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金沢市中に中津が出現!?KARAAGE83。

『2014年夏から2016年夏に撮られた写真から、当時の二年間の金沢生活を振り返り、想い出を記録に定着させる写真で二言三言。』

先日ご紹介した広坂の『あげは』と同様に、今回のお店もなんでもっと早いうちから入店しなかったのだろうか?と後悔をしたお店である。
今回のお店は安江町に在った、そう残念ながらたしかわたしが金沢から東京に引っ越した2015年の夏過ぎには建物老朽化による立ち退きでお店を閉めてしまったのだ。

そのお店は『KARAAGE83』。
なかなかアメリカンな印象も持ち合わせたお店ではあるが、ベースはから揚げ屋さんだったのだ。
金沢ローカルの新聞の取材に来て大将の生い立ちを記事にしたりしていたが、元自衛官でなかなかの波瀾万丈の生涯の末に金沢に辿り着き、から揚げ弁当のお店から始まって、こちらでお店を構えたと。

金沢市民となって丸一年。これまでわたしのスタンスとしては金沢生活は2年限定で、また都内に戻ることが決まっているため、できるだけ後ろ髪を引かれないように特定のお店で常連っぽいことは控えて来たのだが、この『KARAAGE83』の大将とはなぜか最初の頃から気があってしまい、残り一年の金沢生活で一番お世話になった。

メインは本場中津の中津カラアゲと金沢カラアゲ。
中津カラアゲが独特の薄いのにカリカリッとクリスピーな衣に包まれたジューシーなもも肉がたまらない旨みをかむほどに味わえる逸品で、金沢カラアゲは地元大野醤油のほんのり甘味を帯びた風味が衣に溶け込み、揚げ方はいわゆるカラアゲと同様ではあるものの、この大野醤油の風味が特徴な逸品!

これ以外にもいろいろと勉強熱心というか、仕入れの際に気になる食材を見かけるととりあえず仕入れてしまい、毎回異なる賄い定食を食べさせてくれたり。
自衛官ならではの海軍カレーを御所望したり。
ほんと、金沢を離れる直前まで『KARAAGE83』の大将にはお世話になった。

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