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僕がMacを“使いたい”理由。

こんにちは、じーゆうです。

僕は昔MacBook Proを使っていたのですが、今はWindowsのデスクトップPCを使っています。
ただ、最近になり「Macが使いたい!」と思い始めたため、その理由を語っていきたいと思います。


ヒラギノフォントがバンドルされている

macOSには、iPhoneユーザーならおなじみの「ヒラギノフォント(ヒラギノ角ゴシック W0~W9等)」が標準で入っています。

僕はヒラギノが日本語フォントの中で一番見やすいと思っており、WindowsでもAdobe Fontsにて愛用しています。
これが標準で搭載かつシステムフォントになっているのはとても嬉しい。

ちなみにiPhoneを使っている理由も、システムフォントがヒラギノであることが大きいです。

フォントが商用利用可能

macOSに内蔵されているフォントはすべて商用利用が可能とのこと。(使用の際は念のためご自身でご確認ください)

2008年に、(当時)Appleのプロダクトマーケティング課長である櫻場浩氏が、「一部は商用で使えないOSなんて、仕事で使えるOSとは呼べませんから」とおっしゃっていたそうで、これには感銘を受けました(ちょっと大げさ)。
確かに内蔵フォントまで自由に使えてこそ(再配布等は当然禁止です。あくまでデザイン等の制作の範囲)仕事で使えるOSなのかもしれません。

ちなみに、Windowsはフォントによってライセンスが異なるようです。

修飾キーが合理的

macOSの修飾キーはWindowsよりも合理的と感じています。

WindowsでのControlキーの役割は、macOSではCommandキーが担っており、Commandキーにてコピーやペースト、保存などの操作を行います。

Commadキーは、親指で押します。Windowsより小指への負担が少ない。

そしてControlキーは、主に文字入力時のカーソルの上下左右、文頭、文末への移動に使います。

これはmacOS(Mac OS X)の前に存在していたNeXTSTEPというOSに「Emacs」のキーバインドが組み込まれていた名残であり、macOSになった今もEmacsキーバインドが使えるのです。

US配列であれば、設定やKarabiner-Elements(サードパーティツール)にてCaps LockをControlに変更すると使いやすいです。

この機能、文書の作成やコーディングに非常に便利なんですね。

その代わりMacにはWindowsキーのようなOSの操作をするキーは存在していませんが、OSに関する操作はCommmandキーに割り当てられていることがあります。

Windowsキーってちょっと持て余しがちに思うので、macOSの修飾キーの作りのほうが理にかなっていると感じます。

トラックパッドの操作性が素晴らしい

やはりこれはMacBookを語る上で欠かせないと思います。

最近はWindowsのノートPCもマルチタッチにも対応していますが、Macの操作性には及びません。

これは文章で伝えるのが難しいですが、本当に快適な操作性になっています。

ちなみにWindows環境でAppleのトラックパッドを使う場合、このドライバーを入れるとほぼMacと同じ操作感で使えます。

Quick Lookが便利&辞書が内蔵

macOSには"Quick Look"(「クイックルック」)という機能があります。

これは、Finderでファイルなどを選択した状態で、スペースキーを押すとプレビューできるという機能です。

写真やテキストファイル、動画などをそれぞれのソフトを開くことなく簡単に見れるためとても便利。

Windowsにもこれを再現したソフトがあり、その名も"QuickLook"。まんまですね(笑)
Microsoft純正の"Power Toys"でも"Peek"という機能で似たようなことができます。

さらに、macOSには「スーパー大辞林」や「ウィズダム英和辞典」が内蔵されており(iOSにも入っています)、どこでも"Look Up"(「調べる」)機能で辞書を開くことができます。

WindowsだとWebで検索することくらいしかできないため、これはかなりMacが優位になりうる点です。

Time Machineが使える

実はMacユーザーはタイムマシンが使えるのです。

Time Machineは、macOSに搭載されているバックアップ機能で、まるでタイムマシンのように過去のファイルへと遡れます

コンピューター全体をバックアップしているので、Time Machineからシステムの復元をしたり、クリーンインストール後バックアップ元の環境を引き継ぐこともできます。

しかも、この機能はApple独自のファイルシステムである"APFS"との融合により、より高速で動作します。

そもそもこのAPFSも凄いんですよ。
SSDに最適化されたファイルシステムで、ファイルのコピーが爆速でできたり*¹、Time Machineのようなスナップショット機能もあります。暗号化にもネイティブで対応しています。

*¹ APFSのコピーは、ファイルの実体を共有したものであり、実体を共有した別のファイルが変更された場合のみ実際にファイルのコピーが行われる

APFSがあるからMacを使いたい、というのも理由の1つかもしれません。

複数のオーディオインターフェイスを同時に使える

これはDTMなどDAWを使う人でないとあまり関係ないですが…。

Windowsだと低遅延で音声を再生するには、「ASIO」というドライバーが必要ですが、macOSには「Core Audio」というフレームワークが組み込まれており、標準で低遅延での再生が可能です。

さらに、ASIOでは基本的に単一のオーディオインターフェイスにしか出力できませんが、macOSであれば複数のオーディオインターフェイスを一つのデバイスとして認識させることができます。
例えば、2in2outのインターフェイスを2台繋げて4in4outを実現することも可能です。

僕は今Windowsなのでこの機能は本当に羨ましいんですよね…。

最後に

他には「AirDrop」や「iCloud」が使えるところも大きい。
Appleのエコシステムに浸かってる人でなければあまり関係ありませんが。

OSがUNIXであることも人によっては利点になると思います。

他には、ストレージが標準で暗号化されていたり、仮想メモリまで暗号化されているなど、セキュリティ面でかなり強いのも良い。

今回は主にソフトウェア(macOS)にフィーチャーしましたが、Macは本体の品質が高く、US配列が選べるのも嬉しいポイントです。

あ~、M3 MacBook Proがほしい…!

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