旅の始まりはフードファイトの始まりだった
そもそも夕食は食べる必要がなかった…
フードファイトその1 空港の粉もん
成田でチェックインをしていると、7つの海の制覇ならぬ、7つの胃袋があるんじゃないかと思うくらい良く食べる友達TからLINEが入っていた。
私が旅に出ると知って、数日前からプライオリティーカードで使用できるラウンジに大阪の粉もの屋の食事が追加されたことを知らせてきていた。
私は「ふーん」程度だったが、彼はとても興味があるらしい。
「ねえねえ、食べたら報告してよ(ワクワク)」
ワクワクとは書いてなかったが、彼の心の声がはっきりと聞こえた。
深夜便だし、私は酒が飲めればいいので、食べ物の評判はすこぶる悪いが酒は飲めるラウンジに行くつもりだったのに、Tのワクワクに押されて行ってみたら、なんとフードコート内の一店舗。
お会計は無料だが、新人と思しき青年が
「お客様のカードの種類によっては課金されることがあります」とおずおずという。
大丈夫!請求されたらTにその分おごらせるわ・・・
3400円分が無料になるということで、牛肉のステーキのセットか、たこ焼きとお好み焼きのセットしかない。それに1杯のドリンクがつく。
ステーキはちょっと・・・と粉もんセットにしたら
どーん!!
食えない。
いくら仕事の後でも食えない・・・
しかし私は食べ物を粗末にすることに抵抗がある。
出されたものは完食するのがポリシー。
食べたさ!
どら焼き以外。
甘いものはスラバヤのAに食べてもらおう。
くるしー
お腹がはちきれそう!!
フードファイトその2 機内食
クアラルンプール行きのフライトは出発が15分早まるとのことだったが、機内への案内が遅れるとの放送があった。
ゲートでは職員が何だか殺気立ってお客様の前だというのに
「そこでパスポートチェックなんてしなくていいから!」とスタッフ同士で声を荒げている。
そういうの、客は見てまっせ。
少し遅れて搭乗開始
やがて来ますよ
深夜の機内食。
日本時間の午前1時。
ええ、残さずいただきましたとも!
どら焼き以外。
お腹が…お腹が…
どら焼きとピーナツはお持ち帰り。
ワインとビールはあった!
暴れずに済んだ…。地球の平和が守られた。
その後、腹痛で機内でトイレにこもったことはご報告するしかあるまい…。