前回のあらすじ：中国地方某所、地下廃棄物処理場に、機械と生体が入り混じった異常空間が存在する。そこは休眠中の古代リアルニンジャのねぐらであり、怪物がうろつく魔境かつ、様々な貴重な資材の宝庫でもある。ソウカイニンジャ三人組はどこまで潜って行けるのか？カラダニキヲツケテネ！

◆

　まだ外界との通信は通じるが、ややノイズが多くなった。道は三人を導くようにうごめき、ねじれ、縮み、そこかしこに臓物めいた口を開く。なんたる冒涜的な光景か。手練れのニンジャでなければ正気ではいられまい……。

イベント16

[24]＝違法ミサイル廃棄装置。全員がワザマエ判定N、[54562345223][514436][544546]成功。緑資材1個獲得。青12、赤18、緑12。合計42。

　ヒュルル……！前方からミサイルが飛んで来る！「「「イヤーッ！」」」KBAMKBAMKBAM！三人はスリケンで撃墜！ミサイルは01分解して緑色の資材に変わる。わけがわからないが、深く考えれば自我に悪かろう。

汚染判定、[345653][624354][6322563644534]成功。

イベント17

[33]＝エーテリウムの鉱脈。代表者がカラテ判定Hを行い、成功数だけ緑資材を獲得する（出目6は成功数2）。HBが挑む。11D6[12526335542]5成功。緑資材5個獲得。青12、赤18、緑17。合計47。

　やがて、緑色に輝く壁が行く手を遮った。表面を01が脈打つように流れており、これまで集めてきた緑色の資材「エーテリウム」のように見える。『これは……スゴイ！エーテリウムの鉱脈です！』ステファニーが興奮した声をあげる。「全部は持って帰れねえな。ブチ破って先に進むぜ」

　ハイパーボンバーはカラテを構え、殴る！「イヤーッ！」KRASH！蹴る！「イヤーッ！」KRASH！「イヤーッ！イヤーッ！イヤーッ！」ハイパーボンバーのカラテで壁に穴が空き、通れるようになった。二人は散らばったエーテリウムを回収し、後についていく。「なんなんでしょう、これ」「さあ」

汚染判定、[525522][345551][5254331164113]成功。

イベント18

[16]＝バイドルゲンの鉱脈。同じく代表者がカラテ判定H。HBが挑む。[63365656612]12成功！赤資材12個獲得！青12、赤30、緑17。合計59。

　続いて、赤く輝き脈打つ壁が行く手を遮った。『スゴイ！これはバイドルゲンの鉱脈です！』「なんかブヨブヨしてるが、これもカラテだな！イヤーッ！」KRASH！KRASH！ハイパーボンバーは何も考えず、掘削機械めいて壁をカラテで掘り進む。壁からは大量の赤い資材がこぼれ落ち、うごめく。

『スゴイ！スゴイ！』ステファニーは興奮した。「これで赤いのが20個以上溜まりましたよ。まだ行きますか？」「勿論！」

汚染判定、[165333][314316][6442513645652]成功。

イベント19

[24]＝違法ミサイル廃棄装置。全員ワザマエ判定N。[54656116445][462434][346146]成功。緑資材1個獲得。青12、赤30、緑18。合計60。

　ヒュルル……！前方からミサイルが飛んで来る！「「「イヤーッ！」」」KBAMKBAMKBAM！三人はスリケンで撃墜！ミサイルは01分解して緑色の資材に変わる。

汚染判定、[611345][446344][4165452155126]成功。

イベント20

[15]＝冒涜的肉片戦闘機。全員ワザマエ判定H。[66236344234][212326][141655]成功。赤資材3個獲得。青12、赤33、緑18。合計63。

　再び冒涜的な肉片戦闘機が飛来！「「「AARGHHH！」」」「「「イヤーッ！」」」「「「アバババーッ！」」」撃墜！三人は赤い資材を回収し、さらに奥へと進む。あたりは一層暗くなり、地下からのアトモスフィアは強まっていく。「青いのと緑のがもう少し欲しいですね」飽くなき欲望！

汚染判定、[615265][635454][2613412424115]成功。ここから先は汚染判定難易度がHとなり危険だ。引き返すか？否！

イベント21

[12]＝人型兵器のアンブッシュ。全員ニューロン判定H、[514615][466524][5462424315454]成功。青資材1個獲得。青13、赤33、緑18。合計64。

　三人は慎重に奥へ進む。その時！「「「イヤーッ！」」」背後からの気配に全員が反応！スリケンを投擲！KRASH！『ピガーッ！』KABOOM！オイランドロイドめいた人型の機械が破壊され爆発！青い資材を落とした。

汚染判定、[336155][611242][6154541124343]成功。

イベント22

[22]＝ソルモナジウムの鉱脈。代表者がカラテ判定H、成功数ぶん青資材を獲得。HBが挑む。11D6[14141433334]失敗！獲得数0。

　やがて、青く輝く壁が行く手を遮った。『スゴイ！ソルモナジウムの鉱脈ですよ！』「よーし、行くぜ！イヤーッ！」KRAASH！ハイパーボンバーがカラテで砕くが、青い壁は01分解して消滅してしまった。「「「『エッ？』」」」四人は呆然とするが、首を傾げつつ前進する。

