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【つの版】忍殺TRPGリプレイ小説・ライナーノーツ48

 おれだ。溜まったのでやる。今回は14日で5エピソードであり、1エピソード平均3話(日)というペースになった。1話目はステータス表とか状況をずらずら並べ立て、2話目から状況が動き出すというわけだ。状況を整えて問答無用にそこへ投げ込めば、泳ぎ続けるマグロめいて止まらず、カラテが飛び交い生首が飛ぶ。そしてバーフバリめいた真の男(R)たちがダブル主人公となり、ラージャマウリ監督をかけてRRRになったのだ

前回◇ ◇総合目次◇ ◇時系列

【ドント・トライ・スーサイド】

 タイトルはQUEENの曲からだ。邦題はなぜか「自殺志願」となっていて危険だが、直訳すれば「自殺なんてやめておけ」となる。センシティブなのでセプクとした。スーサイドだったりスイサイドだったりするが気にするな。スーサイド=サンやサンダー・マックイィーンとは特に関係ない。

 そうしたシナリオがPOPしたが、うつ病とかの話をあまりヘヴィにやってもアレだし、なんでそんなことに?というのを突き詰めていってこうした。元シナリオでは愉快犯のモータルハッカーがニンジャをも操っていたようであるが、ここではザイバツの陰謀だ。どいつも邪悪で闇持ちもいるが、メガコーポ社屋でカチグミ子女が集団フライング・セプクなどされては株価に響くので止めねばならない。ウカツに飛び込めば人質を殺されるかも知れないためNSPD49課も手出ししかねたが、ソウカイヤが組織力でうまいことやって救出したというわけ。どいつもやる気満々でセプクする気がないため、屋上をステージギミックとし、弾き飛ばしでスマ・ブラすれば潰れたトマトソースになるとしてみた。カーペンター=サンはナムアミダブツだ。そして三対一では手練れといえど敵わず、スピアスロウワー=サンはセプクすることなくハンズアップした。忠誠心が足りなかったのだろうか。

◆Don't Try◆

◆Suicide◆

【イフ・ユー・ゴー・アヘッド、ユール・ゲット・ツー】

 タイトルはアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の決め台詞、およびそれを歌詞とするEDテーマ「君よ 気高くあれ」からだ。女と女がユウジョウを結んでクソ親父めいたニンジャに立ち向かう。逃げればひとつ、進めばふたつ。ウテナめいた百合作品かと思えば、アス高はチュチュ=サンが鉄拳を振るってスペッパリ宇宙人野郎をワンパンキルしたり釘打棒クギバを構えたりと実際治安が終わっている。カラテあるのみです。

 モータルのアウトローが脱走して殺されてニンジャ化するシナリオだが、そうした先行のリプレイや「ウェン・ザ・サン・バーンズ・レッド」や水星の魔女とかをミキサーに入れてギュルゴンし、ダイスを振って決めたら偶然こうなった。アンダーガイオンの底を舞台として決闘し、お互いが眠っていたカラテを取り戻す。コックファイター=サンはブラックバンタム=サンを弱体化させた哀れなサンシタだが、なんかシルバーカラスを気取ったような味のあるやつになったな。しかし邪悪は邪悪なのでカイシャクされる。ハナ=サンも意外なガッツを見せてヤクザをブッ殺したりした。こうして新たなニンジャが誕生し、アンダーガイオンから地上に出た。憑依時ブーストも切れておりザイバツに見つかればやばかろうが、どうにかしろ。

◆スレ◆

◆ミオ◆

【ネヴァー・セイ・グッバイ】

 タイトルはアニメ『ゴールデンカムイ』第4期OPからだ。ロシアン少女を含む三人の若き鷲のニンジャが、暗黒メガコーポと機密データを巡って激闘を繰り広げる。駆けろ、駆けろ、駆けろ、駆けろ!メンターのアシッドウルフにはいろいろウラがあるようだが、今はただ任務を果たし、カラテを積んでいく時だ。アガメムノンやアマクダリにつくかどうかはわからない。

