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【代表インタビュー】「働く」の先にある、サービスを受ける方や働き手の家族の「体験」も変えていく

みなさま、記事をご覧くださりありがとうございます。クロスビットの広報、目黒です!
今回は、弊社代表の小久保さんにインタビューをしてきました!こちらでは弊社がどのような社会の実現を目指しているのかを紐解きます。

「クロスビット=シフト管理サービスのみを提供している会社」のイメージにとどまってしまいがちなのですが、実は「シフト」はあくまでも弊社の構想を実現するための第一歩。「雇い手は『人』にしか生み出せない価値を創出できる」、「働き手は誰もが自分らしい働き方を選択できる」世界を実現したいと考えています。サービスを受ける方の体験を向上させることや、働き手の家族との時間をより充実させる、そんな世界を目指しているのです。
「シフト」を起点にどのようにこの構想を実現していくのか、弊社の思い描く大きな夢をぜひ知っていただけたら嬉しいです。 


<代表紹介>
小久保 孝咲(こくぼ こうさく)
早稲田大学を卒業後、2016年4月に株式会社クロスビットを設立。



目指すのはtoBやtoCの枠を超えた、「豊かな時間を過ごせる」社会の実現


目黒:2020年10月にミッション「Smart Life to All Workers〜全ての働く人に優しい社会を実現する〜」を掲げて以降、これまで走り続けてきました。改めて、どのような社会の実現を目指しているのか、教えてください!

小久保:「働く体験」を変えることで、事業所はより良いサービスを届け続けられる、働き手はそのような魅力的な職場とより簡単かつ頻繁に出会うことができ、自分の能力が必要とされる職場で適正な報酬や機会を得られ、ワーキングスタイルにも新たな選択肢が生まれている。そしてその事業所と働き手がより良いサービスを届けることでサービスを受け取る人の体験も向上し、さらに働き手とその家族の時間もより充実した時間に変わるような社会を実現できたらと考えています。

目黒:「シフト管理サービスを提供する会社」のイメージが強い方は、構想の大きさに驚かれるかもしれませんね!toBやtoCだけでなく、事業所のお客様や働き手の家族にもポジティブな影響を出せるのが弊社ビジネスの持つユニーク性ですね。
ちなみにtoBやtoCだけでなく、その先までも見据えている理由も教えていただけますか?

小久保:お客様にいただく声や、自分の実体験がもとになっています。
お客様とLINEを交換することもあり、お子さんのお写真をよく見るんです。「今まではシフト作成をはじめ、業務が終わらずに残業をしていたけれども、今では家族と時間を多く過ごせている」「以前は仕事を持ち帰って、家で苦手なPC業務を時間をかけてしていたが、今は家庭の時間もより大切にできている」などの声を聞くことが多々あり、嬉しかったんですよね。
また自分の実家は自営業で忙しく、これまで家族全員が揃って食事をしたことはほとんどありませんでした。定休日の日中は寝て、そのほかの曜日は朝は早く仕事を始め、夜も遅くまで仕事をしている。そのような生活だったため、少しでも自分と同じ経験をしている方の状況を変えられたらいいなと思ったことも理由の一つです。

目黒:お客様だけでなく、小久保さんご自身のご経験にも紐づいているのですね。家族との時間を充実させられるだけでなく、働き手がより働きがいを感じている姿を見せることも、周囲にポジティブな影響を与えられそうですね。


「雇い手は、『人』にしか生み出せない価値を創出できる」「働き手の誰もが、自分らしい働き方を選択できる」価値を提供していく

目黒:その構想を実現するために、雇い手と働き手の「働く体験」を変えたいということですが、具体的にどのような価値を提供したいと考えているのでしょうか?

小久保:弊社のサービスが入っていると事業所は「人」にしか生み出せないスペシャルな価値を創出できる、働き手は誰もが自分らしい働き方を選択できるような価値を届けられればと思っています。
例えば事業所には、ロボットには代替できない「人」だからこそ生み出せるサービスを提供することに時間や予算をかけられるような仕組みを。働き手には、「得意」を伸ばせたり「好き」を活かしてやりがいを感じられる職場でより活き活きと働くことができ、さらに欲しい金額の収入を得て余暇も充実するような仕組みを作っていきます。

目黒:ロボットに「代替できない」は、例えばサービスを提供する際にお客様に声かけをするような、対面でのコミュニケーションだからこそ感じられる温かみのある事業所様の運営ができるようなイメージですね。


働き方の多様化に伴い労働力不足問題が深刻化。この課題を解決するため、事業を展開

目黒:弊社の実現したい構想の大きさは、読者のみなさまにご理解いただけたと思います。ここからは、人々の生き方に関わるビジネスを展開しようと思った背景を聞いていきます。
実現しようとしている世界観は、どのような課題に着目して描いたのかの、社会的な背景を教えてください!

小久保:日本では労働人口が減少する一方で、働き方の多様化が加速しシフトワーカー比率は上昇しています。
実際に働き方改革により副業を容認する事業所様が増えていたり、専門性の高い人材を業務委託で受け入れる事業所様が増えたりしていますよね。
また「収入口がひとつしかないのは不安」との雇用への不安からギグワーカーが注目を浴びています。このような市場の動向を鑑みると、これまでの週休2日制・8時間勤務の画一的な働き方から、働く時間や勤務先の柔軟性がより増した社会に変化することが予想できます。

目黒:いわゆる9時-17時勤務が少なくなっていくのですね?

