花鳥風月通信録#11あくとりおん編

花鳥風月(以下KF)の各プレイヤーを紹介するシリーズです。
11人目は元花組、
現在ストリーマーとして、
忍ism所属のあくとりおんさんです。
(あくとりおんさんは、
2020年2月29日に花鳥風月を卒業されました。
ご了承下さい。)

社会人として勤めながらゲーム実況をされている方の一人。
社会人とゲーム実況の二足のわらじは、
ゲームプレイヤー界隈ではすっかりおなじみになっているが、
これは見た目以上に骨の折れる作業かと思います。

そもそも日本では特に、
ゲームをすること自体が1つハードルが高い。
1980.90年代よりはハードルが下がったのは確かだが、
まだまだ拒否反応を示す人は少なくなく、
そのため社会人として会社勤めなどをする際に、
ゲームの話を控える人は多い。
日本では、
プライベートの趣味の話などは避ける傾向にあるが、
個人的な経験からは、
ゲームはよりその傾向が強いと思う。

すると自然に、
ゲームコミュニティと社会人コミュニティの間のコミュニーケーションには違いが生まれてくる。
ほかの趣味のコミュニティでも同様に違いは生まれてくるが、
オンライン対戦などが盛んな昨今では、
インターネットコミュニティとの親和性が強く、
ゲームコミュニティと重なることも多く、
相互関係を築きながら、
日夜情報交換が頻繁にされている。

社会人コミュニティからは少し離れがちなのは、
悪いことばかりではなく、
だからこそ気分転換になったり、
息苦しさから開放されリラックスできる人もいるだろう。
ただ、
どちらかのコミニュティの価値観をどちらかのコミニュティに持ち込んだりすると、
意外としんどかったりする。
例えば、
ゲームコミュニティの一定の距離で開放されている価値観を、
日本独特の空気の読み合いに持ち込むと、
息苦しさをより感じる人もいるかもしれない。
または逆もしかりで、
日本独特の暗黙知的な価値観を、
ゲームコミュニティの他にはない自由度に適用しようとして、
一人相撲を取りイライラして疲れたりする。
(個人的な話をさせていただくと、
わたしは両方の折り合いをつけるのが本当に致命的なほどに下手で、
フリーランスで仕事しているのも、
そこが大きな理由だったりしますね。)

ゲーム実況をするとなると、
また1つハードルが高くなり、
違うモードがさらに必要になるかと思いますが、
あくとりおんさんは、
そういうハードルなどを感じさせない軽やかさがある。
日常の生活の中には誰しもが、
起伏があるはずだが、
そこをほとんど持ち込まない。
「当たり前」と言われればそれまでで、
オープンにして話す実況もいるし、
タイプによって別れると思います。
わたしはその当たり前が、
何事もなかったように上手くできる自信はないです。

「強い人間なんてどこにも居やしない。
強い振りのできる人間が居るだけさ。 」

小説家村上春樹さんの「風の歌を聴け」にあるセリフです。
ほかの趣味のコミュニティのように、
ゲームコミュニティの門戸が開かれて、
さらにオープンに話されるようになるのが理想ではあるが、
それにはもう少し時間が必要だろう。
一人の力ではそれを短縮させる事は難しいだろうが、
あくとりおんさんのように、
大人な振る舞いをすることで、
少しずつ開かれていくのを、
わたしはリスナーとして見届けたいと思います。

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あくとりおんさんのTwitter

過去の花鳥風月についての記事まとめ

極私的花鳥風月叙文#0

花鳥風月通信録#1青空編

花鳥風月通信録# 2トラこう編

花鳥風月通信録# 3raz編

花鳥風月通信録# 4りぃ*編

花鳥風月通信録# 5ほのか編

花鳥風月通信録# 6ハル編

花鳥風月通信録# 7りょく編

花鳥風月通信録# 8ツクモ編

花鳥風月通信録# 9こもも編

花鳥風月通信録# 10あさい編

花鳥風月通信録# 11あくとりおん編

花鳥風月通信録# 12ドスコイ☆花子編

花鳥風月通信録# 13しをたん編

極私的花鳥風月結文

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#かちょふ #スプラトゥーン

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