汚染判定、[216642][116366][1436351216113]成功。

イベント23

[55]＝腐れ輸送機。代表者がワザマエ判定N、SMが挑む。11D6[66565265244]成功。青・赤・緑資材1個ずつ獲得。青14、赤34、緑19。合計67。

　フィフィフィフィ……01を撒き散らしながら、機械と生体が融合したような飛行物体が上空をよぎる。資材を抱えているようだ。「イヤーッ！」『010101』ストローマンがスリケンを投げると、それは墜落してきた。三種類の資材を一つずつ積んでいる。どこへ運ぼうとしていたのか？

汚染判定、[632542][334533][5331415522116]成功。

イベント24

[34]＝01電子生命体の襲撃。全員がニューロン判定H、[533515][262535][5124113253251]成功。緑資材1個獲得。青14、赤34、緑20。合計68。

　01010101……三人の足元に蛍光緑色の01が集まり、クラゲめいた生物の形をとって襲いかかった！「「「イヤーッ！」」」全員とっさに反応し跳躍回避！スリケンを投擲して破壊する！『010101』緑の資材が残った。「これで緑も20個か。青いのがもっと欲しいぜ」際限なき欲望！

汚染判定、[234445][245221][2341346564223]成功。

イベント25

[53]＝01電子生命体のアンブッシュ。回避Hの1ダメージを時間差で3回！SMは[5125][4413][3355]1発命中！残り体力6。HBは[3112][4623][532]1発命中！残り体力9！SSは[342][536][412]2発命中！残り体力4！緑資材2個獲得。青14、赤34、緑22。合計70。

　01010101……三人の足元に蛍光緑色の01が集まり、クラゲめいた生物の形をとって襲いかかった！「「「グワーッ！？」」」ナムサン！今度は全員に命中！「く、クソが！イヤーッ！」『0101010』緑のクラゲは反撃で潰され資材を落とす。「むむ……」ストローマンは異様な感覚に身悶えした。

汚染判定、[134312][625361][2446311515165]SMが失敗！汚染度1D6[1]＝1を獲得。次の汚染判定はUH！

　彼の体に緑色の01がへばりつき、サイバネと肉体の間に浸食し始めたのだ。「おお……なんだかいい気持ちです……」ドス黒い酩酊感と快楽がストローマンを襲う！「いつものか。先へ行くぞ！」ハイパーボンバーは流した。

イベント26

[32]＝小型飛行機械の襲撃。全員ワザマエ判定H。[53153266443][153662][331444]SSが失敗！回避N、[166132423]回避。青い資材2個を獲得。青16、赤34、緑22。合計72。

　キィィィン……さらに小型飛行機械の群体が飛来！三人はスリケンで迎撃する！「「「イヤーッ！」」」「「ピガーッ！」」KBAMKBAM！KABOOOM！二つを撃墜！空中から青い資材が落ちてきた。「チッ、外しちまいました」サイドスピアがオジギして謝る。「まあいい……ン？」

汚染判定、[324135][663452][2135644232524]SMが失敗！汚染度[5]＝5を獲得、6となる！次の汚染判定はUH2となり、暴力的な衝動に駆られ始める。そろそろ帰還するか。

「おお……アアーッ！イイーッ！」ストローマンの様子がおかしい！だいたい常におかしいが、常にも増して！彼の全身を緑色の01が覆いはじめ、赤や青に発光、点滅する！「お、おい！？どうした！？」「わ、私は……そう！オイランドロイドに！なりたいーッ！」狂気！「や、ヤバイですぜ！」

　ステファニーからの緊急IRC！『き、危険な状態です！我々の送り込んだモータルやニンジャは、敵の攻撃を受けたり奥へ進みすぎたりした場合、このような汚染状態になり……あなたたちが倒してきたような異常生物に変貌してしまいました！』「先に言え！」「スゴイ・バカ！」

　このまま進むのは危険だ！「「撤退ーッ！」」二人は暴れるストローマンを抱え、もと来た道を引き返す！だが、その時！

？？？

『AAAARGHHHH……！』球状の巨大生物が床からせり上がり、立ちはだかる！ピンク色の巨体のあちこちには裂け目が空き、蛇腹状の管を伸ばし、上部には青白く発光するコアらしきものが見える。管の中からは蛇めいた別の巨大生物が這い出し、鎌首をもたげた。なんたる冒涜的な光景か！

[65]＝謎めいた冒涜的巨大生殖生物。体力10。全員行動した後、全員に回避Hの時間差2回攻撃が来る。食らうとダメージ1と汚染1（回避可能）。

『あれは！我々がゴマンダーと名づけた存在です！気をつけて！』ステファニーが狂気を抑えながら叫ぶ！「何に気をつけりゃあいいんだよ！」「弱点を言え！」『対峙した者はおおむね倒されましたが、おそらくあの青白いコアが弱点かと！』「よし！ブッ壊すぜ！」「「ハイ！」」一触即発！

