見出し画像

【臥薪嘗胆】14節A松本戦試合プレビュー

明治安田生命J1リーグ第14節 松本山雅 1-1 清水エスパルス

2019年6月1日(土)18:03キックオフ

【得点者】67'レアンドロペレイラ、78'ドウグラス

【スタジアム】サンプロアルウィン

【入場者数】16236人

【天候/気温/湿度】晴/20.9℃/58%

【主審】松尾一


0勝1分3敗

前節H仙台戦の劇的な勝利を経て、迎えるは恐らくJクラブの中で一番相性の悪い相手。そんな松本相手に勝点3を得て、上昇気流に乗りたいところ。
スタメンはこんな感じ。

松本はお馴染みの3-4-3、清水は北川をトップ下に据える4-2-3-1。システム的にミスマッチがある中で、結果としてはお互いにPKでの1‐1のドロー。またもや松本相手に勝ち星を挙げることができず。流れの中から崩すことはできませんでしたが、ここまでリーグ最多の30失点をしているチームが、微妙な判定でのPKによる失点のみに抑えられたことは大きな収穫だったと思います。

球際の徹底

90分通して4-4-2のブロックをコンパクトに形成。バイタルリア内では前田、杉本、ペレイラに対し、ソッコ二見のCBの2人と六平竹内のボランチコンビでハードワークすることで、前線3人に前を向かせることを抑えていました。特に松本のキープレーヤーである前田にはスペースを与えず、決定的な仕事をさせませんでした。前節軽いプレーから3失点したことで、篠田監督から檄が飛んだのでしょうか。90分間選手間で声を掛け合いながら、集中して守備ブロックを構築し続けていたと思います。それだけにPKを与えるきっかけになった六平のボールロストのシーンは痛かった。

個人的にこの試合のMVPに挙げたいのが二見。
ペレイラのマークについた二見のプレーは完璧だったと言っていいでしょう。楔のパスへの反応、ハイボールへの処理、90分間体を張って献身的に対応をしていました。ペレイラが交代するまでの70分間近く1対1で完封でした。流れの中から失点がなかったのは、この二見の活躍があってこそだったと思います。

正直に言うと、ミッドウィークの試合がない今節では、二見ではなく立田がソッコの相方だろうと思っていました。ですが、いい意味で大きく予想を裏切られる結果となりました。コパアメリカ出場に伴い、立田がチームを離脱しますが、ソッコのパフォーマンスが戻りつつあるある今、二見がこの試合のパフォーマンスを継続してできるのであれば、チームの守備はまだまだ安泰だと考えます。

狙い続けた先に

この試合の清水の狙いは松本の3CBの脇、PAの横のスペースでした。試合を通して、後方でのサイドチェンジから相手のWB裏に起点を作ろうとするパスや動き出しが多くみられました。(ざっと確認しただけでも10回以上)PKを獲得したシーンも後方でサイドチェンジ、相手のブロックの綻びに二見がスルーパスを出し、ブロックのサイドを狙ったところからPKゲットでした。

PK獲得直前の76:25のシーン。

ソッコ→六平→竹内とサイドにボールを回すことでボランチの藤田をつり出すことに成功。

前方にプレスに出た藤田の空いたスペースに、西澤が入り込む動きを見せることで、今度はCBの今井をつり出すことに成功します。結果、守備ブロックの空いた後方のスペースに走りこむドウグラスに対し二見からの絶妙なスルーパス。見事にPKを獲得します。(微妙な判定でしたが、、、)

試合時間も70分を過ぎ1点ビハインドの中でも、自分たちの決めた形を焦れずに狙い続けたことで、あのような形を作ることができたのだと思います。
散見されるパスミスにやきもきさせられることも多くありますが、監督も変わってまだまだ再構築中。 少しづつ少しづつではありますが、改善の兆しは見られると思います。

俺らはずっと信じてる

まずは守備から入ろうという姿勢が見て取れた試合でした。1ー1のドローで勝点1と最低限の結果ですが、決して悲観するような内容では無かったと思います。次節にはヘナトも戦列に復帰するとの噂。揃ったピースがハマりだした時、このチームは爆発して上昇してくと信じてます。今期思い描いたようには行かずとも、まだまだここからです。まだリーグ線は半分も過ぎてないのですから。

今期の目標はトップ5。誰が笑おうととも僕は信じて応援し続けます。

大好きな遠征地の一つ。来年こそはアルウィンで勝ちロコできますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?