【こんな人は嫌】


この前読んだ本にこの文章が書いてた。

自立した考えを持つことと、自己主張が激しいことは別。知りもしないことも自信満々でペラペラ話すことではない。協調性や和を重んずることと相反するものでない。絶対的な正解はない。
批判的思考は、間違って教えたら、頭でっかち、知りもしないことをとうとうと語り、周りの声に耳を傾けない痛い人になってまう。自立した考えや価値観を持つことが協調性を失うことではないこと、和を重んじることと必ずしも相反することではないこと。


これを読んでめっちゃ自分そうやったなってなった。以下は自分の反省のまとめ。
自分は大学の二回の頃にある人に会った。その人はめちゃめちゃ自分の意見持ってる人。誰からも何を言われようと自分の意見を突き通す系男子。いわゆる意識高い系の部類だ。この人に会って「めっちゃかっこえー!」ってなった。何でかと言うと、今まで自分の意見とか言ったこと無かったし、考えたことすらなかったから。自分は周りに流されてふわふわしてるだけの人やった。当時はそんな自分が嫌で仕方なかった。「どうにかして変えないと」ってめっちや焦ってた。その理由は今でもわからない。強いて言えば周りの人と違うことして目立ちたいって思ってたのかもしれへん。



その人に憧れてから自分なりに真似してた。でも自分の場合少し違った方向に行ってた。「自分はこう思う」とか「自分はこう捉える」とかめちゃめちゃ言ってた。そう。相手の意見を否定してでも。ある意味「自分はみんなよりも物事深く考えてすごいんだぜ?」的な感じ。いわゆる天狗になるってやつだ。今思ったら自分でもとてもわかる。そう。自分痛いやつやった。んでゼミに入ってからそれが結構表になってたと思う。誰からみてもめっちゃ尖ってるって感じ。



けど、最近やっとわかった。
そんなやつがプライベートで自分の隣おったら嫌よな。
ゼミのメンバーはみんな優しかった。めちゃめちゃ優しかった。こんな自分を普通に受け入れてくれたし、否定もしなかった。「それがきむやん」みたいな感じで。このままで良いとかあかんとか1ミリも思わんかった。自分はそれで居心地がよかったから。でもやっぱり「人の意見とか否定して自分の価値観押し付けてくる人が隣おったら嫌やん」ってやっぱりみんな思ってたんかな。自分気づいたらめっちゃ1人やんて気づいた。これは自分の思い込みかもしれへんけど。


「自分が周りの声に耳を傾けてないんかな」ってそのとき初めて気づいた。
それから「人の意見を聞かないと」って意識して会話とかしてもすぐには変えれへんかった。もう否定すんの癖みたいになってたから。やからゼミの最後らへん自分がどうして良いのかわからへんかったからずっと黙ってた。それの方がみんな楽しそうな顔してたから。そっからずっと「どうしたら良いんやろ」って1人でぐるぐる考えてた。その答えを見つけるために世界一周行ったてのもある。



なんでこんなん急に書いてんのって思うかもしれへん。うん。普通思う。
それは、自分が世界一周してる時に自分のことを全力で否定してくる人に会ったから。今まではそんな人が周りに全くいなかった生ぬるい世界にいた。それは実感してる。みんながみんな和を乱さずにワイワイみたいな。それ自体が悪いこととかじゃない。事実として捉えてる。そら人間、相手に嫌われたくない生き物やと思う。日本てそーゆー国やし郷にいれば郷に従えって言うやん。


ちな、この人は同じような立場で同じような理由で世界一周してた。自分は相手に対してシンプルに共感することが多かったでも相手は自分のことめっちゃ否定してくる。その時初めて「こんな人プライベートで隣にずっといたらめっちゃ嫌やん」って思った。ビジネスとかの場なら良いんかもしれんけど「友達で」とか「相談相手で」とか。「ゼミで」とか。


それと同時に「俺ってゼミの時みんなにこんな感じでみられてたんかな」ってめっちゃ思った。つまり、相手の立場になって考えることができななかったのかなって。メンバーみんな優しかった。「相手のこと傷つけるんちゃうんかな?」とか思ってくれてたんかもしれへん。そこまでは自分にはわからへん。けど自分はそう感じた。



このことは今やから言える。
いろんな意味でメンバーみんなには迷惑をかけてたんやなって。やからまじで申し訳ない気持ちでいっぱい。けど、あの時の自分があったから今自分がこーやって相手の立場になって考えることができるようになったと思ってる。みんなからしたら当たり前のようにしてたことが自分には全然できてなかった。これが良いとか悪いとかじゃなくて人と付き合っていく中で必要なことやねんなって。やからやっとみんなと同じ土俵に立てたのかなと。


今メンバーみんなに会ったら「変わったな」って言われるかもしれへん。
それが良い意味やとええなあ。


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