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元号も変化する昨今。ジョブホッパーは、変幻自在なプロティアン人材になり、リストラに立ち向かう?

ついに、大企業が終身雇用にこだわる時代に終わりを告げた

これはシンプルに、1ニュースではなく、事件だと思いました。

長く、当たり前に行われてきた、進学のための教育、就職活動、転職、定年など、、、あらゆる生活面に大きい影響を与えることでしょう。

これまで、主に戦後の日本においては、仕事や収入に対して

・真面目に勉強して
・いい学校に入って
・有名な会社に入って、昇給昇格して
・定年して退職金をもらって、年金生活を送る

これが人生の成功パターンだったわけです。

しかし、この大前提としていた条件が崩れるということは、影響を受けない国民は誰もいない、ということです。

「え、、、言うても、そんなに急に慌てるような話じゃないでしょ??」

果たしてそうでしょうか。

45歳以上になったら、大企業にはもう残れない?

富士通やNECがリストラのニュースを知ってる人は多いと思いますが、こんな記事を見つけました。

【日本やばい】大企業が45歳以上に対し早期退職を募集■対策法は? | Taro Moteki :

45歳以上の早期退職者を募集する企業一例
ここで挙げている企業は全て東証一部上場企業です。
コカ・コーラ:2019/2/14 協和発酵キリン:2019/2/5 
日本ハム:2018/10/31 
NEC:2018/6/29
エーザイ:2018/10/25 
カシオ計算機:2019/2/4 
アルペン:2019/1/9 
千趣会:2018/10/26
光村印刷:2019/1/16
富士通:2019/03/18

公開されている一部でこれだけあるということは、公開されていない企業も合わせるとどれだけの企業がリストラを検討中か想像もつきません。

ちくしょう転職だ!ちょっと待って、それで良いの?

だったら、辞めさせられる前に、辞めてやる!

それも1つの手段です。

私も20代のうちにに3回転職し、46歳になった今、10回、転職を経験しましたが、それだからこそ「安易に転職するのは勧めません」

10回転職をネタに、50,000View以上稼いだWanteldyブログ

いきなり良い就活ができないように、いきなりいい転職はできません。

「え?だってエージェントから、いい給与条件の情報もらってるけど?」

まだ若いとか、今いる会社がものすごく状況が悪いとかであれば、そういうこともあります。

ですが、年齢が上がるほど、異業界・異職種へいく場合ほど、うまくいかないケースが増えることを、私自身、人事をやっており、毎日、ビズリーチやエージェントからのレジュメを選考していて感じます。

エージェント経由で転職したことがある人ならわかると思いますが、必ずしもマッチしたイイ転職だったというケースばかりとは限りません(もちろん、良いエージェントもいます)

ところで、自分の社会人キャリアを振り返ってみた

転職回数が多いこともあるのですが、大企業⇒ベンチャー⇒スタートアップと、大きく環境が変わったことで、(望む、望まないに関わらず)、色々な仕事を経験しました。

ネットビジネス企画・事業開発・カスタマーサポート

Web(モバイル)ディレクター・HTMLコーダー

中途採用人事・コーポレート

総務(情報システム・移転・PC調達)・労務(就業規則)

新卒(インターン)採用人事・労務(社会保険・Pマーク)

デジタル(SNS)マーケター

プロダクトマネージャー(スクラムマスター)・PMO

法人営業・業務フロー整備・経理・法務・広報

管理部立ち上げ・経営企画・財務(資金調達)・・・

専門家には遠くかないませんが、一般的なビジネスに必要な業務は一通り経験し、大概の仕事はできるようになりました。

「これだけ、新しい環境へ飛び込むことで年収もあがり、やりがいもアップし、順風満帆な仕事を手に入れたんですか?!」

そういうハッピーなことは、そうそうありませんでした(涙)

直近の会社では資金ショート寸前までを体験し社員の半数以上が退職し、経営やビジネスの難しさを痛感しました。

ライブドアショックとベネッセショックを体験した45歳は、それでもスタートアップに夢を見る | ALIS :

それでは、転職以外にはどのようにして、これからの人生100年時代を生き残ればいいのでしょうか?

令和時代に生き残るための戦略的キャリア形成とは

自分の周りを見渡すと、バイトや派遣ならまだしも、10回転職したという人は、私のFacebookフレンド(1500人)の中でも3人くらいしか知りません。

このような人間は、以前は「ジョブホッパー」と呼ばれ、「辛抱強くない、使えない人材」だと揶揄されていました。(私もよく「小林は、一体、何がやりたいんだ?」と言われ辛い思いをしました。)

そんな中、元号が変わった今、「プロティアン人材」という考え方を知りました。

タナケン先生のプロティアン・キャリア講義:日経ビジネス電子版 :

個人の働き方改革をしながら……企業が強い組織を作るには【法政大・田中研之輔教授】 | BizHint(ビズヒント)- 事業の課題にヒントを届けるビジネスメディア :

プロティアン人材とは一言でいうと、自分のキャリアを変化させながらキャリア形成していく人材とのこと。

最初、筋肉質なキャリアを目指すことかと思いましたが、綴りが違いました(苦笑)

とにかく転職するのではなく、時代の変化、ビジネスの変化に合わせて、キャリアを変化させていく。

これだ!、と思いました。

これからどのようにしてプロティアン人材を目指すか

15年前、わたしが30歳になった頃は、「どの会社にいっても通用するためには、自分の市場価値を意識してあげることが大事」と、考えていました。

社内で毎年同じ仕事をこなし、ベースアップしていくだけでは、社外で通用する、いわゆる『つぶしのきくスキル』が身につかないと判断しました。もっと色々な仕事ができるようにならなければ、そのためには転職しか無い・・・

ですが、今後は、企業・組織の時代から、個人の時代になっていくことで、様々なキャリアを形成するにあたっては、転職するだけでなく、個人を資産と見立てその価値をあげていくという、P/L⇒B/Sの考え方もポイントになります。

例えば、

・twitterのフォロワー数
・Facebookのフレンド数
・instagramのフォロワー数
・社外イベントでの登壇数
・副業(複業)の経験数
・出版した書籍数
・etc...

これらは転職しても失われませんし、これからもっと増えて、そして、どんどん変わっていくことでしょう。

わかり易い例としてはこちらでしょうか

田端さんは起業するのではなくサラリーマンを続けながら個人ブランドの価値を向上させている、プロティアン人材の好例と言えます。

さあ、外へ出よう

リストラを恐れて、社内でのポジションを探すのではなく、かといって手段として転職、起業をするのではなく、もっと表の世界に目を向けて、情報をキャッチアップし、色々なキャリアを経験していくこと。

それが唯一、これからの時代を生き延びるための方法かもしれません。

これからどんなプロティアン人材が生まれてくるのか、どんなキャリア形成の方法が生まれてくるのか、その時、ビジネスはどうなっているのか。今から、楽しみです。

おしまい。


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