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ボカロ曲紹介05:「君の体温」

はじめに

はじめまして、船橋ひなたです。

今日は自己紹介記事をもう書いたので、明日に回してもいいんですが、土日は忙しくて書けそうにないんですよね…。
なので今日二つ書いちゃいます、お付き合いお願いします。

ぼくが好きなボカロ曲の紹介、いつも通り始めさせてもらいます。

5曲目: 「君の体温/クワガタP feat. 初音ミク」

ニコニコ動画:https://www.nicovideo.jp/watch/sm9189786

こちらです。

動画の概要欄には、「クリスマスだというのにとっても女々しい曲です。」とありますが、その通り、大切な人を忘れられなくてうじうじ悩んでいる、とてもいじらしく切ない歌です。
確かに、投稿日である12月25日という、キラキラした日付には似合わない歌かもしれませんね…。

では、早速ですが、この曲で自分が一番好きな部分の歌詞を引用します。

僕らが誓った永遠は
惰性の果てに腐ったね
冬が明け春が咲き
夏が暮れ秋が眠ったなら
出会えたことを良かったと
思える日が来るかな?

https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/7827.html

だってお!!(ばんばん)

……さて。
ここは、2番のサビとその後の間奏が終わって、Cメロにあたる部分です。

永遠が、惰性の果てに腐るという詞が好きです。
付き合いたてで、お互い愛情もたっぷり持てている間は、「ずっと一緒にいよう!」なんて甘い言葉を交わしていても、今ではもう倦怠期というべきか、もはや相手に何の感情も持てずに、その通り惰性だけで付き合っていて、毎日が黄ばんで、つまらなく見えてしまっていたのでしょう。

それでも離れるのは未練があったけど、どちらからともなく別れようとなったか、あるいは朝目覚めたら置き手紙を残していなくなっていたか。

とにかく、悲しい別れを経験して、それでも何とかして前を向こうと、
「出会えたことを良かったと思える日が来るかな?」なんて歌うのは、切ないのはもちろんですが、いじらしいというか健気というか、涙を必死に堪えながら前を向こうとする、少しの強さや踏ん張ろうとする気概も感じられないでしょうか。

いやぁ、いいですね、癖です。ぼくの好みです。

そして、この後、「別れるのは悲しいけど、うじうじせずに前を向こう!」と、気持ちを振り切る方向に行くのかと思いきや。

寂しい夜も 二人の朝も
誰かが僕を塗り替えて
それでいいよ 君の体温
忘れていつか眠って
さようなら 愛し君よ
戻れないなら僕から消えてよ

https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/7827.html

ラスサビの歌詞です。

大好きだったあの人との思い出、「寂しい夜も二人の朝も」、いずれは塗り替えられ、君の体温の暖かさもきっと忘れてしまう、それでいいのだ、もう全部忘れてしまえばいい、「僕から消えてよ」と願い、曲が終わります。

「悲しみを背に行け」のような前向きな姿勢というよりかは、どこか諦めも感じ取れる歌詞ではないでしょうか。
「この悲しさや痛みを受け止めて、前に進もう」というのではなく、「痛くて悲しくて耐えられないから、もうあなたとの思い出が全て消えてくれればいいのに」というような。

本当に最後まで、大好きな人のことが忘れられないで苦しんでいる、そんな姿が、とても切なく映ります。

ここまで、後半部分である、Cメロとラスサビをざっと紹介したました。
前半部分はぜひご自身の目で確かめてみてくださいね!

・・・

曲紹介はこれで終わりです、お付き合いいただきありがとうございました。
今回は歌詞のみに注目してきましたが、伴奏もとても心惹きつけられます。特に、今回紹介したCメロ部分の直前の間奏のギターが大好きです。

みなさんぜひ、聴いてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。
また次の記事で。

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