【失ってみるのも悪くない】


1人旅に行ってみて失うことが多かった。
やから自分がこの3年で「1人旅」に行ってみて失ったと感じるものをまとめた。

・金銭感覚
・自己抑制力
・時間
・協調性
・しょーもない悩み
・人見知り
・虫きらい
・物欲
・オシャレしたい欲


ざっと思いつくことでこんなもん。
んでそれぞれ一個ずつ分解していってみる。
まず前提として「自分が失ったと勝手に思ってる」ことと「良い悪いの軸では考えてない」ことを踏まえてのお話。
そりゃこれは失って悪くなったのかな?とか思うことは少なくともある。けど、そこは正直に今思うことを書いているからよろしく。


・金銭感覚

これは少し勘違いされるかも。自分なりに一言で言うと「お金をいらないことに使わなくなった」ってことが言いたい。今まで日本にいる時は、自分が欲しいと思ったモノを買っていた。全然それでよかった。お金使わないと経済回らへんやんとか言ってた自分が少し痛々しい。全力で欲望にしたがってた感じ。やけど、海外に行くと最初に欲しいものが多すぎた。可愛い雑貨とか美味しそうな料理ばかりや。少しインスタ映えをしてみたかった自分からしたら「買いたい!!」ってめっちゃ思ってた。けど当たり前にお金は有限。使ったら無くなる。そら当たり前。やから「自分が本当に欲しいモノって何?」「本当に行きたい場所はどこ?」「本当に食べたいものは何?」って考えるようになった。こんな感じで自分と向き合ったことで、お金の使い方について考える時間が増えた。最終的には自分的に金銭感覚がなくなったと感じている。


・自己抑制力

これは一言で言うと「どーせできないって思って自分を押さえつける感情、気持ち」がなくなったってこと。一人旅をするまでは「自分1人では何もできない」「どーせ自分なんて」みたいなネガティブな感情ばかり考えてた。多分これは何も行動していない自分を正当化するための言い訳として自分で作り出してた言葉に過ぎないと思う。これは誰でもすると思う。そやし全然悪いことではないと思う。そらめっちゃ行動してる人とか友達でいたら普通に嫉妬とかするやん?自分もめっちゃしてた。大切なことはこーやって「自分を正当化してるねんな」って自分で捉えられるかってことやと思う。
海外に1人で行くと当たり前のように全部自分でやらないとだめや。チケット買ったり値切りしたり飛行機乗ったり。そうすると小さな成功体験ができていく。その体験が多ければ多いほど「どーせ自分なんて」って言う感情がなくなっていった。今では「あれできたからこれもできるんじゃね?」的な感情になった。


・時間

ま、これは当たり前。物理的な時間。やから軽くしか書かない。
何かをするってなったら人生の時間が犠牲になる。自分の場合、1人旅に費やした時間・期間は全部で約1年。これが多いとか少ないとかは一人一人違うと思う。でもこの期間は自分自身と向き合えた期間やと思ってるからやってよかったと思ってる。


・協調性

これは「周りの空気を読む」ってこと。
日本やとやっぱり周りの空気を読まないとダメみたいな風潮がある。阿吽の呼吸的な昔の考えが今でも続いてる。時代は変わるのになぜ考え方は変わらないんやろうか。
日本しか知らないとそれが当たり前になってまう。この風潮自体を否定してるわけじゃない。そら日本も大好きだ。でも、全部の環境にこれが適応されることに対して、んんん?って思うときがある。外人は全然空気読まない。自分がしたいこと。やりたいことを急にする。そんな極端な人に初め「子供みたい」とか思ったりした。
今は「協調性」を良い感じに保ててるとおもう。使う時は使うみたいな感じ。やから失ってはない。間違えた。


