【発声タイプ】 PULL

このページではPULLについて説明していきます。

PULLタイプの特徴としては、
・高音発声時に声量が大きくなる。若しくは叫んでしまう。
・高音に音が届かず低くズレてしまう。
・直ぐに声が枯れてしまう。
・・・などがあります。

比較的男性に多くみられるタイプでご他聞漏れず筆者もこのタイプ出身です(笑)

歌う際には声帯を働かす必要があります。
大変大雑把な説明となりますが、声帯は地声の筋肉(甲状披裂筋:TA)裏声の筋肉(輪状甲状筋:CT)によって厚くなったり薄くなったりをし、音の高低を作り出すことが可能です。
 ※補足  TA:声帯を縮め厚くする →  低い声が出やすくなる
      CT:声帯を伸ばし薄くする → 高い声が出やすくなる

このPULLタイプの場合、声帯を厚い状態(低い声や強い声は出やすいが高い声は出にくい状態)のままでしか働かすことが出来ないことが高音発声が上手くできない原因となっています。
ギターやベースの弦で言えば、高い音が鳴りやすい細い弦は使わずに
太い弦縛りで高音を実現させようと頑張っているような状態です。


ではこのPULLタイプの改善の仕方についてですが、理屈上は簡単です。
声帯を分厚いまま使うのがいけないので、声帯を薄くしていけば問題は解決です。

その練習方法や対策などに関してはまた別の記事で書き綴ろうとおもいます。

また次回!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?