＜BACK　TOP

よくきたな。おれは逆噴射聡一郎ではない。故に非逆噴射聡一郎だ。総一郎でも聡一朗でもない。おぼえておけ。おれは毎日すごい量のテキストを書いているが、誰にも読ませるつもりはない。だが今回は特別だ。それなりのペースで投下する。おれがサボテンの陰から急に飛び出してきたダニートレホの投げナイフに刺されて死ななければだ。

前回の特い点は、まさにメキシコ・・・・イースト・メキシコのユカタンだった。おれはエキサイトし、ほんやくした。今度はどこだろうか？　そこは新たなメキシコ・・・・エンシェント・チャイナだ。おまえはそこに降り立ったのだ。

チャイナ。知らないやつはいないだろう。そこは欲望渦巻く混沌の大陸だ。その歴史はなんおくねんにもおよぶことがたしかめられている。

おまえは三国志を知っているか？すべての男は三国志で最初に歴史を知る。それは男の中の男たちが戦い、漢の中に漢ができる話だ。最終的に漢は魏になり、魏が晋になり、晋の中に漢が出来て晋を滅ぼし、趙になる。つまり真の漢の物語なのだ。

おまえは漢を知っているか？すべての男は三国志の次に項羽と劉邦で歴史を知る。それは男の中の男たちが戦い、漢ができる話だ。漢は酒と女がすきなヤクザの男である劉邦（たけし）が、物凄く強いがあほなライバルの項羽に泥臭く勝ち、ウエスタン・チャイナに建てた国だ。もはやこれはウエスタンであり、クリント・イーストウッドであり、ユル・ブリンナーであり、スティーブ・マックイーンだ。

チャイナの連中は、自らを漢と呼ぶ。漢字、漢文、漢詩、好漢、悪漢。彼らは漢に敬意を払っているのだ。では漢の前には何があったか。それは秦だ。なぜあの大りくをチャイナと呼ぶか？　それは秦（チン）があの領いきを最初に統一したからだ。漢ならばカンナとかオトコナとか呼んでいただろう。

秦を建国したのは、始こう帝とかいう焚書坑じゅ特化型肉塊ではない。やつはそれなりにすごいが、実は曽祖父の代にかなり広がっていた領土を、もうちょっと広げただけだ。お前の手元の史記を広げてみろ。始皇帝の前に秦があり、その前に周があり、その前に殷がある。その前にあるのは神話でん説の世界だ。トルコのトロイア戦争、インドのバラタ戦争と同じ頃、チャイナにも大戦争があった。それが殷周革命だ。

殷という国は、商ともいう。面倒なので殷で統一する。こいつらは３５００年ほど前に、多分北の方からやってきて、チャイナの真ん中あたりに国を建てた。青どう器を持ち、商売がうまかったらしいが、実はよくわからない。文字がなかったのだ。かくじつに文字が出来たのは、だいぶ後になる。その頃の殷の王が、うらないの記録のためにはじめて文字をつくった。こいつはまさしくタルサドゥームで、じゃあくな神々に生にえを捧げ、じゅじゅちゅで世界を神秘的支配していた。

チャイナは神秘が薄い？　何の話だ？　そんな戯言は焚書してピザでもやけ。おれはエンシェント・チャイナのすごさを知っている。いいからきけ。

（編集部注：非逆噴射聡一郎先生の足元にはいくつもの酒瓶が転がっています。彼の腕は丸太のように太い。あなたが腕に覚えがあるのでなければ、逆らわないほうが賢明でしょう）

タルサドゥームがいれば、当然コナンがいて、サボタイとヴァレリアがいる。バーフバリにカッタッパと、デーヴァセーナやアヴァンティカがいるのとおなじだ。コナン・ザ・バーフバリはウエスタン・チャイナ・・・・のちに秦が建国される地からやってきた。そこにいたのが周という部族だ。

かれらはまさにメキシコ人であり、キンメリア人であり、マヒシュマティの民だった。その長であるコナンはいっときタルサに仕え、その将軍として戦った。だが、タルサドゥームはコナンの強さを恐れた。やつはコナンをだまし、後ろから殴って気絶させ、牢獄にいれ、鎖に繋いで奴隷労働バーを回させた。さらには助けに来たコナンの子どもを殺し、その肉をコナンに無理やり食わせてしまったのだ。コナンは哭いた。こんなファック野郎をのさばらせておけるものか、と。

