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やっぱりフジロックは楽しいし、自分でつくる

 仲間と行って、仲間が増えて、また仲間と戻る。自分にとってそんな場所がフェスで、フジロック。色々なことがあったかもしれないけど、今年も最高。ライブ見てない時間が多いほうが楽しいという最高フェス。ね! 世界一。

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それはそれはとして真面目に......。過去にフェスっぽいことやらせてもらったり、今もフェスの周辺で仕事をしている自分の考えをここに書いておく。

フェスは大衆化した

マナー問題がここ数年の恒例になりつつある。

自分がフジロックに行きはじめたのは2009年から(あの日も大雨だった)。上のまとめで話されているようなフジロックの精神など知らない状態で参加した。第一回目のフジロックを知らないので、ぶっちゃけ今でも一回目が、二回目がどうこう言われても知らんがなだし、それは自分にとってマナーの問題とは関係ない。もちろん、かつてから参加している彼らの指摘は正しいのだと思う。

フェスはもう大衆化した(※1)。フジロックもそういう意味では、彼らの言うような "特別な場所" ではないのかもしれない。少なくとも"大型スーパーマーケットになっ" てはいるらしい。

一時期心配された集客は回復した。"バブルははじけ" ずに、若い人が増えた。アジアを中心に外国人が増えた。芸能人を使ったPRがはじまった。チケ代があがった。みんな歳をとった。子供連れも増えた。YouTubeでのライブ配信もはじまった。ポスターは海外フェスっぽくなった。いいちこグリーンティーは美味い。

持ち直した部分も、いい加減になった部分もあったらしい。

カイゼンフェーズ

ここ数年のフジロックは新たなフェーズ=カイゼンに入ったように思う。ライブ配信(※2)、アプリ(※3)キャッシュレス、LGBTQ、多言語対応、テロ対策、エコ、マナーとモラル、通信回線......これらについて考えることは、インフラについて考えるようなもので、もはやフェスの魅力となる種類の話ではない。社会がそうなっていく、という話だ。

一部を完全に捨て、逆にコンセプトにするバーニングマンようなイベントもあるが、フジロックはそうではないように見える。

どうやっていくのか、方法は知らん。地道に考えて、改善していくしかない。UXデザイナーのわい、出番。幸いにも色んな人が意見してくれている。公開討論ステージでも作ったらええんちゃうか。"お客さんに優等生であることを求めないキャンペーン" についてほんまにイケるんかディスカスするんや。

まだまだ挑戦できるし

今年はじめて英グラストンベリーに行った。当たり前なんだけどフジロックっぽかった。フジロックにはじめて行ったときの興奮に近いものをまた感じることができた。そういうのは久しくなくて、嬉しかった。そういうのコーチェラにはなかったし。SXSWにはあったかも。

日高さんが当時見たグラストンベリーと今のグラストンベリーは毛色が違うかもしれない。それでもエッセンスというかスピリットというかイズムは残っているはずで、それは確かに感じることができた(と思いたい)。

グラストンベリーに行ったことでフジロックがやりたいことも想像するようになった。70年代(※4)あたりから脈々と続いてきた文脈から生まれたイベントとしてはかなり出来あがっているようにも見えたけど、皆やりたいことはたくさんあって、そしてそれは何でもすぐできるわけはなくて。30年後にやっとできることだってあるだろう。じじい達死んどるがな。

日高さんが言う7日間ぶっ続けのフジロックだって見てみたい。世界各地を、日本各地を転々としたって良い。湯沢町の中にステージを作ってSXSW状態でも良い。宿のなかでアコースティックライブをやったって良い。卓球台を集めて卓球大会をするのもあり。"役目は果たした" から終わるならそれでも良い、くれ。

ミレニアル世代〜Z世代、あるいはマルチネ以降というか、いわゆるデジタルネイティブが運営に関わったり、新たなフェスの流れを作るのも楽しみだ。当たり前にテクノロジーで、当たり前にボーダーレス。

例えばグリーンステージもホワイトステージも解体して、小さいステージを50個くらい作って、ライブしてDJしてサーカスしてストリップして演説してボディビルしてインスタレーションしてバーチャルシンガーがいて髪きってネイルやって結婚式して麻雀やって......っていうTumblrみたいなフジロックとか? 365日やってるディズニーのようなフジロックとか? ってかでかいフェスじゃなくても良くね? 街つくりたくね? インターネットのリアルがごっちゃになった、混沌とした新浜県新浜市的な? もちろん糞の駆け引きがないハシゴOKなブッキングで? あとはマクロス的な空中方面で? 反重力装置開発待ち。

夢は広がる。こんな話はいくらでもできる。こうやって未来がつくられていく。カイゼンはカイゼンでやっていこう。挑戦も挑戦でやっていこう。

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未来に驚かされていたい? 遊び方を提案してしてほしい? それじゃつまらなく感じるに決まってる。未来は作る方で、遊び方は提案する方で。文句は言うより、言われたい。じじい、そこをどけ。そんな精神で自分は生きていきたい。

※1 : ぴあ総研によれば "2018年の音楽フェスの動員数は前年3.9%減の272万人となったものの、平均単価の上昇により、市場規模は前年比3.9%増の294億円と推計される。" とのこと。音楽フェスというイベントの認知は年々拡大しているとは思うが、場所の制限があるので動員数が今後どんどん上昇するようなものではないような...? 全然参考にならないが、ディズニーランド/ディズニーシーは1年間で3000万人以上を動員する。

※2 : ライブ配信については以前noteで ライブ配信からはじまる、フェスのUXデザイン という記事を書いた。

※3 : アプリについても書いたので見て フェスアプリのデザイン - 海外のフェス編

※3 : 詳しくは知らん。伝説のウッドストックは1969年開催。グラストンベリーは1970年からはじまった。日本のトピックで言うと何? トムス・キャビンとか? 海外の影響下、というか。

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また一歩、天国に近づくのです...💃

すくぅぅ!
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フリーランスのデザイナー。なお暇。アプリのUIデザイン、イベント特設サイトやメディアサイトのウェブデザインなど。Fesitval Life, Feslavit, Fespli, Spincoaster, Real Sound, Scrap ほか。
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