見出し画像

そういえば、文具オタクなガジェッターだった頃。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

今回は金沢生活らしさという点では全然「金沢」とは関係の無い話である。
とはいえ、いちおう2014年11月の金沢時代の話なのでこのシリーズの中に書き留めておくこととする。
ちなみにこの『2014年7月から2016年6月にかけての金沢生活振り返り』シリーズで使用している写真はすべてスマホの写真である。

というのもこの時点ではまだわたしはカメラ沼にも写真沼にも一切興味を示していなかったからである。
この頃というかこれ以前からのわたしはまだ文房具沼とガジェット沼の辺りにどっぷり浸かっていた頃合いである。

前年2013年9月にようやくドコモがiPhoneを取り扱うようになり、わたしも2013年冬に待ちに待ったiPhone 5sユーザになってからほぼ一年間。
スマートフォンがかつてのPDAとは似て非なるものとは解ってはいるものの、でもできるだけ同じような感覚でPIM機能を充実出来ないか?と日々ガジェッター魂と文房具オタク熱を無駄に燃やし続けて試行錯誤を重ねていたところにっ!?

PIMに必要なカレンダー機能、タスク管理、アドレス帳にメモ帳。この中の最初の3つはiPhoneのアプリでなんとかなる。問題はメモ機能。
iPhoneの純正メモアプリを始め様々なアプリが存在するが、なにせiPhone5sの小さいソフトウェアキーボードでは入力しづらいのと、パッと見の一覧性にどうしても乏しくなる。
この辺りをどう解決すべきか?と長らく熟考を重ねてきたところに目に飛び込んで来たのが、こちらの今や廃盤の「SINRA DESIGN WORKS」の手帳型ケースなのであった。

まさに天啓とはこのことで、なにもすべてデジタルで済まそうとするから無理があるのであり、アナログの方が便利なのであればアナログでやればいいだけの話である。
このケースは左側にこのケース専用の細身のメモが差し込めるようになっており、真ん中にはこのケースに合うようにステッドラーの多機能ペンを差し込むことにした。
右側にはiPhone5s。これで2014年秋のPIMは完璧だっ!と外見から入るわたしは確信したのだが、その後通常運用に期したかというとそういうワケでも無い。
メモとiPhone5sの厚みが重なるとなかなかの厚みになってしまい、とてもジャケットのポケットに入れておくという携帯性を損ねることが発覚したため、静かにこのケースからiPhone5sを取り外したのであった……。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?