開された長編RPG作品。よくあるデフォルト主人公の作品ですが、作中には手の込んだ自作画像が数多く登場し、行く先々で様々な登場人物に出会いながら冒険を進めていきます。

一時はサイト閉鎖で遊べなくなりましたが、現在はSpiritual ReCrystalizeとしてPLiCyでプレイ可能です。

マップを動くモンスターが多い性質上、避けゲーでもありますね。先ほど紹介した『マジック&ウィザーズ&フェアリー』や、今年のコンテストの『深夜帰宅』『スキルファイター』もそうなのですがいわゆる避けゲー系はどうも低順位になりやすい気がします。動きのランダム性にイライラしやすいといった部分もあるのでしょうか。

総評:快適性に難ありだが面白い作品ではある

2022年 第13位 夕焼けフェアリーケーブ

広告詐欺で有名なゲーム『HERO WARS』のミニゲーム広告を元ネタにしたというダンジョン作品。

さっき紹介したばかりの『ランダムWWAコンテスト!』の第2ステージと同じBGMだったり
倒した敵に応じて自身の生命力&攻撃力が増加します。
緑なら攻撃力+1、オレンジなら攻撃力+7といった具合に……
最初の壁になる青スライム
ドーピングアイテムを拾えば突破できますが、鍵の消費を要考慮!
この炎のモンスターが厄介。あろうことか攻撃力を-150してきます!
3画面目ですが早速詰みました
今度はピンクのスライムをボコボコにして突破します
4画面目 キノコにより攻撃力-1500され、ピンクのスライムが再び脅威に
5画面目 一旦引きましょう
深刻な鍵不足
炎のモンスターと殴り合いを迫られます
突破!
鍵を増やしたいところですが右上は攻撃力低下がとても怖い
黄色の鍵があまり安くないので、最初の画面の左側は多分あまりお世話になりません
難易度選択不可のダンジョンものですが、なんとかクリアできました!

ダンジョン系としては特殊な攻撃力増減、正解のルートを選ばないとすぐに詰む難易度、変数などを駆使して作り込まれたゲームの充実などで投票を逃した感じがします。ただ、少し考えてサクッと遊ぶ分にはいい作品。

総評:誰でも軽々とクリアできそうな『あの広告』よりは難しい


さて、最近遊んだばかりですが、2023年の作品もやっていきます。


2023年 第12位 崩れタイル2

作者:空澄コルネ 0点

※今回は掘り下げませんが『崩れタイル(無印)』はこちら

ひげ主人公などアルクス素材+色変えを使っていただいております
アルクス作品『Eden』に彼そっくりの人がいますが、世に出したのはクズレが先でグラフィックのベースは『Eden』のあいつです
お宝を集めながら崩れる床を制覇しようというスタイル
背景を楽しみながら
コンテスト中は低速で手抜きしたので、今回は中速で向き合います
既にカーブが怪しいような……?
止まりやすいところに安全なタイルがあるのは良心的です
お宝2つ目ゲット!
第1ステージクリア!
こんなところで3回もロードしていませんよ?
止まりやすいところに安全タイルがあると誰かが言っていたような?
第2ステージ
6回落ちました😭
7個目のお宝を回収する段階で既に2回落下
デフォルトのオレンジタイルでつい安心してしまいます
クリア!!
8個目はノーコン、9個目で5回落ちました
  • 落下回数(中速)

    • 第1ステージ:3回

    • 第2ステージ:6回

    • 第3ステージ:7回

    • 合計:16回

やたら武器多いのは刀剣○舞のコスプレでもするつもりでしょうか

クリア画面ではキャラクターやアイテムの解説を確認できます。
難易度は低いと思うので是非お試しあれ……

単純に崩れる床ゲームの作り込みとしては2016年の『超崩れる床』や2017年の『Precious』に見劣りしますが、このゲーム独自のお宝要素は完全スルーも可能だったりします。
色々と入り組んでいるあれらと比べて、シンプルでWWA初心者が取っつきやすい点は高く評価できる部分だと思いますね。

総評:崩れる床入門編として遊びやすい作品

2023年 第12位 永遠のダンジョン

作者:フィルーナ姫 0点

色々なオプションを付けて遊べる『ケーブダンジョン』の強化系
ノーマルモード(デフォルトと同じ)やイージーモードを遊んでも味気ないので、ちょっと捻りのあるモードを遊んでみましょう!
赤ポーションがあった場所はすべて青い鍵になりました!
最序盤の何気ない紫ポーションですが今回はかなり貴重な回復資源に
紫ポーションを1個消費して剣Get!
青鍵は飽和するので惜しみなく使います
おっと、消耗しすぎましたか
気を取り直して次のモードに挑戦!


スケルトンに守られるスライムはなんともシュール
流石にここは通常のスライムを出しているようです
ここで第一関門
スケルトンナイトが減っているので攻撃防御は控えめ
しかし、こちらには生命力という名の武装が!
画面は特に捻りがないものの、ゲームクリアはゲームクリアです
もう少し遊んでみましょう
「青いクリスタルはどこロト?」
「聞くな」
青いクリスタルは文字通り消滅
別のアイテムが出るなどはないハードモード
くっ……!
せめて特殊モードをもう1つ・・・
一言であらわすなら「草」
問題のフロア。本来中央はボーナスエリアですが、扉がない(=鍵を捨てられない)性質上、思考停止で鍵を5つ拾うと後で詰みます
本来なら『鍵を捨てる』『闘う』の択が迫られる場面ですが、『鍵を拾う』『闘う』の2択に
流石にそこは扉あり
ビクトリー!

