今回学んだ防災意識のはなし

台風19号がやばいらしい、という情報にきちんと向き合うようになったのが10/10木曜日。
さすがに今回はきちんと対策したほうがいいのでは、と同居している彼氏とともに本格的に考え始めたのがこの日の夕方ごろ。

そもそも、私たちは普段からあまりきちんと天気予報を見ておらず、行き当たりばったり気味で生活しており
またこの前の台風も自分の地域は全く被害はなかったため、
まぁ大丈夫でしょ、とかなりナメた態度をそれまではとっていた。

結果的に、自分たちの地域は特に大きな被害もなく無事に10/13日曜日の朝を迎えることができたけれど
今回、初めて防災というものを意識して
初めて災害に備えて動いた、ということは意味のあることだったと思う。

家の窓ガラスは一枚も割れず、停電も断水、浸水もせず
避難所へ行くこともなく自宅でいつもの夜を過ごすことはできたというのもあくまで結果論にすぎないよなぁ、ということも忘れずにいたい。

そんな感じで、今回の私の場合は、台風19号が直撃した東京都内にいたものの
被災もなく避難所に行くこともなく済んだパターンなので
もしこの記事を読んでくださっている方がいても、実用的に学べることはそんなにないと思う。

ただ、今後また大きな災害が予想されるときのための忘備録的な感じで
今回はまとめていこうと思います。

1.やったこと

とりあえず、窓を養生テープで補強するのは必須っぽい。
というのをTwitterで知り、養生テープを求め東急ハンズへ。
しかしもうとっくに売り切れていたために布製粘着テープを買い、
帰宅後はゴミ袋を窓一面に貼り付け、何もしないよりはマシかなという感じに。
(ゴミ袋を貼ると飛散防止フィルムの代用になるとTwitterで見た)

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あとは最低限必要であろう食料や、防災グッズの購入。
携帯ラジオや懐中電灯の電池入れ替えに、それらをリュックにつめる作業。
モバイルバッテリーを満タンに充電し、
風呂場に水をため生活用水の確保もやっておきました。

あと、無料配布されてる東京防災のPDFダウンロード。
今回は結果的に問題なかったけれど、
やっぱり紙版をあとで買っておいたほうがいいかもしれないと思った。
PDFだと、結局見るのに電力が必要なので。

2.買ったもの

◆防災グッズ

・防寒ポンチョ
・A4シェルター

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→A4サイズに折り畳める簡易ヘルメット。
ホイッスルやライトもついていて便利
サイズ感的にも、ふだんは書類ケースみたいな感じで保管できます。

◆食糧
・温めずに食べられるカレー
・サクマ式ドロップス
・水
・ウイダーinゼリー
・カロリーメイト

3.今後買おうと思ったもの

◆買えなかった
・携帯トイレ
→自分が買いに行ったときは既に全滅。

◆買えばよかった
・レジャーシート
・コンパクトまくら
・寝袋
・耳栓
→避難所で過ごした人の話を聞いて、必要だと思った。

田中泉さんのnoteで、今回の台風で避難された際の避難所の様子などが語られています。
特に自分のように避難所に行ったことが一度もない方は必読。

4.メンタルのこと

元々、私はメンタルが不安定なところがある。

とんでもない台風が来るらしい。
浸水や停電があるかもしれない。避難所生活の可能性もあるかも.......
というだけでも不安な気持ちでいっぱいで、
更に自分は低気圧の影響を受けやすいようだ、
ということが最近わかった。

以前、気圧でメンタルがダメになってしまう人には乗り物酔いの薬がいい、とこちらのブログで知ったので
今回は各防災グッズ・食糧とともに酔い止めも購入。

更に、ちょうどカウンセラーさんとお話する機会があったので上記の不安感について相談したところ

・台風が来るなんて聞いたら、大なり小なりみんな気持ちが落ち着かないものだよ。だからあまり重く受け止めすぎないで大丈夫
・パニックになって何万円ぶんも食べ物買い込んだりとかしてるわけじゃないなら、まずは安心して

…という言葉をいただけたので、少し安心しました。

ただ、気圧によるものはどうしても影響が出てしまうので、
ローテンションになってしまうことや頭痛などがあるであろうことはあらかじめ同居している彼氏に伝え、
家はできる限りの台風・停電対策をし、いつでも避難できる準備をしたうえで、当日はとにかく寝ることに。

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メンタル・体調管理のために入れている気圧頭痛予測アプリ「頭痛ーる」
とんでもない形のグラフが出来上がっていた......。

実際、当日は頭が痛くて、眠気やだるさもあって
そもそも買った酔い止めを取り出して飲むのすら億劫なレベルになっていたので、わりと洒落にならないダメージを受けていた可能性が......。

ふと思ったのが、実際に避難することになった場合、こんな状態で重たい防災袋を背負って避難所まで行き
避難所の冷たい床で、知らないいろんな人と一緒に過ごすことなんてできるのだろうか......ということで、今でも結構不安に感じていたりする。
やっぱりそのために、上記に挙げた耳栓等比較的快適に過ごすためのグッズを買っておいたり
低気圧対策をもっと調べたり、自分が心穏やかにいられる方法をカウンセラーさんに相談したり、そういった面での対策も今後向き合っていく必要があるな、と思った。

5.友達の安否確認、避難

彼氏の友達が川に近いところに住んでいて、本人からも事前に連絡がきたので迎え入れ、三人でひと晩過ごした。
ただ、同じく危険な区域にいる別の友達のことがすっかり頭から抜け落ちてしまっていて、
声かければよかったな〜と電車が止まってから後悔。
幸い、その友達も何事もなかったようで安心したけど
川のすぐ近くに住んでいて、こんな大きな台風のなか一人で過ごすのはかなり心細かったと思う。
避難させてと自分から頼むのも、友達同士だったとしても気を遣ってしまって言えないというのもおそらくあったのではないか。

……ということがあったので、今後災害が予想されるとき、また実際に起きたときは
交通網が生きているうちに知り合いに声をかけ、
こちらの家のほうが安全だったら早めに迎え入れる準備をしよう、とも思った。

6.今回感じたこと、今後のこと

そんな感じで色々買ったり、準備したり、不安になったりしたけど
当日は何事もなく無事に家で過ごすことはできた。

「慌てて対策したけど全然大丈夫だったじゃん!」
というのが一番幸せなんだよなぁ〜、というのは忘れずにいたい。

買ったのは今後も使えるものや保存のきく食べ物ばかりなのでムダではないし、
「なんにもなかったのに大げさに騒いでバカみたい」
という気持ちにだけはなってはいけないな、というのは準備している段階からずっと意識していた。

準備したものが役に立ったら立ったでいいし、何も起きないことが一番。

初めて防災を本格的に意識はしたけど、何の損害もなかった今回ですら「ああすればよかったな〜、これ買えばよかったな〜」があったので
今回の経験は絶対に次に繋がるはずだし、学びの機会がたくさんあった。

大型の台風ということで、事前の予測がある程度つきメディアでも大々的に注意を呼びかけてくれたおかげである程度の余裕をもって準備することもできた。

自分は高校を卒業するまでずっと北海道にいたので地震も台風もそこまで大きな災害を経験したことがなく、どうしても防災に関する意識が薄れてしまう部分はあったはずだし、
そういう意味でも今回、防災について自分の意識を変えることができてよかったと思う。

さいごに、
今回の台風で被害に遭われた方々に謹んでお見舞い申し上げます。
今回は無事だった自分ができることのひとつとしては、被災地への募金があるので
noteを書き終えたら募金の手続きをしようと思います。

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