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残った秋を探すフォトポタリング

天気が良い平日休みのとある日に残った秋を探すフォトポタリングへ出掛けてきた。今回目指したのは、毎年訪れている松本市の四賀地区にある大イチョウと安曇野に飛来している水鳥だった。

キッセイ文化ホールのイチョウ

松本市の中心地から四賀地区へ行くためには山を一つ越えなければならない。その山越えに入る前に終日前の新聞でイチョウが綺麗だと書いてあったキッセイ文化ホールへ立ち寄った。

木々のイチョウはもうほとんど散っていたが、落ちたイチョウの葉が秋の日の光に照らされてとても綺麗だった。もう里も秋は終わりらしい。

イチョウの葉の絨毯

松本市四賀地区へ登りパン屋さんへ

松本の中心地から四賀地区へ行くためには、長い坂を登ってトンネルを一つ越える必要がある。ロードバイクならそんなに苦ではないが、今回はグラベルバイクでしかもカメラを背負って、交換レンズも一本持っているという重装備なのでキツかった。あまり頑張りすぎず軽いギアでクルクルとペダルを回して心拍数を上げすぎないように登った。

この四賀地区に来ると立ち寄るパン屋さん「ロティ」がある。お店の前にサイクルスタンドが置かれていてサイクリスト思いのパン屋さんなのである。ここでお昼に食べる3種類のパンを買った。お店の方が私がカメラを背負っているのを見て「いい写真撮れた?」と聞かれたので、「北アルプスは綺麗で写真撮るにはいいですね、これから上の大イチョウの写真を撮りに行くんですけど、まだ残っていますかね?」と聞いてみたところ「もう終わってしまったかな」とのことだった。今年はお休みを一週間遅れてしかとれなかったので半ば諦めていたが、少しだけ期待していただけにやっぱりそうなのかと少しテンションが下がった。

山の中にある美味しいパン屋さん
四賀地区からの北アルプスの眺め

大イチョウへ

それでも少しの望みを持って坂道を登った。昨今の熊出没が怖かったのでここからは熊鈴を腰につけてたまに自転車のベルを鳴らしながら登った。パン屋さんから登ること約20分で大イチョウに到着した。残念ながら大イチョウはほとんどの葉っぱが落ちていた。

こんな平日の山の上に誰もいないだろうと思っていたら先客がいて、作家さんなのか何かの制作物とイチョウの落ち葉で写真と動画を撮っていた。私は邪魔をしないように写真を撮って山を下った。

散ってしまった大イチョウ
イチョウの葉の黄色と祠の屋根の赤が良い
祠はこんな景色を眺めている

飛来している水鳥

山を下って御宝田遊水池へ向かった。ほとんどが下り坂なのでペダルを漕がなくても進んでくれて楽ができる。御宝田遊水池に着いたところで、途中で買ってきたコーヒーを飲みながらパンを頂いた。今回は信州名物の牛乳パンと、お店のオススメだったイチジクとクリームチーズパン、塩パンを買ってきた。疲れた体に甘いパンとしょっぱいパンがしみた。

今回いただいたパンたち

腹ごしらえも終わり、水鳥たちを撮ることにした。しかし、メインの白鳥はどこかへお出かけしているようで留守だった。少し残念。

気持ちよさそうに泳ぐ水鳥
冠雪した北アルプスの山をバックに

のんびりと帰宅

あとは綺麗な景色を見つけては写真を撮りながらのんびりと帰宅した。ここのところの冷え込みで山々も雪をかぶっていて、空の青とのコントラストがとても綺麗だった。

常念岳はまだ雪は少し
北アルプスの方はもう白い

途中で日向ぼっこしている二匹のストリートキャットに出会った。のんびりとしていたので、近づいて怖がらせてはいけないと思い、遠くから写真撮った。力強く生きてほしいと思う。

くつろぎ中のにゃんこ
こちらは警戒しているにゃんこ

そんな60kmくらいの、のんびりフォトポタリングだった。

おしまい。

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