PSPPの言語ファイルを編集

統計ソフトのデファクトスタンダードとなっているIBMのSPSS。そのフリーでオープンソースの互換ソフトウェアを目指して開発されているPSPP。バージョンアップが随時行われているのですが、日本語化が追いついていないので、自分が使う分は言語ファイルを編集して日本語率を上げてみた。

PSPP\share\locale\ja\LC_MESSAGES\

に入っている「pspp.mo」を任意の場所にコピーして、1つはバックアップにし、もう1つを編集ファイルにする。

http://tools.konstruktors.com/

などのサービスを使って、.moファイルを.poファイルに変換する。これでテキストファイルになるので、閲覧編集が可能になる。

テキストエディタで編集。ファイルの中身は「msgid」に元の英語のテキスト、「msgstr」に置き換えテキスト、とセットで定義するようになっている。今回は翻訳が進んでいるウクライナ語の.moファイルを.poファイルに変換して対照させながら、不足部分を少し補った。

編集が終わったら、先ほどのwebサービスや、

http://po2mo.net/

などで、.poファイルを.moファイルに再変換して、元のpspp.moと置き換える。

今回はついでに「p値」に対して使われている「有意水準」という言葉を「有意確率」に改めた。間違いではないのだが、「有意水準」は、「有意水準が5%」などと分析者が定めるものに対して使われることが多いように思う。


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