といった具合で、様々なアレンジの効いたケーブダンジョンを遊べる作品でした。独自のモードについては賛否あるかと思いますが、原作『ケーブダンジョン』をそのまま遊べるので最低限の質は確保できた作品でもあります。(原作は”公式補正”ありきの凡作という意見もあるかもしれませんが)

ただ、コンテストという場では各々のオリジナリティを求められる部分が大きいと思っており、事実として『ケーブダンジョン』の枠に留まっている本作は票が入らなかったのかなーと見ております。

かつて遊ぶことのできた『魔人街のWWA』(最初のマップだけ改造ケーブダンジョン2、それ以降はオリジナルマップが広がっていく長編ダンジョンWWA)のようなオリジナリティがあればより高い順位を目指せたかも。

総評:実家の匂いがする他人の家

2023年 第12位 新ガーズの大冒険 呪われし遺跡と大いなる秘宝

作者:フィルーナ姫

最下位が3作品存在したという前代未聞の年でした。

一度遊んでお腹いっぱいな長編ですが、二週目いきます
ifマクロを用いた、状況によって効果が変わるアイテムたち
ifマクロの使い方例として↑の赤い薬を見せたのは私アルクス自身です。製造物責任法(?)
おまけ程度の崩れる床を突破できると生命力上限+500で始められます
とある理由により、やるならゲーム開始直後にやることを推奨
開始直後から確認できるモンスター紹介
とある敵が初見殺しを扱うため、一応読んでおいていいかも?
戦闘予測に収まらないモンスター多種の配置
黄色い敵を倒すと攻防-1のデメリット
しかし、それを用いて被ダメージを調整して……
赤い薬をゴクリ!
(HP+1000 攻防+10)
お宝を1つゲット♪
黒い鍵を入手したのでおまけマップを歩きます
毒の床という名のボーナス床
生命力が1~9だけ残るよう調整して踏みまくり、赤ポーションを!
思う存分踏みまくり、これだけ強くなりました
初見殺しモンスターの1種『老害コウモリ』
鍵や薬を事前購入してリスク低減を!
矢印マスを踏めば最後、生きて戻ってこれるか怪しい……はずのマップもダメージ床のお陰で割となんとかなりそうです
ラスボス相手に必要な赤鍵ですが、鍵を持ちすぎて持てませんでした
詰みポイントの1つ、全方位
詰みポイントの1つ、左右無限ワープ(オートセーブ強制廃棄)
ちなみにラスボスは結構早い段階で出会えます。
闘うまでの過程が大変なのだとか……

とにかくボリューム満点のダンジョンですが、

  • 前述のジャンプゲートによる詰み要素

  • 一部モンスターの持つ初見殺し能力

  • モンスター大量展開による戦闘予測阻害+理不尽な高パラメータの敵による初見殺し

  • 紫の薬&青の薬(生命力が条件外だとデバフ)の大量設置+ジャンプゲートのコンボ

など意地悪なポイントが結構用意されており、長所で補えてはいない印象でした。

超個人的に気になった点としては、BGMも広いマップの中で同じ1曲がひたすら流れています。プレイ時間の長くなるゲームなので、なおさら曲に飽きてしまう部分があります。(2021年の作品×2ではどちらも場所によって幾つかのBGMに切り替わる)

ただ、ボリューム満点なだけありやりこみの幅はかなり広いと思います。

  • マップ内にある様々な秘宝の収集

  • 様々なギミックを利用した攻略が求められる、広大なマップ

    • 様々な視点から挑むことで、作者も想定していない高スコアを出せる可能性

など……

総評:二郎系ラーメンの全マシみたいなゲーム

おわりに

というわけで、今回の記事では今でも遊べる合計13作品の最下位WWAに向き合い、遊んでいきました。(時間的な都合などで遊びきれなかった作品もありますが、後日また遊んでおきます)

『バグ多すぎてクリア不可!』
『何がしたいのか全くわからない!』
『1~2分で終わるような薄っぺら』みたいなゲームが意外と無く、作り込まれたゲームが盛り沢山でした。(なんか1作品だけ一歩動いた瞬間に死ぬ作品もありましたが)

「最下位のゲームなんて、別に遊ばなくていいだろ」と存在を無視してしまう方も中には存在するかもしれません。現に私アルクスも当記事を書くにあたり初めてプレイした作品もありました。

そして順位≠ゲームの質・面白さです。
順位は作品が作られたあと、後付された情報でしかありません。順位という情報から食わず嫌いするのは勿体ないと思います。(投票を行ったのはその時期のWWAユーザーなので、投票者が違えば同じ作品ラインナップでも結果が大きく変わった可能性も!)

また、WWAは無料で遊べるゲームです。
「大金はたいて買ったゲームがクソゲーだったorz」なんてことにはならないので、興味を持った作品があれば遊んでみてはいかがでしょうか。

WWA Advent Calendar 2023の23日目は当記事で取り扱った『ポヨンと森の精霊たち』作者でもあるenjoyableさんの『wwaを外国の人に知ってもらうには…』が予定されております。

おまけ:飛び回るハートはなぜモルガン族を殺さなかったのか

一言で言うならマップ内のパーツ配置がそれを許さなかった。

一時はWWAコンテストにそういうゲームを出そうとも考えたりしたのですが、タイトルに見合う内容を考えられなかったため没になりました
元ネタ
与謝野晶子と合成されたネタがありますが、こちら自体はかなり真面目な本です


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