伝わらないギャグはギャグですか?

私がかなり日本の歴史ある企業を信頼しているからです。実際ヘッドホンはSTAXを使っていますし...\ドッ/笑笑笑

出典 : 漏れにくい水筒を探す|ぃギ|note

これって伝わりましたか?
面白いギャグだなと感じましたか?
一生懸命に『\ドッ/笑笑笑』とか書いて伝える努力はしましたが...

これってSTAXがコンデンサー型ヘッドホンを主に取り扱うメーカーで、その他のヘッドホンメーカーはほぼダイナミック型ヘッドホンを扱っており(コンデンサー型を扱っているメーカーもあるけどSTAXの安いモデル帯では無い)、日本の歴史ある企業を信頼しているからといって中々比較できない点が面白いだろうと考えた故のギャグなんですよ。

しかし恐らく水筒の記事を見に来た人の中でヘッドホンの駆動方式に明るい人は相当少ないでしょうから今このように解説しているんですね。

私はオモコロがかなり好きです。匿名ラジオとかから入ったと思います。そんな入り方をしてオモコロを好き好んでいる人がギャグ解説とは何事だと思われそうですが、それを予想した上で書いています。

私はギャグ解説をギャグの面白さのかなり近いところにあるように思えます。それは他者にギャグ解説を行わせることによる陰湿な嫌がらせ的な面白さではなく所謂シュールなギャグという形になると考えているからです。これは何にでも言えるとは考えておらずあくまでも絶対に伝わらないギャグでは面白いと考えています。まぁなんというか(英語のニュアンスという私を含めた日本人のほとんどに伝わらない表現に逃げるなら)funnyではなくinterestingって事です。私が忘れ物をしてしまった時に「wawawa忘れ物~」と友人に言って伝わらなければ、知名度を踏まえてこれは私が選択を失敗したと考えて然るべきでしょう。しかし「あの日あの時置き去りにした記憶の破片~」と歌って(恐らく理解されませんでしょうから)解説をするのは許されるのではないでしょうか?らき☆すたとハルヒの憂鬱の知名度の差やMADでの使用率を考えても当然です。また、忘れ物という直接的な単語が入っていない点も美しく、解説で忘れ物という単語が出てくるという間接的なギャグであり完成度も高く思えます。

以上を踏まえて言わせてくだしあ。

伝わらないギャグのギャグ解説は伝わるギャグである

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?