日本における男女格差 ~今感じる暗黙の前提~

「今を書き残す」というnote投稿(https://note.mu/xiao_2878/n/n54c1f5c5e5a1)から少し時間が経ってしまいましたが、書き残す第一弾として「今感じている男女格差」について書きたいと思います。


様々なところで議題に上がりますが、日本は男女の格差がかなり大きい国です。2018年の段階でグローバル・ジェンダー・ギャップ指数が149カ国中110位、G7の中では最低といったデータもあります。

本の中の紹介になりますが、「武器になる哲学」の中に「日本は骨の髄まで女性差別がしみこんでいる」に近い表現があったり、「FACTFULNESS」の中でも日本は女性が家に入るという考えがまだ残っているとあります。「FACTFULNESS」の中で、それは文化だから変わらないものではないが、進んでいないといった現実が少し言及されています。


大学までの経験で男女での差はどうなんだろうなと思い返してみると、女性で優秀だと思う人は間違いなくいると感じています。

しかし、卒業する今感じていることは、能力の差はないはずなのに「女性がキャリアを中断する」ことが前提となっているということです。普段多く接している大学生に対してがそのように感じるメインですが、社会人も変わらないんだろうなと感じることはよくあります。

大学生の段階でこの前提ということは結婚に対する価値観がマイナスになるのも納得です。


実際はどうなのかな?と思っていた時に、イクメンコンサルタント協会による家事育児シェア講座という機会があったので、行ってみました。

そこで見せてもらったのは、家事・育児のシェアという点で日本は明らかにアメリカやイギリスといった国々に比べて遅れているという現実でした。他国は30%以上のシェア率なのに対して日本は20%を切っている現実があります。

今の日本では小さな家事・育児をシェアすることで、お互いの気持ちをシェアし関係を改善することにつながるのです。

女性の社会進出とともに男性の家庭進出が必要なのではないでしょうか。


そのためにも特に二つ考えないといけないことがあると思います。

(1)働く場所の自由

いわゆるテレワークです。ITの発達により働く場所の自由は確保できるようになってきたと思いますが、それを活用して家でも仕事できるようにすることができるのかということです。

(2)家事・育児の省力化

簡単なところでいえば食洗器やルンバ(ルンバってちゃんときれいになるのか知らないのですが…笑)です。いろいろなものをテクノロジーで効率化しようという流れがありますが、最も必要なのは毎日の生活の中の作業を効率化することでしょう。もし食洗器の導入で一日10分節約できるのであれば一年で60時間程度節約でき、自給1000円だったとすればそれで6万円です。先行投資だと思えば価値ある投資のように感じます。


僕自身はまだ社会人になってないので、これからどうなるかは本当にわかりません。

ただ、「何かライフイベントがあった時に、女性がキャリアを中断する」という前提になってしまっていることを意識して、忘れずに生きていきたいと思います。そのためにも「今を書き残す」第一弾としてここに書き示しておきます。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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