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新潟ブレードランニングクリニック

Blade for Allプロジェクトは昨年新潟にギソクの図書館の設置をした。その際に開催した理学療法士・コーチ・当事者向けのランニングクリニックで1人の子供が佐藤圭太選手の足にしがみついて離れなかった。彼の足は先天性腓骨欠損で義足を使っていたが、残っている足が長すぎてブレードは入らないため、その場で取り付けることができなかった。彼の名前は小林宗大朗、未就学児だ。

下のyoutube動画より

それから数ヶ月、田村義肢の谷川さん、新潟医療福祉大学郷先生たちと連携し、長断端でも付けられる様なカスタムパーツを制作。1月に宗大朗に試してもらった。最初はぎこちない動きもその場にいるメンバーと一緒に練習をしながら、徐々にスムーズな走りを身につけた。

その後、新潟県の障害者スポーツ大会で未就学児ながら特別に配慮していただき、レースに参加することができた。この一連の流れはこちら。

通常、保険適用外であることから、義足使用者がスポーツ用義足で走ることは難しい状況だ。さらに、未就学児や長断端の義足使用者はブレードがつけることができないため、大抵の場合諦めてしまうことが多い。Blade for Allではこの様な場合でも走れる様にするためにはどうしたらいいか、メンバー一同議論をしながら、すべての走りたいを叶えるべく活動している。


10月23日、新潟県医療福祉大学でブレードランニングクリニックが開催いたします。このイベントは、走ったことがある方はもちろんのこと、走ったことがない人で参加可能です。あらかじめ日常的に使用している義足の状態を確認し、当日走れる様に準備を行います。また、このイベントはパラリンピアン佐藤圭太選手とコーチ大西正裕が走り方を指導します。クリニックの後は、Xiborg代表遠藤を含めた3名によるトークセッションも開催します。義足使用者やそのご家族だけでなく、この様な活動にご興味がある方は、ぜひ新潟医療福祉大学に遊びに来てください。

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