前回のあらすじ：ニチョームのゲイバー『絵馴染』に、女ニンジャ・ファイアキラーからの緊急IRC通信が届いた。地下下水道でニンジャに追い詰められており、救援を要請するというのだ。居合わせたニンジャ自警団3名は送られてきた位置情報を受け取り出動！ザイバツニンジャたちと交戦する！

◆

「「イイイヤァアアアーーーッ！」」BLALALAM！BOBOBO！ファイアランナーとドミネイターはトマホークへ猛攻！SMASH！「グワーッ！」命中！血反吐を吐いてよろめく！「モラッタ！」ドゥームキラーが斬りかかる！「ケヒャァーッ！」ギャリィン！デッドラインがかばい、カタナで受ける！

「ケヒャアアアーッ！」SLASHSHSH！デッドラインは恐るべき速度でカタナを繰り出し、血管を狙う！どくん……「イヤーッ！」ドゥームキラーは血涙を流しながらブリッジ回避！だがそこへアイアンフィストが迫る！「シューシュシュシュ！」「イヤーッ！」ファイアランナーがかばって躱す！

「イヤーッ！」トマホークがダブルトマホークで斬りかかる！「イヤーッ！」ドミネイターがインターラプトし迎撃のキック！SMASH！「グワーッ！」命中！なんたる乱戦状態か！「クソが、ちょっと、ヤバいか……！」ドゥームキラーは脂汗と鼻血を垂らす。アドレナリンの過剰分泌だ！

　7対3にならなかっただけだいぶマシだが、新手はなかなかの手練れ。このままではジリー・プアーも有りうる。撤退するわけにもいかない。ファイアキラーかネザークイーンが援軍に来てくれれば……！『SOS！』ファイアランナーは超自然IRC通信を飛ばし、ファイアキラーを呼ぶ！だが返事はない！

戦闘継続

6ターン目

「「イイイヤァアアアーーーッ！」」BLALALAM！BOBOBO！ファイアランナーとドミネイターはトマホークへ猛攻！SMASH！「グワ……アバーッ！」ついに昏倒！戦闘不能だ！「イアイ！」SLASHSH！ドゥームキラーはデッドラインへ斬りかかる！「グワーッ！」命中！だが浅い！「テメエーッ！」

　デッドラインは激昂し、ドゥームキラーへ猛攻！SLASHSH！「い、イヤーッ！」ギリギリで見切って躱す！躱す！「シューシュシュシュ！」アイアンフィストが殴りかかる！「イヤーッ！」またもファイアランナーがかばい、防御！なんたるコンビネーションか！「ユウジョウ！」「ユウジョウ！」

　これで3対2、数の上では有利となった。見るからに屈強なアイアンフィストよりは、デッドラインから囲んで殴った方がよさそうだが……そして、ファイアキラーからの返事はまだない！ここは3人でやるしかないのだ！

7ターン目

「「イイイヤァアアアーーーッ！」」BLALALAM！BOBOBO！ファイアランナーとドミネイターはデッドラインへ猛攻！猛攻！SMAASH！「グワ……アババーッ！」痛烈！デッドラインは全身に銃弾と拳を叩き込まれ悶絶、昏倒！「よし！イヤーッ！」ドゥームキラーはアイアンフィストへ斬りかかる！

　SLASHSH！「ヌウーッ！」ガキィン！アイアンフィストは堅牢な防御の構えで防ぎ切る！だがもはや3対1、勝ち目はない！「もう一度だけ言うわ。降伏しなさい。命までは取らないであげる。もうじきファイアキラー＝サンもここへやってくるはず」「いつまでもこんなとこでくすぶってる気かよ？」

「くっ……仕方ない」アイアンフィストはやむなく頷いた。「だが、このままソウカイヤに引き渡されるわけにはいかん。事情がある。デッドライン＝サンだけでも連れて戻りたい。俺たちのことは報告しないでくれ。頼む」「……どうする？」ファイアランナーはややためらい、意見を求めた。

　……その時！

？？？

罪罰罪罰罪罰罪罰0101011010101……空中に蛍光緑色の01が凝集し、人影が現れ、床に着地した！その姿は！「ど、ドーモ、ファイアキラーです！救援に来てくれて感謝！」「ど、ドーモ。今、どこから……」「話は後！ここはヤバいわ！逃げて！」言うが早いか、空中に巨大な影が現れた！010101

　10010101010……空間が歪み、01の風とともに、奇妙な怪物が出現した。「ミーミー」名状しがたき形状をした大長虫、鱗の無いドラゴンは、フニャフニャした口を開いておぞましき鳴き声を上げた。それは見る間に形を変え続け、全身が鱗に覆われ、タコめいた頭部と鉤爪のある腕が01011010101

「「「「アイエエエ！？」」」」その場にいた4人は超自然的な恐怖を感じ絶叫した！恐らく、束になってかかっても敵う相手ではない！逃げねば！「ミーミー」それはアイサツもなく口から炎を吐き出す！VOVOVOVOVO！異様なにおいのする粘着質の炎があたりを焼き払う！ナムアミダブツ！

0101010101罪罰罪罰罪罰010101010101

エピローグ

　……それから、どこをどう駆け抜けたのか。ドミネイターたちが這々の体で浄水場跡にたどり着いた時には、アイアンフィストの姿はなかった。あのまま焼き払われて爆発四散したか、あるいは……「た、助かった」ファイアキラーは腰を抜かし、その場にへたり込んだ。ズタボロで、目の下に隈。

「一体何なの」ファイアランナーが助け起こす。「ひどい目に遭ったよ。もうなんか記憶も曖昧で……思い出したくない……」「拷問でもされたのか？」「違う！さっきの変なのに追い回されてたの！あれから何日経った？」「とにかく、戻りましょうか」4人はザクロに連絡し、もと来た道を戻る。

「クソ、結局ザイバツニンジャたちの身柄を持ち帰れなかったじゃねェか。報奨金出るかなァ」「そもそも、ニチョームの外までザイバツニンジャを狩りに行くのは問題なんじゃないの。ザクロ＝サンに叱られるかも」「正当防衛よ！たぶん……」3人は肩を落とす。タダ働きでは食い扶持も稼げない。

「約束通り、報酬は私が出すよ。アリガトゴザイマシタ。コンゴトモヨロシク！」ファイアキラーはペコペコとオジギし、情報を交換・共有する。こうして彼女たちはニチョームへ生還した。だがそれは、ニチョームを、ネオサイタマを襲う、さらなる事変の先触れに過ぎなかったのである……。

【ディープ・ストレンジ・ジャーニー】終わり

リザルトな