戦闘開始：1ターン目

イニシアチブ：サイドスピア/SS（11）→ストローマン/SM&ハイパーボンバー/HB（6）→ゴマンダー/GD（1）

SSはTLLK、即応ダイス5をつぎ込む！[114226][425213641]成功。痛打累積で3ダメージ（巨大なため弾き飛ばされない）。残り体力7。

「イイイヤァアアアーーッ！」サイドスピアは壁を蹴り渡り、ヤリめいたトライアングルリープキック！KRAASH！『『AAARGHHH！』』コアに命中！だが巨大かつ床にへばりついているゆえに弾き飛ばされず！うごめくゴマンダーの胎内から蛇めいた巨大生物が射出されんとす！アブナイ！

SMは連続側転&コッポ掌打連発、即応ダイス5をつぎ込む！[63552323645][24624222][34142613]2発成功、ともに痛打。4ダメージを与え残り体力3！

「イヤーッ！」ストローマンは駆け寄ってコッポ掌打を連発！KRASH！『『AAARGHHH！』』ゴマンダーは苦痛に悶絶する！「アアーッ！あなたも痛みを感じるのですね！」ストローマンは目を細める！コワイ！「トドメだ！イイヤァアアアーーッ！」ハイパーボンバーが壁を蹴ってトビゲリ！

HBはTL連続攻撃、即応ダイス5をつぎ込む！[235436][12541154][11113246]2発成功、きっかり3ダメージを与え体力0とする！

巨大生物は爆発四散し、全員に回避Hの時間差2回攻撃。SSはアドレナリン・ブーストして（残り精神力9）回避N、[131365][25533]回避！SMはアドレナリン・ブーストして（残り精神力7）回避N、[6141521][614425]回避！HBは[3343566][651662]回避！赤い資材5個を獲得。青16、赤39、緑22。合計77。

　KRAAASH！『『AAARGHHHH！SAYONARA！』』三人のニンジャの猛攻を浴び、ゴマンダーは為すすべなく……否！怪物の体内でエネルギーが暴走し爆発四散！汚染体液や体組織、硬い外骨格や機械の破片を撒き散らす！KABOOOOM！「「「イヤーッ！」」」全員回避！ゴウランガ！

戦闘終了

汚染判定、[214263][561551][3614164166543]SMが失敗！汚染度[6]＝6を獲得、12となる！

　しかし！「アバ……アバーッ！」ストローマンが狂い悶える！極めて危険な状態だ！「い……急いで脱出を！私は、このまま」「捨てていけるか！」変態とはいえ、仲間を見捨てて逃げるのは寝覚めが悪い。ソウカイヤでも悪評が立って良くない。『脱出用ポッドを向かわせています！』

　ステファニーから緊急通信。まもなく小型飛行機めいた脱出用ポッドが三人の前に到着した。『急いで！』「ああ！」「ゴボーッ！」危険！

脱出成功

エピローグ

リザルトな：青16、赤39、緑22。合計77の資材を持ち帰った。万札77+15+20＝112を山分けとし、名声1、余暇4日を獲得。ただしSMの汚染除去のため万札24を失う。チームで分けて112-24＝88、3で割って29.3。HBとSSが29ずつ、SMが30を獲得する。サイバネはつけない。

　……ギリギリで脱出と汚染除去が間に合い、ストローマンたちは生還した。報酬から汚染除去費を差し引き、分配する。「やれやれ、酷い目に遭いました」ストローマンは頭をかく。「でも、気持ちよかったですね。また行きたいです」「やめとけ。俺はもうごめんだ」「ヒヤヒヤしましたぜ」

「大変ありがとうございました」ステファニーが姿を現し、深々とオジギ。「これで我々の研究も一層進みます」「あんまり深入りしないほうがいいと思うぜ。バイド・ニンジャだかを呼び覚ませば手に負えねえ」「その時は、その時ですよ」ステファニーは曖昧に微笑んだ。「火山みたいなものです」

　フジサンの地下にはレアメタルなどの採掘場があり、マイナー（採掘者）たちが日夜労働している。もしもフジサンが噴火すれば、彼らは全滅するだろう。しかし労働しないわけにはいくまい。「……そういうことです。我々の調査研究は続きます」「で、資材はあんたらの収入になると」「ハイ」

　確かに、ここを鉱山とみなせばどうだ。危険とともに収入が得られる。一攫千金を目指すネオサイタマのアウトローや野良ニンジャ、ソウカイニンジャや暗黒メガコーポも引き付けられるだろう。カネになる！「まあ、程々にな。それじゃ」「ハイ。お世話になりました」三人は立ち去った。

　……かくしてバイド・ニンジャが生み出す資材は、異界からもたらされる謎めいた物質は、ネオサイタマへ、世界中へ散らばっていく。あるいはこれは、眠れるバイド・ニンジャが自らのミームを広範囲にばらまくための行為なのかも知れない。だとするならば、その果てに待つものは……。

【モンスター・ラーキング・イン・ザ・ケイヴ】終わり