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カオスラ黒瀬陽平のパワハラは無断ふぁぼと同じだという話

※2020年8月2日執筆の内輪向け古代記事です。

美術集団「カオス*ラウンジ」代表の黒瀬陽平がパワハラ行為で退社へ

最近のネットニュースで株式会社ゲンロンという東浩紀氏らが運営する団体がカオスラウンジという美術集団と手を切ったというのを聞いた。なんでもカオスラウンジ代表の黒瀬陽平なる人物が不祥事を起こしたためだという。

深く興味があったわけではないが、カオスラウンジは以前も大きなネット炎上を引き起こしていた憶えがある。代表が即退場して長年の取引先相手からも縁切りされたとなれば、やはり重大な上に言い逃れできないような案件なのだろう……と想像していた(最初の時点では被害者に配慮してか単に「パワハラ」としかニュースには掲載されていなかった)。

そんな折、知人のFと電話で雑談した。Fは社会人大学院生で、働きながら社会学?の修士論文を書き上げたいと言っている男だ。大手出版社やプロダクションで編集者として最前線での実務経験も既にあり、コミケにもせっせと通っていた。アニメやゲーム、東浩紀やカオスラウンジの動きにも、私などよりずっとセンシティブである。まあそんなことよりもっと稼いで妹14人に楽をさせてやれよと思わないことも無いが……。

それはそうと、雑談では、FをTwitterでブロックしてそのまま自らのアカウントを消してしまった人物Gが話題になった。Fはたいそうその人物に悪いことをしたと思っていて、自分のせいでアカウント削除に至ったと認識しているようである。「もう何年も前の話のようだし気にしても仕方ないじゃないか」と私は言うが本人は思い出すたびにひどく悩んでしまうのだという……。

しかし、たずねてみると、彼はGと他の人の仲違いに共通の知り合いとして口を挟んだだけだという。Fの話によると、「険悪な状態のなか、自分が無断いいねをしたのがGのアカウント削除の決定的要因」なのだという。そういってFはわんわんと男泣きに泣きじゃくるのだ。

そして「カオスラウンジ黒瀬陽平パワハラのニュースを聞くと、自分も黒瀬と同じだという思いでつらくなる」のだという。

なるほど……F=黒瀬、I AM YOHEI!である。ってそんなわけあるか。なんで無断いいねがパワハラやねん。上下関係も無ければ所謂「ふぁぼ爆」でもないのにパワハラなわけあるか。パワハラだとしても、それで即退職とか取引打ち切りとかになるようなものではない。何を言っておるのか……。「でも深草さん、いいねにもいろんないいねがあるじゃないですか!?」。無いわ!

そういうわけで、黒瀬陽平パワハラは無断ふぁぼと同等だというのがFの言い分であった。しかし8月1日付でパワハラ被害者による具体的な内容の記述があり、無断いいねとは比較にならない(質的に異なる)内容であることが明らかになった。幸いなことにFはまったくセクハラには無縁である。

Fのクリエイティブなイマジネーションには脱帽するが、幾らポストモダンだからといって言葉の意味の境界がそこまで曖昧になるものではない。

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