おれだ。そういうわけで毎週水曜日には逆噴射小説大賞2019エントリー作品のPU行為をして徳を高める。結果発表とかあれば都度やる。初日はすごい量が来たが、1週間で250作品、1日平均35作品にとどまっており、800字のハードルが結構高いことをうかがわせる。最終日近くになってドバッと来るかも知れないな。既にPU記事やマガジンもいくつか出現している。読むといい。おれのが通るか否かは逆噴射先生のみぞ知る。

おれの作品がPUされているのでスキをつけた。すごいので読め。

おれの前回のPU記事はこれだ。

おれの一発目、二発目、そして三発目はこれだ。あと二週で一発ずつ撃てばちょうどいい。五発撃ったらまとめてライナーノーツ行為をする。

さて、そういうわけだ。さくさくやろう。非応募作品は金曜日にやる。

◆

◆首◆

一発目。デカい仕事がDOOM！

サイバーパンクだ。おれも一発目にサイバーパンクで首の取り合いを書いたが、こっちは自分で斬った首ではない。パルクール配達人が巻き込まれる話だ。視点変換と思考変化が短い文でポンポン撃ち込まれ、とてもクールだ。こういうのをVR小説とおれは勝手に呼んでる。VRをやったことはないが。火蛇はチバキュンを拾ったが、この首は何をもたらすのだろうか。

◆族◆

二発目。健康優良不良少年

ヤンクパルプだ。UFOが出現した。それが宇宙人なのか異世界からのものなのかは、まだ全くわからない。確かなのは侵略者であり、首都・東京を焼き尽くし、自衛隊を壊滅させた人ならざるやつらが乗っていることだ。対するのは湘南の風を背負った男たち、神奈川の暴走族だ。亡き友のために彼らは怒る。今や日本、世界の命運が彼らにかかっている。戦え！

◆部◆

三発目。外して洗ってリフレッシュ

すっきり爽やかな人体解体パルプだ。全身義体なのかアンデッドなのか不明だが、主人公は自分の体をさも当然のようにばきばき解体し、洗浄機に放り込んできれいにすることができる。痛みとか血液とかは全く描写されないので、ないのだろう。そんな彼の仕事とは。おれも肩とか首とか内耳とか副鼻腔とか目玉とかをこうやって外して整備し、すっきりしたい。

◆宿◆

四発目。ホテルのPROは銃を持つ

ホテルパルプだ。ビシッとキメたホテルのコンシェルジュが、顧客の満足のためになすべきことをなす。男の世界だ。オフィス・ハックではサラリマンが業務としてGUNを撃つが、このホテルではコンシェルジュがGUNを撃つ。合法なのか非合法なのかはわからないが、主人公は総支配人の命令を受け、当然のこととして行う。スパイ映画のような緊張感と高い格調が漂う。

◆海◆

五発目。海より来たり、海へ還る

シーパルプだ。海辺に棲む貧しい家に、祖母と孫が2人で暮らす。苦労してきた祖母が希望を託すのは、海だ。生きとし生けるものは海で生まれ、海へ還る。主人公の祖父も母も海にいる。海は死者の領域であり、人ならざる者が棲む。そして、母は戻ってくる。一人残らずみぃんな、海へ連れていくために。これから村は消えてなくなる。ああ、母が戻ってくるのだ。

◆猿◆

六発目。太陽と細胞と猿

モンキーパルプだ。タイトルがうまく韻を踏んでいる。おそらく遠い未来、いずこかの惑星で男と猿が出会う。猿は喋り、男を尋問する。猿の目的は復讐だ。男を抱えて猿は動き出す。飛び、滑り、すごい速度で。太陽の鳥を射落として、生ける関門をくぐり抜け、己の目的を達せんがため。猿は目的を遂げることが出来るだろうか。そして、抱えられた男の運命は。

◆All of his own and they all know him◆

◆As Lupin the Third◆

今は以上だ。また溜まったらやる。

【ひとまずおわり】