小久保:はい、そう思っています。しかしこのままその社会を迎えると、事業所に紐づく働き手が増えることで、事業所側は人材配置や採用、評価などの調整業務が多くなります。その結果、限られた時間の中では誰がどんなコンディションで働いているのかや、最もパフォーマンスを発揮できる業務などを把握することが難しく、評価の運営や働き手の能力を加味した役割を任せることが困難になると考えています。

目黒:そうなると、働き手側にはどんなことが起こるのでしょうか?

小久保:正しい評価をされにくいことでパフォーマンスに対する対価をもらえなかったり、やりたいもしくは得意な仕事に関われないことで達成感を感じられず職場に定着しなかったり、は起こると思っています。

目黒:そうすると、働き手が定着せずに事業所は労働力不足になってしまう。これから起こることでもあり、すでに発生しているとも言えますよね。

小久保:はい。そこで発生する採用コストを削減しようとすると、働き手への業務負担がかかり、さらに定着が難しくなるサイクルも生まれる可能性があります。

目黒:そういえば!過去にアルバイトをしていた時「人が足りないからシフトに入ってくれないか」と店長にお願いをされて、自分の予定をずらしシフトに入ることがあったのを思い出しました!人が足りないことは理解していて、おそらくその背景には、働き方の多様化の影響があったのですね。

小久保:そうだと思います。事業所は人件費の予実管理にも時間を割くことが難しかったり、採用費が高騰していたりするため、働き手は「朝8時から夜中まで働いたり、深夜の勤務や忙しいの曜日の勤務を増やしたりしても、給料が上がりきらない」状況になっているんですよね。
そのような社会の動向から、「働き手は自分の能力を最大限発揮できる職場で働いたり、大切な人との時間を充実させられる働き方を自由に選べる」、ITの力を活用して評価を運営したり個人の能力を考慮した事業所の運営を実現することで「事業所は『人にしかできない価値の創出』に時間と費用を使える」社会を目指そうと思い立ちました。


「そこに課題があるなら、やる理由は十分」

目黒:「働く」にまつわる社会の動向に着目したことが現在のミッションに繋がっていますが、そもそも当時はどうして「働く」の課題に着目したのでしょうか?

小久保:一番は「そこに課題があり手をつけている人が少ない、かつ自分たちが解決できそうならば、やる理由は十分ある」と思ったためです。

目黒:とてもまっすぐな想いですね!そのように考えることができたのは、何か理由があったりするのでしょうか?

小久保:理由はわからないですが、「むしろどうしてやらないの?」と思っています。目の前の課題解決に自分たちが貢献できるなら、やらない理由はないと思っています。
また学生時代に行っていた、転職エージェントでのセールスインターンの影響はあるかもしれませんね。求職者の方の転職支援をした後、「家族に自慢できる仕事ができて幸せ」と活き活きした様子を多く見てきました。そこから「『働く』をテーマにした仕事ができたらな」と思うようになりました。
ちなみに事業を展開していく上で決めていることは、「高所得の方の年収を伸ばすよりも、収入が上がりきらない方の年収を伸ばすこと」。伸びている人を引き上げるよりも、課題のあるところに身を置く方が、やる意味があると感じているんです。


今があるのは、「やめない意思」を貫き自分たちを信じ続けてきたから

目黒:ミッションを掲げてから現在に至るまで、きっと困難なことも多かったのではないかと思います。その中でも、当時思い描いた構想を現在まで貫き通すことができたのはどうしてなのでしょうか?

小久保:シンプルに「やめない意思」を持ち続けて、理想とする社会を自分たちなら実現できると、とことん信じてきたためです。
あとは単に、「やめる」は負けを認めるようで嫌でしたね。投資家や友人からも、事業の領域が難しいことで違うビジネスにした方がいいのではないかと提案されたこともありましたが、限界までやりきるつもりだったので、軸足を変えることは考えていませんでした。

目黒:「限界までやりきろう」と思い続けられたのは、一度決めたことを貫き通す小久保さんの人となりが表れていますね。今のお話から、メンバーが小久保さんについていきたいと思う理由の一つは「自分たちを信じてくれている」ためだと感じました。

課題解決の強い意思と、自慢のメンバーが誇り


目黒:クロスビットではここから事業成長をさらに加速させるため、構想の実現を一緒に目指してくださる方を求めています。クロスビットに興味を持ってくださっている方に向けて、最後に小久保さんから熱いメッセージをお願いしてもよろしいでしょうか?

小久保:はい。自分は、この領域で事業を展開し課題を解決し続ける強い意思があることと、素直で他人にベクトルが向いているメンバーが在籍していることに誇りを持っています。
しかし弊社の実現したい社会が山の頂上だとすると、現在はまだ山を登り始めたばかり。
ぜひ弊社の構想の実現に向けて、お力を貸してくださると嬉しいです。

目黒:小久保さん、ありがとうございました!どうかこの熱さが伝わりますように••••••

みなさんと一緒に事業を拡大していけるのを、心待ちにしています!


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