アートボード_1_2x

The Best Albums of 2019

順位はなし、ABC順です。何番煎じか分からないアイキャッチ。Spotifyのライブラリがごちゃごちゃなので、聴いたものはスプレッドシートにまとめることにしたんだけど、これが良い。

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💿 Anderson .Paak - Ventura

彼の作品は全部良いの。知ってるの。この『Ventura』は昨年リリースの前作『Oxnard』と同じ時期に制作されていたもの。毎回ゲストが豪華だけど、今回はのっけからAndré 3000でフアァ〜〜。最後にNate Dogg(!)で感激。

💿 Billie Eilish - When We All Fall Asleep, Where Do We Go?

まぁしゃあない。すごい聴いた。ライブ見れた補正も強い。何聴けばいいかわからないときとりあえず再生してしまう。GQの動画みた? あれすごく良い。

💿 Danny Brown - uknowhatimsayin¿

Q-Tipをエグゼクティブ・プロデューサーにむかえた5枚目のスタジオ・アルバム。動向が気になるラッパーの一人なんだけど、軽々とこちらの意識を飛び越えていく。アグレッシブなビートメイキングが最高。ラップの雰囲気もだいぶ変わった気が。傑作。

💿 Divino Niño - Foam

シカゴの4人組インディー・ポップバンド。The Lemon Twigsと同じWinspearからリリースした3作目。こういうのでいいんだよ...ってなってしまうな。暖かい日差しで夢見心地のドリーム・ポップ。

💿 Earl Sweatshirts - Feet of Clay

みじけえ!一応EP扱いなんですかね。ええと...今はいったい..何年だ? Odd Futureが輩出した天才 Earl Sweatshirts。15分間、今自分がどこに立っているのかわからなくなる。 

💿 Foals - Part 1 Everything Not Saved Will Be Lost

ロックバンドというアートフォームにこだわって走り続けてくれるFoals。デビューからリアルタイムで聞いてりゃ感情マシマシよ。プライムビデオで配信されている『Rip Up The Road』も見ると一段と良く聴こえる。一生ついていく。

💿 Girlpool - What Chaos is Imaginary

LAのデュオによる3作目。平凡なインディーロックに聴こえる人もいるかもしれないけど、やっぱりこういうの好きだよ!となるドリームポップ。音が増えたね。なんでこういうのに惹かれるんですかね。前より好き。

💿 Homeshake - Helium

元Mac DeMarcoのギタリスト、Peter Sagarのプロジェクト。4枚目の最新アルバムはまずアートワークが良いよね。どこか、そう遠くないところで鳴っているような雰囲気。温まった部屋で、体育座りして人の思い出のVHSを見ているような...シンセ多めで、過去作とテイスト違うかも。

💿 James Blake - Assume Form

いや、良いでしょこれ。James Blakeの4枚目。力強く、脆く、美しい。これまでの作品あってのエモみ。"Where’s the Catch?" のAndré 3000のヴァース、才能爆裂。好き。からの "I'll Come Too"の流れも気に入っている。

💿 Kim Gordon - No Home Record

 Sonic YouthのKim Gordon先生によるキャリア初のソロアルバム。かなりアグレッシブさでぶん殴られる。こんな音作るのすごい。最強。説明がむずい。なんか緊張するわ。ゆっくり歌詞を読みこみたい。

💿 Little Simz - Grey Area

ロンドンのラッパー Little Simz の3枚目となるアルバム。めちゃめちゃ豊かな感性を素直に、率直に、鋭いフロウで表現する。生楽器で作られたビートも素敵。アメリカからはでてこないスタイルだと思う。たくさんの色を集めるとグレーになるように、多様性もグラーデションではなくグレーなのだろう。

💿 Lizzo - Cuz I Love You

元気になれる2019年のアルバム1位。デトロイト出身のMelissa Viviane JeffersonことLizzo。弱さや脆さを認めること、それによって生まれる強さ。グラストでのライブを最後まで見れなかったのが悔やまれる。

💿 Loyle Carner - Not Waving, But Drowing

サウスロンドンのラッパー、Loyle Carnerのセカンドアルバム。Tom Misch、Sampha、Jorja Smithらも参加。ジャジーなトラックもラップも心地よく、オールシーズンいける。タイトルの"手を振ってるんじゃない、溺れてるんだ" とはStevie Smithの詩から引用だそう。

💿 Michael Kiwanuka - KIWANUKA

ロンドン出身のソウルミュージシャン。お恥ずかしいことにこのアルバムがはじめてだったんだけど、完璧です。Little Simzのアルバム『Grey Area』収録の  "Flowers" にも参加したり、 Tom Mischとのシングル "Money" をリリースしたり、何かと話題に。来年はヨーロッパのフェス出演がいくつか決定しているので、どこかで見れそう。

💿 (Sandy) Alex G - House of Sugar

フィラデルフィア出身のAlexander Giannascoliによる(Sandy) Alex Gの7枚目のアルバム。USインディーの中で最も濃い作品だった。"Sugar" は壮大な自然を再現したゲームのオープニングのよう。ってか最初から全部良い。

💿 Shura - Forevher

マンチェスターで育ったシンガーソングライター/プロデューサーのShura。3年ぶり、2枚目のアルバム。全部良い。すごく聴きやすいエレクトロポップなんだけど、ちょいちょい刺激的なアプローチを感じて◎。2020年に来日公演あります。

💿 Strange Ranger - Remembering the Rockets

ジャケット通りの音? アメリカ・ポートランドのStrange Rangerの最新作。もともとSioux Fallsというバンド名で活動してたが、改名。今作はキャリア通算3作目。ローファイで、エモ。散歩しよ...。

💿 Sudan Archives - Athena

天才なんですよね。LAを拠点に活動しているBrittney Denise Parksによるソロプロジェクト、Sudan Archives。バイオリン奏者であり、シンガーソングライターでもあるんですが、その名の通り、北アフリカ・スーダンのスタイルがミックスされているらしい。R&Bをベースに色々魅せてくれて良い作品。

💿 Sunbeam Sound Machine - Goodness Gracious

すげえ名前だな。メルボルンのミュージシャン/プロデューサー、Nick Sowersbyによるプロジェクト。チルウェイブ風味のインディーロック。これは確かにサンビーム。こういうので良いんだよ〜おじさんになりそう。1stも聴いてみよう。

💿 Tyler, The Creator IGOR

ライブみてえ。Tylerの才能が詰め込まれた39分。アナログ買った。2010年代のラップアルバムのなかでも最高峰(本人がラップアルバムとして期待するなと言ってますが)。アルバムというフォーマットがこの世にあって良かった。"GONE, GONE/ THANK YOU"で山下達郎をサンプリングしたことも話題に。

💿 YBN Cordae - The Lost Boy

Chance the Rapperのアルバムにあんまりハマらなかったんだけど、ゲスト参加しているYBN Cordaeの1stアルバム『The Lost Boy』にはグッときた。旅をコンセプトに、彼の人生を振り返っていくんだけど、ラップもトラックもかなりいいムード。グラミーノミネートめでたし!

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Jamila Woods, Solange, Lana Del Rey, Angel Olsen, King Princess, Thom Yorke, Blood Orange, The Sodt Cavalry, Kindnessm, Brittany Howard, Ernest Hood, Weyes Blood, Ernest Hoodなどが積聴(そんな言葉ある?)。FKA twigs, The National, Big Thief, Bon Iverはこの正月で今一度じっくり聴いてみる。聴いたら増えるかも。




また一歩、天国に近づくのです...💃