コナンはすごい筋肉で鎖を引きちぎって自由となり、おおあばれしたのち、馬を奪って西へ向かった。そしてタルサが迫害し、生贄にささげていた遊牧民と手を結んだ。やつはこう語った・・・・「アイアムサボタイ。シーフ。アンドアーチャー」・・・つまり盗賊であり弓使いの男だ。のちに太公望と呼ばれる。ふたりは馬に乗って走った。様々な冒険の後、ヴァレリアと共に塔にのぼり、魔法使いのボンズと出会った。・・・・（中略）

つまり、いいか、コナン・ザ・バーフバリはタフガイなウエスタンであり、サボタイ・ザ・カッタッパと共にタルサドゥームをやっつけるため、軍勢を率いてやってきている。かれはアキロニアの王だ。王たるものは軍勢を率い、じゃあくな王をやっつけねばならない。みずからの心の王国を守り、それを地上に打ち立てるためにだ。

おまえは、おまえ自身の王だ。これはおまえに、はじめから刻まれている神話だ。もし、おまえのなかの真の男が死んでしまっていたとしても・・・・よみがえる。バーフバリを見ることでだ。おまえのかおにはもじゃもじゃの髭が生え、カラテがバフされて全身の筋肉がパンプアップし、無病息災になり、毎食インド料理を食べたくなる。

おまえは封神演義をしっているか？　それは明末のパルプ小説だ。殷周革命に仙人や神々やブッダが雑にクロスオーバーして、マジックアイテモをぶん投げて敵の頭をかち割るやつだ。いまアニメでやっているやつ（編集部注：覇穹封神演義）は、あれはあれでなんか面白いので、あまり言ってやるな。詳しいことは漫画版を読め。もっと詳しくは安能版や原典やその前へ遡れ。WS版もやるといい。

仙人とゆうのは、エンシェント・チャイナをカラテとジツで支配していた半神的存在・・・・ようするにニンジャだ。トロイア戦争やバラタ戦争にもやつらが介入している。こうゆう戦争が同じ時期に起きたとゆうのは、おそらくニンジャ大戦の記憶が世界各地の古代文明に伝わっていることをしめす。封神台がなにを意味するか、おまえにはもうわかるだろう。

今回はここが舞台だが、ちゅうこくする。前回でケツあル・コアトルやジャガーマンが出なかったように、今回も玉もの前とかナタとか三ぞうとかは出ない。おれのオリジナルサーヴァントばかりだ。おれがそう決めたからだ。インド鮪は出るが、ラーマールジュナやカルナ、バーフバリは出ない。

知っての通りインドの鮪は火力とかがすごく、おおむねブラフマ０ストラやアグネアを初期装備しているのでつよい。これを撃てばなんおくという標的がいっぺんに死ぬ。さらにヴィマナで超高速移動したり、ホット・ヨガで炎を吐いたり、ヨガの力で量子テレポーテーショーンしたりもする。バーフバリをみればそれはあきらかだ。

インドでは、苦行でヨガ・カラテをきたえればブラフマーが出てきて願いを叶えるので、理論上は誰でも神々より強くなれる宇宙システムだ。ブッダもカラテマスターだった。だが神々はおおむね狡猾な手段で弱点を突いてくるので、おまえは気をつけなくてはならない。ブラフマーより立場が上のシヴァやヴィシュヌを味方につけろ。著名な叙事詩ではヴィシュヌ系のツリーが有利だ。シヴァ系は噛ませにされる傾向があるが、グラフッィクや演出は派手で破かいりょくがある。おまえが真の男ならこちらを選べ。リシやブッダにかくせいすれば神々の介入から離れることも可能だ。しかし、そうとうな修ぎょう期間がひつようとなる。課金でどうこうなるシステムではない。

チャイナへのインドの影響は意外に大きい。仙人はサドゥーであり、ゼンの呼吸法はチャドーだ。ゼンのマスターであるダルマはチャイナへ渡ってカンフーを創始した。そしてカンフーはオキナワ・カラテとなり、はるか未来には呑破（ドンファー）＝センセイに伝わった。彼はほとんどボディサットヴァにちかいカラテそんざいだ。知るといい。

さあ、これでおまえにも分かるだろう。チャイナはメキシコであり、インドもメキシコなのだ。バーフバリをみればそれはあきらかだ。

きょうもおまえはホット・ヨガ教室へでかけ、MEXICOを体験しなければならない。ホット・・・・それは苦行を意味する。メキシコでザゼンし、カラテをきたえ、バーフバリをみることで、おまえは神々を超えることができるのだ。

（非逆噴射聡一郎）

＜BACK　TOP　NEXT＞

ウォッチャーが、YouTubeをザッピングしながら。
「ワオ、クール！　これオープニングテーマにしちゃおっと！」

◇☯️◇

◇☯️◇