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【AZアーカイブ】趙・華麗なる使い魔ライナーノーツ

おれだ。そういうわけで、ライナーノーツだ。とはいえ10年以上前……過去ログによれば2007年9月21日から12月25日までに投下された作品だ。蛮人とほぼ同時期なので裏番組だな。もはや記憶も曖昧だが、いろいろ思い出してだらだら書き記す。

フジリュー版封神演義の趙公明だ。ハルケギニアは地球でいうと三銃士の時代、17世紀欧州をなぞった貴族の社会なのでちょうどいいと思い召喚した。やりたい放題やったので大変なことになったが、スカッとした。(「旧き文明の地であるハルケギニア海の諸相について」より引用)

ハルケギニア海にはちょくちょくチート野郎が召喚されていたので、趙公明が一匹いてもいいだろう。おれが召喚した連中の中では屈指のつわものだ。原作の原典ですら陸圧道人が釘頭七箭書で呪い殺すしかなかったやつなので趙つよい。ハルケギニア海には他に太公望、スープー、聞仲、小ネタで老子や土行孫も喚ばれていた。よその海にも太公望を喚んだやつがいたらしい。投げ込んだら勝手にぐるぐる動いてくれた。ハイテンションでつよくて頭もキレるトリックスター野郎なので動かしやすい。声は子安だ。

イベントはほぼゼロ魔の原作をなぞっている。蛮人があんな感じなため趙チートで擬音モリモリのギャグSS展開にしたが、動かしているうちにこうなった。トラクスとは正反対な紳士で貴族だが、戦闘狂なので戦場では大暴れする。リアルニンジャやカイジュウが暴れるようなもので、ほぼ天災だ。こんなもんを止められるのは原作の連中しかいないので、伏羲がやってきて取り抑えたというわけだ。平行世界では無数のいろんなやつが召喚されてるわけだが、ここに宝貝やら封神された連中やらがいるということは、あいつがいるな、となったのでそうした。ハルケギニア海を根本からクロス側に取り込んでしまったが、まあ松下とかでもやってるしいいだろう。

フジリュー版封神演義は少年漫画ではあるがかなり原典の作品背景とか調べられており、うまい具合にいろんな要素をリミックスして少年漫画らしいアレンジも効かせている。趙公明がブラック趙公明になった時は笑った。封神演義は講談生まれのパルプ小説なので、プロトタイプを含めていろんなバージョンがあり、安能版は超訳過ぎてアレだがそれはそれで面白い。史実と違うとかめくじら立てて読むようなものではないのだ。おれは封神演義に悟空道やバーフバリや忍殺をぶち込んでエピロワ殷周革命を書いたりした。

これらもあわせて読むとよい。

ゼロ魔はハリーポッターと三銃士を混ぜたやつだが、それぞれの原典にも無数の元ネタがあり、三銃士(ダルタニャン物語)もデュマがサンドラスの偽回想録をパクってアレンジし、おもしろおかしく脚色したものだ。いろいろ調べてみるといい。事実は小説より奇なりとはいえ、うまく語って愉しませるのは語り手や書き手の器量による。

◆You should be able to walk together◆

◆Treasure is already in your hands◆

今は以上だ。AZアーカイブはまだあるので続ける。

【以上です】

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