花鳥風月通信録#7りょく編

花鳥風月(以下KF)の各プレイヤーを紹介するシリーズです。
7人目は花組りょくさんです。
(りょくさんは、
2020年2月29日に花鳥風月を卒業されました。
ご了承下さい。)

りょくさんの名前の由来は、
学生の頃に部活の後輩に、
お寿司の出前などについてる
緑のワサビなしのシールをいっぱい貼られ、
「葉緑体」といじられて、
それが転じて「りょく」になったそうです笑

いや、
わたしは真面目にこの話が好きです。
部活という上下関係がしっかりすることの多い場所で、
ゆるい関係性を許容できるように先輩からしてないと、
こういうエピソードはないと思います。

他の配信者さんとの、
いわゆる「コラボ配信」を見ていても、
相手の方が「ごめんなさい」と軽く謝ることシーンがあったとしても、
りょくさんは「いいよ、いいよ」とすぐに受け入れる。
当たり前のことようで意外と難しいと思う。
「親しい間柄だから」、
「配信だから丁寧に」
と言われればそれまでだが、
「親しい間柄だから荒っぽく」
振る舞う人も居て、
視聴者からするとなかなか見るに耐えないこともある。
許されるのを求めすぎて、
それが当たり前になり、
甘えるのはそれはそれで違うとは思うけれど。

重松清さんの小説
「カシオペアの丘で」に、
こんな一節がある。
「結論を出すためでも、
相手を言い負かすためでもない、
ふわふわと漂うような言葉のやり取りがなによりも幸せなことなんだと、
いまは心から思う」

これ以上付け足すことがないくらいに、
りょくさんの配信を見ている時の気分に似ている。
意見を聞かれたりしても、
誰かを言い負かしたり、
不必要に敵を作ったりもしない。
強い意見やリーダーシップを発揮するオピニオンリーダーではないのかもしれないし、
すべてが強くて大きな声の人ばかりだと息苦しくなってしまう中で、
御自身の意見がないわけでもなく、
かといって、
意見を誰かに押しつけたりせずに、
グレーゾーンのふわふわした空間の中で、
楽しめる人同士がその場居られることが、
なんとも言えない幸せだったりする。

ご本人に聞くと、
「なんにも考えてないだけだよ」
と軽やかにかわすかもしれない。
ニワトリが先か卵が先かわからないように、
りょくさんが意識してそういう空間を作ろうとしてるか、
りょくさんのキャラクターによるものなのかを判断するのは難しいけれど、
一度や二度なら偶然できることはあっても、
継続してそういう場であるのは
なにか意味がある気がする。

「幸せな人生、
心豊かな人生、
かけがえのない人生をいかに素晴らしく生きるかは
《善き出逢い》
で決まる気がします。」

という相田みつをさんの言葉通り、
偶然か必然かはわからないが、
視聴者として善き出逢いに感謝して、
時にはりょくさんのアンニュイな声で眠気を誘われて、
あくびをしながら過ごすのは、
悪くないと思います。

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過去の花鳥風月についての記事まとめ

極私的花鳥風月叙文#0

花鳥風月通信録#1青空編

花鳥風月通信録# 2トラこう編

花鳥風月通信録# 3raz編

花鳥風月通信録# 4りぃ*編

花鳥風月通信録# 5ほのか編

花鳥風月通信録# 6ハル編

花鳥風月通信録# 7りょく編

花鳥風月通信録# 8ツクモ編

花鳥風月通信録# 9こもも編

花鳥風月通信録# 10あさい編

花鳥風月通信録# 11あくとりおん編

花鳥風月通信録# 12ドスコイ☆花子編

花鳥風月通信録# 13しをたん編

極私的花鳥風月結文

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