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不定愁訴 unknown headache

或る時期から自分のメンタルの不調を考える前にまずフィジカルで直接的な不調がないか、身体の各部位を観察あるいは内観してみることにしている。なぜならば、まず身体の痛いところ、かゆいところ、しびれなどを除去してみて、その上でメンタル上の課題がどれぐらい残るかを点検しないと、メンタル上の問題と思いこんだものが身体の不具合に起因する八つ当たりになるかもしれないからだ。

例えば鼻炎なのではないか、アレルギーではないか、腸内細菌がよくないのではないか……といろいろ探ってきて、なぜか一部のてんかん対策が私自身の作業効率(というかそもそも作業に着手できるかどうか)を上げることがわかってきた。おかげで、年末年始のような連休も、これまではひどい無気力に襲われて年甲斐もなく泣きじゃくり絶望的な気分で一人過ごしていたが、今回はどうにか一人でもそこそこ冷静に、完全に行動不能になることなく過ごすことができた。もし仕事をリタイアしたときに、このような成功体験が役に立つことだろう。

それでも、一日の中でこれと決めた優先事項(例えばこの記事を書くなど)を一通りやり終えてしまうと、横たわって何もしたくなくなる。もしかしたらもっと達成したかどうかが明確なタスクを増やした方がいいのかもしれない。なぜ何もしたくなくなるかというと、表現しにくいのだが、頭がもやもやした輪っかに挟まれているように感じてだるくなるからだ。例えば入浴すると、血行がよくなるからか、はたまた頭の不快感が他の部位への刺激でそらされるからか、多少は楽になるし、もちろんスッキリする。サウナに入るともっと顕著な効果がある。しかし、サウナと冷却を交互にやるとスッキリはするが、心臓に負担がかかるのだという話もあり、気持ちよくてもそんなにやれる気はしない。

眠れないことはないので、眠ってみることもあるのだが、再び起床しても頭の不快感が残っていたりする。市販の風邪薬を飲むと少し楽になることもある。

この私の体調管理の最後のハードルはどうしたら確実に乗り越えられるのだろうか? もしここを乗り越えられれば私の一日の行動量は飛躍的に増すだろう。入浴やサウナで身体に刺激を与えたり、ウォーキングなどで運動するしかないのだろうか? 風邪薬に含まれるどの成分が不快感をやわらげてくれているのか? やわらげる薬があるとして、かえって頭がぼーっとしてしまい知的な作業ができなくなるおそれはないか?

こうしたことは本当ならもっと若いうちにクリアしておきたかったのだが、とうとう今日まで持ち越している。今後も新しいテクノロジーや習慣で解決できないか、模索を続けていくつもりだ。

(1,094字、2024.01.05)

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