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【つの版】忍殺TRPGリプレイ小説・ライナーノーツ04

おれだ。そういうわけで、ライナーノーツだ。今月はソロアドベンチャーを除けば続き物ひとつだけだったが、チーム・ヒップとチームBMをいっぺんにやったのでまあいいだろう。来月もソロアドがあるとまたニンジャが増える。いままでおれが作って動かしてる敵以外のニンジャは全員生存してるし、今回は捕虜になって生き残ったニンジャまで出た。このままでは無限に増えてしまうが、ニンジャスレイヤーに間引かせるのもどうだろう。

これまでのライナーノーツ:01 02 03

※ソロアドベンチャーは記事内にライナーノーツ的な文章が入ってますのでここではやりません。

ダイ・オフ・ハード

タイトルはハーレム・スキャーレムの歌からだ。die hardは「しぶとい」とか「頑固者」「徹底抗戦」みたいな意味で、die offは「次々に死ぬ」だというが、die off hardだと「倦怠期」と翻訳されるらしい。戦いは飽きたのさ、だ。ザイバツとソウカイヤの表立っての激しい戦いは、しばらく休戦だ。

前回「シーフ・イン・ザ・ナイト」の前篇にあたる部分をやったから、今回は後篇だ。ザイバツニンジャの本拠地へシックスゲイツと共にカチコミをかけ、派手にドンパチをやる人気のシナリオで、多くのニンジャチームが挑戦したことだろう。おれのバースは本編時空に近く、裏で本編が進行しているわけだが、そうすると「トーフ」「サプライズド」でシックスゲイツのうち四人とニンジャスレイヤーがいっぺんに死んだというビッグニュースが駆け巡る。ザイバツが動くならこの時だ。慰安温泉旅行の直前にこういう事件があってもおかしくない。派手にやろうぜ、ということになった。

チーム・ヒップとソニックブームを動かして、敵ニンジャたちと集団戦を行う。動かしてみるといろいろ気づきもあり面白い。チームBMもせっかくなのでコッカトリスの下につけて動かすことにした。インペイルメントやモスキートと戦わせるとキツイので、オリジナルでバイオ系のニンジャを作ってぶつけてみた。モデルはD&Dのクリーチャーだ。ビホルダー=サンもいたことだしいいだろう。グリグリ動かしているとこっちの方がメインになって来たが気にするな。数は多いが弱敵や中堅ばかりで、シックスゲイツ級ニンジャがいれば数ターンで決着がつくし、ここまで追い込まれれば狂人でもなければ降伏するだろう。ザイバツニンジャもつらいのだ。

さて、本編にもコラムで書いたが、BM=サンはここで退場させるつもりだった。SW=サンやHK=サンと因縁が深いBD=サンとぶつけるか、CT=サンと対をなすようなBS=サンとぶつけてみるか。SW=サンたちは師匠の仇という目標が出来て……というベタな流れだ。あるいは別の話でNS=サンがBM=サンをスレイし、その生首を取り戻しにスゴイタカイビル屋上へ……というのも考えた。が、やめた。愛着もあるし、そもそもこんな状況で互いに死人を出す無駄なイクサをしている余裕はないし、NS=サンは今は土の下だ。無理に人死にを出して話をドラマチックにするとめんどくさい。そういうヒロイックな話でなく、下っ端ソウカイ・ニンジャがじみーに生きていく話を書きたいのだ、本来は。あまり話を派手にすると収拾がつかんしな。

で、それで終わってもつまらない。バイオ系をいろいろ出したので、なんか後腐れなくぶっ倒せるやつがほしいなと思って元のシナリオを見ると、ザイバツのアジトの自販機なのにベンダーミミックがいる。ナンデ?飼育してるの?……あっ、と思ってローパーが爆誕した。京都聖杯やエピロワで出したカイジュウ鯖のイメジも残ってたのですんなり決まる。データはチーム・サキガケが戦ったマザーバイオスモトリを借りてきてベンダーミミックと混ぜた。こいつを巨大化してカイジュウにし、捕虜にした連中やヘルカイト、鬼瓦マグロツェッペリンと一緒に囲んで棒で殴ればいい。BD&BSを相手取るよりは楽だし派手にもなる。鍋をつつくようにざくざく殴り、ヘヴィマシンガンやミサイルでどかーんとやって、一丁上がりだ。オツカレサマドスエ。

◆It's been a long time coming◆

◆It keeps growing stronger in us◆

今は以上だ。また溜まったらやる。次は名鑑だ。

【以上です】

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