見出し画像

初心者の星空撮影メモ

今回は自分のためのメモ&整理を含めて星空撮影について書きたいと思います。

私が星空撮影を始めたのは今年からで、きっかけはフルサイズミラーレスSony α7IVを購入したのと、ソロキャンプへ行く機会が増えたことでした。当たり前ですがソロキャンプへ行くと自由な時間が大量にあるので、好きながことができます。私の場合は料理だったのですが、それでも夜は時間を持て余し、焚き火を見ながらお酒を飲んで終わっていたので、もう少し何かやりたいなと思い、せっかくこんな自然の中にいるから、星空を撮影しようと考えてはじめました。

最初は本を読みつつ、星空撮影が趣味の後輩に聞きながら手探りで撮影をはじめましたが、最初に天の川を撮ったときは感動でしたね。目に見えないものが写真という形で見えるのですから。

そんなまだ星空撮影を始めてまもない私が星空撮影をするときにやっていることを紹介します。あくまで初心者の私が調べながら手探り状態でやっていることなので、そこのところはご了承ください。

機材

まずは撮影に使っている機材について紹介します。

フルサイズのカメラと明るい広角レンズを使う

私はSony α7IVと主にFE 20mm F1.8 Gレンズで撮っています。
カメラはフルサイズの方が暗いところは強い(ノイズが少ない)そうです。さらに言えばSonyならα7SⅢの方が良いのでしょうが、そこまでは手が出ません。α7SIVとか出たら考えてしまうかもしれませんが・・・

レンズは明るい方がいいということで明るい単焦点レンズを使っています。FE 20mm F1.8を導入する前はFE 35mm F1.4 GMレンズで撮っていたのですが、天の川を画角内に収めるためには35mmは狭かったため20mmを導入しました。さらに広角でさらに明るいレンズもあるのですが、そこまで行くともう星空専用になってしまうので、そこまではまだ飛び抜けられません。

三脚とリモコンを使う

当たり前ですが、星空を撮影するときにはシャッタースピードが遅くなるので三脚が必須です。なるべく安定する三脚がいいです。私の持っている安定する三脚は重いので、もう少し軽いのが欲しいと物色中です。

また、シャッターを押すとそれだけでブレが出ることがあるのでリモコンは必ず使います。リモコンを忘れて撮影した時があったのですが、やっぱり少しぶれていました。最近はスマホでリモート撮影できるのでそれでもいいとは思うのですが、結構接続が切れてイライラするので私は使いません。

ソフトフィルターを使う

最初はフィルターは使っていなかったのですが、星を大きく写すためにはフィルターがあった方がいいと言われたので、私はKenkoのプロソフトンクリアを使っています。外した時と付けた時で比べたことはありませんが、確かに効果はあるような気がします。

以上が私の使っている星空撮影用の機材ですが、カメラ以外にはなりますが星を撮るところって暗いのでヘッドライトはあった方がいいです。特にカメラのボタンの場所を覚えられない私には必須です。

カメラの設定

次にカメラの設定ですが、ここはまだまだ手探り状態なので、これから試していきたいと思っていますが、今はこんな感じです。

ファイル形式はRAWにする

星空って撮って出しだと物足りないので補正が必要になります。JPEGで撮って補正でもいいのでしょうけど、どうせ補正するならRAWで撮って現像した方ができることが多いのでRAWで撮影しています。ちなみに、星空に限らず私は常にRAW+JPEGで撮っていて、面倒な時はJPEGのまま使います。

手ぶれ補正をOFFにする

最初これで失敗していました。手ぶれ補正は便利ですが、シャッター速度が遅くなると手ぶれ補正が原因でブレが発生することがあるそうです。確かにこれをOFFにしてからは星が点になっていると思います。また、星撮った後に手ぶれ補正をOFFにしたままで忘れて使っていたら昼間の手持ち撮影でブレていたってことが結構あるので注意しています。

長秒時ノイズ低減をOFFにする

デフォルト設定だとシャッタースピードを遅くして撮った後にノイズ低減の処理が行われますが、これが邪魔なので私はOFFにしています。これが結構かかるのですよね。ノイズはLightroomのノイズ除去に任せればいいと思っています。

マニュアルモードで露出を設定

私は20mm F1.8のレンズを使っているので、モードはマニュアルモードにして、絞りはF1.8、シャッタースピードは15秒、ISOは2000から始めて様子みてあげる感じで始めています。あまりシャッタースピードを長くすると星が点にならないそうなので15秒にしているのですが、20mmのレンズならもう少し長くても大丈夫なようです。

撮り方

マニュアルフォーカス(MF)で明るい星でピントを合わせる

最初、星なんてどうやってピンと合わせるのさ??AFじゃあ合わないじゃんって思っていたのですが、教えてもらってやっとコツがわかってきました。私がやっているのはフォーカスモードはマニュアルフォーカスにして、まずは一番明るい星を探します。金星が出ていると合わせやすかったです。

そして、ファインダーを覗きながらピント拡大機能でその明るい星が一番点になって小さくなるようにピントを合わせます。最初はこの感覚がよくわからなくてピントが甘くなっていました。一度ピントを合わせたらあとはフォーカスリングを触らないように気をつけます。これが意外と難しくて結構触ってしまって、またピンと合わせ直しってことがあります。

星座のアプリで星の位置を確認して画角を決める

星座に詳しい人はこんなことは不要だと思いますが、理科の授業くらいの知識しかないのでSky Guideというアプリに頼っています。これを起動して空にスマホを向けるとその方向にどんな星座があるかわかります。天の川もこのアプリでここらへんに、こんな方向であるなというのを確認して画角を決めます。

山とか建物などを入れて撮る

最初は空だけ撮っていたのですが、それだとどうも面白くない。やっぱり写真なので構図は重要で山とか木とか建物とか入れると印象的な写真が撮れます。そのためにも暗くなる前に下見した方がいいそうですが、私はそこまでやっていないです。

現像

最後に現像です。これがとっても難しく美的センスが大きく出るところだと思っていて、私には余計に難しいです。ちなみに私は定番のLightroom Classicを使っています。なんだかんだ結局これですね。サブスクで使用料払うだけの価値はあると思っています。

全体の明るさを調整する

まずは全体の明るさを調整して空以外が思い通りの明るさになるように調整します。空は後で調整するので一旦無視です。

空だけを好みの色に調整する

Lightroomのマスク機能を使って空だけを選択します。Lightroomはボタン一発で空を選んでくれるのでとても便利で、もうこれ以外使えません。
そして、色温度を下げて青っぽくしたりしながら天の川などを目立たせるように調整します。あと、これもLightroomの機能であるかすみ除去を使って空をクリアにすると星が映えます。

場合によってノイズ除去する

最後に全体の色味を調整しながら、ノイズがひどい場合にはLightroomの最強機能であるノイズ除去をかけます。これで完成です。

まとめ

結局、まだまだ初心者の私はカメラ、レンズ、Lightroomの力に頼って星空を撮影しています。もっと印象的な星景写真を撮ってみたいのですが、なかなか時間と根気がないので、新月の晴れた夜に写真を撮りに行くというのは難しいです。でも、これからもなるべく写真を撮りに行って上達したいと思っています。

今週末は新月付近の晴天だったので星空撮影する絶好のチャンスだったのですが、VIVANT最終回をリアルタイムで見たい欲に負けました、、、また来月頑張ろう!!来月の新月付近の週末は時差ボケで夜目が冴えているはず。


この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?