・しょーもない悩み

これは「1人で悩む時間はいらない」ってこと。
2択とかで「どっちにしようかな?」とか「やるかやらないか」とかで悩んだりする時ってあると思う。「考える時間」は大切やけど「悩む時間」は必要ないって思う。
でも、少し厄介なことがある。人間はこの悩む時間がめっちゃ楽しいって感じる生き物らしい。確かに「服どれ買おっかなぁ〜」とか「旅行どこ行こっかなぁ」って考えてる時間めちゃめちゃ楽しい。自分も世界一周する時「どこの国行こっかなぁ」とか考えてめーっちゃ楽しかった。
でもそん時って正直言うと、心の中ですでにどうするのか自分で決まってることが多かった。自分的にはこれは1人の場合に限るのかなと。家族で旅行とか友達と買い物とかやとまた話は変わってくるって思う。
ちょい話が繋がってないかもしれへんけど、自分的には一人旅してたら「なんで自分はここに行きたいって思うのにまだ悩んでんの?」ってなった。やから「1人で選択することに対しての悩む時間」はなくなった。


・人見知り

これは「自分から知らない人に対して声をかける」ことかな。多分海外に行った人はみんな感じてることやと思う。やから簡単にまとめる。
一人旅やと全部1人。そう全部。やから基本的に自分から仕掛けないと何も始まらない。シャイな自分を変えたいと思って人にとっては最高で最悪の挑戦だ。ま、自分もその部類やった。やけどやっていく内に楽しくなっていく。成功体験ができるからかな。チャレンジすることに対する恐怖心がなくなっていくって感じ。自分はそれやりすぎて最終的に強盗にあった。やりすぎもダメやで。
自分で自分を追い込んで「やらないとダメ」な環境に持っていくことで無理にでもできるようになると思う。自分の場合は1人旅で「自分から知らない人に対して声をかける」って言う人見知りがなくなった。


・虫きらい

これは「虫に驚かなくなって苦手じゃなくなった」ってこと。
東南アジアとか普通にゴキがそこらへんおる。日本じゃ考えられへんと思う。ちな、そこらへんってのは宿の中。まじ、ペットですか?って感じでおる。こんちは〜みたいなノリで。最初は女の子みたいな声出して驚いたりしてた。でもその環境が当たり前になるとなんとも思わなくなる。慣れるって怖ええなぁってちょい思ったり。
PS. この前実家でゴキが出てめっちゃ叫びました。でも丁寧に対処。嫌いではあるけど苦手ではなくなった。成長成長。


・物欲

これは「モノがなくても生きていける」って感じたから。
もちろん旅に出ると荷物がいる。自分は捨てられない症候群やった。あれもこれも「また使うかも?」とか言って全部持っていくタイプ。自動的に荷物が多くなる。もちろん重い。基本移動は歩きが多い自分からしたらマジで頭おかしい。
そこで一度思い切って断捨離してみた。服とかカバンの底にある使ってないものを全部捨てた。捨てる基準は「もう一度これ買うってなった時に今欲しいって思うかどうか」この断捨離が自分にすごく効果的やったらしい。それからはマジで自分が欲しいって思うものがなくなった。だってなくても生きていけるもん。


オシャレしたい欲

これは「人から見られてるって思う回数が少なくなった」ってこと。
今まで自分は「人からどう思われてるんやろうか」って考えることがあったと思う。「好かれてるのかな?」「嫌われてるのかも」とか。上記の空気読むに似てるかもしれへん。
海外に行ってみて、外国人ってマジで自分が着たい服着てる。「それだっさ」とか思う時も何回かあった。けどみんな「人からどう思われてるかよりも、自分が着たいか着たくないか」で選んでるらしい。それから「ブランドもんとかで着飾れられた自分」じゃなくて「ありのままの自分」みたいな感じの気持ちにシフトチェンジした。別にどっちが正解とかじゃない。けど、自分にとってそれをすることで居心地が良くなった。
「人から見られてるけど、自分は自分」って思うようになった。んで、人から見られてるって思う回数が少なくなった。


なんか適当に書いてみると全部に共通してることがあるなって思った。
それは「日本の常識が無くなったんかな」って。協調性、空気読む、人の目を気にする、人見知りとかって日本にいると当たり前のことなんかなって思う。そら当たり前や。それが良い悪いとかじゃなくてそれが日本って国や。その「日本の常識を失ってみる」のも良いかもしれへん。吉と出るか凶と出るかは自分次第。


1人旅行ってみる?悩む時間はいらんで?

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