 ダイスを振って三人のニンジャを作り、いきなり戦場に飛び込ませる。できたてなので大して強くはないが、相手は多少強いモータルたちに過ぎず、ニンジャの能力なら問題ない。遺跡を調べ迷路を抜け、立ちはだかるのは二人のニンジャと四人の敵兵だ。ZBRで蘇生するなど結構厄介だったがカラテでなんとかした。サヨナラは言わないが敵ニンジャたちはサヨナラさせた。元シナリオによるとあのニンジャたちはなんか復活するらしいが、キルナインめいて新たなボディに自我を植え付けられてでもいるのだろうか。そうこうするうち新たなキャンペイグン・シナリオがPOPした。またやろう。

◆黄金◆

◆神威◆

【スピン・ザ・ブラック・サークル】

 タイトルはパール・ジャムの曲からだ。ニンジャスレイヤーのドラマCD『スピン・ザ・ブラックヘイズ』の元ネタだろう。黒い円盤とはレコード盤のことだが、ここではピザのこととした。タキやコトブキの黒い人脈のことでもあるかもだ。パール・ジャムといえばジョジョ第四部のトニオ=サンのスタンドで、グルメマンガめいたコメディ・シナリオだしかけてみた。

 おれの次元だとタキやコトブキはああした状況で、マスラダやザックはまだいないのでフクトの出番だ。アフリカンな見た目をしているし、ザックやザナドゥのアナザー存在なのかも知れない。電子ダイスをコロコロすれば話を転がしたりピザを焼いたりできる。そういやコトブキはツキジと縁があるのでスムーズにアキジ=サンと繋げられる。彼がタキの心を握るならこれだろうということで、トッピングされたエビが99マイルズ・ベイのバイオイセエビだったということにしてみた。なんかスレイトでもキョートの初老サラリマンがタラバーカニの味噌汁を飲んでこんなことになっていたな。

 元シナリオではいきなり鉄仮面のディーン・ノミタケが出て来るが、この次元ではチャノと一緒に生身でやってきて、斜向い案件としてピザ勝負を挑んでくる。コトブキができらぁっ!してしまったしアキジ=サンはいるしでタキも飲まざるを得ないが、バックにソウカイヤがいる情報屋にそんなことしてダイジョブか?と思ったので、ピザスキのバックにもソウカイヤがいることで公平となった。負けてもともととはいえメンツがあり、タキも八方手を尽くし、カラテと人脈がばくはつしてこうなった。これも人徳であろう。常人がアキジ=サンのピザをまともに食らうと感動のあまり大変なことになりそうだが、フクトとコトブキを間に入れることでなんとかした。大量の食材もツキジを牛耳るソウカイニンジャがいるのだし、なんとかなるだろう。

◆Spin The◆

◆Black Circle◆

【デーモン、イン・ザ・ネーム・オブ・デヴィル】

 タイトルはアニメ『チェンソーマン』第3話ED、マキシマムザホルモンの「刃渡り2億センチ」の歌詞からだ。チェンソーマンならぬストローマンが身体のエンジンを起動させ、二人の仲間と化け物退治に挑む。狂気ルールを採用して載せたらひたすらイタミ・ジツで攻撃を受けまくるようになり、精神力消費が激しくなったが、まあ彼の趣味だしよかろう。

 敵はニンジャでもないが、無限に繁殖と改善を続けるモーターマツオの群れだ。アタミがあのあたりということは、磁気嵐に触れて変質したと考えるのが最も整合性がある。ディマカエルスたちも磁気嵐の荒野を探索してたがそれに似ているな。マツオといえば松尾芭蕉であり、彼は忍殺世界においてはハイクを詠んでコトダマでニンジャを多数殺したという恐るべきハッカーだ。コトダマ的にもなにか繋がりがありそうだな。

 現実世界の彼も(仙台の)松島に赴いたが、『おくのほそ道』には「あまりの美観にハイクが詠めなかった」として、弟子の曽良のハイクが収録されている。しかし『蕉翁全伝附録』なる書には芭蕉が詠んだというハイクがあり、気に入らなかったのか『おくのほそ道』には収録しなかったらしい。おれも調べて初めて知った。今回はモーターマツオがカラテで粉砕され、海に残骸が散らばった奥ゆかしい風景を描写した……ということになろう。

◆Demon◆

◆in the name of Devil◆

 今は以上だ。また溜まったらやる。

【以上です】

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