おれだ。そういうわけで、ライナーノーツだ。まあだいたい書いた通りなんだが、書いてた当時を思い出し、思考を垂れ流しにしてだらだらやる。

まずは三幕八場だ。場を2つに分けて16話。第一幕に4話、第二幕に8話、第三幕に4話を割り振り、説明回やボスキャラとのイクサを置き、起承転結をつけていこう。1話平均5000字として16話で8万字だ。結構になるな。マテリアルとか含めれば10万字にはなるだろう。文庫本が1冊できる。

前回はイシュタムからのユカタンだったが、次は勾践からのエンシェント・チャイナだ。おれは封神演義がすきなので殷周革命を舞台とし、周と殷の両者にサーヴァントがいてイクサとする。まさに封神演義だ。使う鯖はというとメーガナーダがいるので、こいつを聞仲や殷郊や趙公明、哪吒や雷震子、王天君や孫悟空、北遊記の玄天上帝や南遊記の華光と重ね合わせてラスボスにしてみるか。バロン・サムディは申公豹だ。勾践はフジリュー版の太公望めいている。イシュタムを先に現場に到着させて合流をスムーズにしよう。

メーガナーダは超つよくて、こちらの鯖では束になっても勝てないだろう。そこでパワーアップアイテモとして、チャイナの聖杯、九鼎を出した。鼎の軽重を問うわけだから辻褄は合う。殷にもあるから、互角に戦うには鼎をより多く集めねばならない。九州……五岳……夏商周……なんかそんな感じだ。

いきなりメーガナーダとガチで戦うとしぬので、最初は聞仲めいてジツで封印しておこう。できそうなやつでインドの鯖は……チャーナキヤがクリシュナとか太公望めいているのでそいつを使おう。中ボスとしてなんかやばいやつを出したい。こっちにフジキドめいた鯖がいるからナラクだ。ナラクのオリジンは例の生首で、ジキソして磔刑にされたイチロー老人がアレだから、平将門公と木内惣五郎を出そう。日本鯖で被るから惣五郎は後で出すとして、鼎が三つならもうひとり……出身地のバランス的には欧州の鯖がいい。メーガナーダや聞仲と雷繋がりでイヴァン雷帝を紂王に取り憑かせてやれ。そろそろFGOでも出るらしいが気にしない。充電程度には使えるだろう。

将門公を前座にするってのももったいないし、木内惣五郎を介してニンジャスレイヤーめいて服部半蔵を取り込ませよう。そろそろ味方側にも犠牲者がでないと緊張感がないしな。将門公は蚩尤にも例えられたから蚩尤にしてみよう。こんなもんを倒せるのはメーガナーダだけだが、こいつに丸投げしてもどうか。共闘するとなると体内に入って半蔵をどうにかするわけだ。忍殺第二部最終章ではダークニンジャがキョート城でハラキリしてたから、あれをこう持ってきて。半蔵は岡崎三郎のアレで因縁もある。

とかぐるぐるやってたら、バーフバリがすごい。あと封神演義が再アニメ化するじゃないか。タイムリーだ。よーし思いっきりやろう。孫悟空といえば悟空道なので蚩尤をあんな感じにして、平天大聖牛魔王VS斉天大聖羅刹王で佛契の釈迦力だ。紅孩児は魔王と羅刹の子なのでバランスもいい。

メーガナーダはまともな方法じゃ勝てない。封神演義っぽく普賢菩薩が法身を顕して成仏させることにしよう。原典で准提とか燃燈がよくやってたし、西遊記でも釈迦や観音がやってる。普賢世尊大万寿！（発作）チャーナキヤが前フリとしてクリシュナ＝マハーカーラ＝玄天上帝の法身をあらわし幻術合戦だ。それぞれ見せ場も作り、だいたい筋書きが出来たではないか。

というわけで、封神演義に悟空道とニンジャスレイヤーとバーフバリとラーマーヤナと仏教と史実とFGOを混ぜて、ミキサーに入れてギュルゴンしたらこうなった。神怪パルプ小説だ。味付けが濃ゆいがまあよかろう。

ここで梗概（だいたいのあらすじ）を漢詩に纏めてみよう。各話のタイトルも西遊記や封神演義めいてアレして、韻も一応踏んで。玄天はチャーナキヤで羅魔は羅刹魔王、昏君はそのままで乱臣・将は将門公、伯公は覇で勾践、大力王は牛魔王、蚩尤のことだ。適当だがなかなかそれっぽくなったじゃないか。鯖のストックを勾践とメーガナーダしか使えなかったが、まあいい。トリロジーとして最後の第三部に回す。全部出せばきりがない。

雲雷覆乾坤　玄天欺羅魔
昏君殺無辜　乱臣詐伯公
将成大力王　卒化護國鬼
欲知佛祖功　須看封神傳

雲雷、乾坤を覆い　玄天、羅魔を欺く
昏君、無辜を殺し　乱臣、伯公を詐る
将は大力王と成り　卒は護國の鬼と化す
佛祖の功を知らんと欲せば　須[すべか]らく看[み]よ封神傳

雷公揮鞭鬧天宮　英霊再遇革命中
王者急求定海寶　鬼神奔尋頸上功
七星降臨起黒風　万里長城遮土崩
九州何処埋蔵鼎　称名無間幽冥聲
移山翻江転北斗　意馬心猿変南走
大聖羅刹闘佛契　六賊絶蹤断腸藪
世尊顕現金色相　悟空真実唯幻装
法身如来度魔縁　和光同塵互助幇

雷公は鞭を揮[ふる]い天宮を鬧[さわ]がし　英霊は革命中に再遇す
王者は急ぎ定海の寶[鼎]を求め　鬼神は奔りて頸上の功を尋ぬ
七星降臨して黒風起こり　万里長城は土崩を遮る
九州の何処に鼎は埋蔵し　称名は間無し幽冥の聲
山を移し江を翻し北斗を転じ　意馬心猿は変じて南走す
大聖と羅刹は佛契に闘い　六賊は蹤[あと]を絶つ断腸の藪
世尊は金色の相を顕現し　空を悟れ真実は唯だ幻装と
法身如来は魔縁を度[すく]い　和光同塵して互いに幇[なかま]を助けん

◆Bhagirathi teri taraf Shivji chale◆

◆Dekh zara Yeh vichitr maya◆

次は第三部だが……先にいろいろやることがある。しばらくは再放送だな。

【続く】