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【2/28セミナー案内】精神看護アセスメントとケアの視点

ウィル訪問看護ステーションでは、「全ての人に家に帰る選択肢を」の理念に向けて24時間365日対応の訪問看護ステーションを展開しております。
24時間のニーズは看取りや神経難病、小児だけではなく精神科でも高まっています。
是非、セミナーにて精神看護の学びを深めましょう。

セミナー概要

「精神看護アセスメントとケアの視点」
講師:生田深香(ウィル訪問看護ステーション 精神看護学修士)
日時:2/28(木曜日)19時~21時
場所:ウィル訪問看護ステーション江戸川
https://www.wyl.co.jp/station/
費用:無料

内容

1.精神状態をアセスメントしよう
2.セルフケアの状況を アセスメントしよう
3.セルフケアの支援を考えよう
4.ストレングスを考えよう

内容詳細

1.精神状態をアセスメントしよう
精神状態を知る手がかりには、①外見や行動を観察する、 ②その人の話を聞く、③周りの人から様子を聞く、といった 方法があります。
そうした方法で得た情報を、系統的に確認していく方法に、Mental Status Examination(MSE)があります。
人間の複雑な精神の働きを理解するために、精神の機能を意識、記憶。認知、感情、意欲、思考、知覚、自我に分類し、これに外観も加えて、1つひとつについて機能の低下や障害が現れていないかを観察、質問し記述していきます。
1つの精神機能だけに問題が現れていることは少ないとい えます。それぞれの精神機能にどのような問題が現れているか、どのような症状となって現れているか、また、日常生活への影響の程度をアセスメントします。


2.セルフケアの状況をアセスメントしよう
セルフケアとは、患者が自分自身の清明・健康・安寧・普段の暮らしを維持するために自ら開始し、行うものです。
セルフケアは、日常の生活を続けていくために、自分で行う活動ととらえることができます。以下のようなポイントを観察していきます.

■セルフケアの構成要素と観察ポイント
①空気・水・食物 食習慣、食事と水分の摂取量、呼吸状態、咀嚼、嚥下、歯の状態、食生活における思考、飲酒、喫煙、買い物や調理
②排泄 排便・排尿・生理に関すること、排泄のパターン、排泄行動のレベルと必要なケア、おむつの使用、ケアの受け入れ、尿意・便意の有無
③個人衛生身だしなみ、更衣、ひげそり、爪、洗面、化粧、歯磨き、入浴
④活動と休息1日の過ごし方、睡眠状況、好きな活動
⑤孤独と付き合い 他者との関係、引きこもり、コミュニケー ションの様子
⑥安全を保つ能力 自傷・他害行為、ふらつき、病気の受け止め

 
3.セルフケアの支援を考えよう
セルフケアは、その人が自分自身の問題を認識し、その問題解決のために自分にとってよい方略を選択・決定し、実行するという、自分の意志や判断に基づいた積極的な行為です。そのため、セルフケアの支援においては、患者さんが自分で問題を認識し、解決方法を考えて決め、実行できるよう、自己決定を支えていくことが大切です。セルフケアを行うためには、多くの精神機能の働きを必要とするため、精神状態が悪化すると、それに関係したセルフケアのレベルも低下します。そこでセルフケアのアセスメントでは、レベルが低下しているセルフケアの要素と、働きが低下している精神機能の要素を関連づけて考えます。アンダーウッドは、セルフケアを行うために必要な能力を挙げています。セルフケアレベルの低下がどの能力の低下によって引き起こされているのかをアセスメントすることで、能力の低下を補う支援を考えていくことにつながります。


4.ストレングスを考えよう
ストレングスとは、人が上手だと思うもの、生得的な才能、 獲得した能力、スキルなど、潜在的な能力のようなものを意味します。対象者をリカバリーに向かうようにサポートする支援モデルをストレングスモデルといいます。 ①性質/性格 ②技能/才能 ③環境のストレングス ④関心/熱望

参加方法

下記のリンクから必要事項を記載の上、申し込みください。



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