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【つの版】忍殺TRPGニンジャ名鑑カード 005【ハウスバーナー】

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ハウスバーナー / House burner

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◆忍◆
つの版ニンジャ名鑑#005
【ハウスバーナー】
ソウカイヤの末端ニンジャ。カトン・ジツの使い手。元スラッシャーでZBR中毒。カラテやワザマエはそこそこ。頭は良くなく精神力も低いが、面倒なことは避ける。UNIXやサイバネを好まず借金を恐れる。好物は焼肉スシ。
◆殺◆

ニンジャソウル:ヒツケ・ニンジャクランのグレーターニンジャソウル。彼がこれを知ったのは、ツキジ・ダンジョンで死にかけた時である。
身長:177cm
外見特徴:中肉中背、灰白色の短髪、剣呑な目つき、金属製のマスク
戦闘スタイル:素手のカラテとサソリ・ファイティング・スタイル
初登場エピソード:【バーニング・ヤクザハウス

本名、ヤケミ・ノツ(姓が宅見、名が乃津)。年齢は20代半ば。ネオサイタマの底辺層出身。両親は労働者だったが早くに死に、ストリート・ギャングの一員となる。のちヨージンボ兼スラッシャーになったが、サイバネやUNIXに対する迷信的な恐怖と、妙な人の良さが災いして稼げていなかった。相方のハッカーがUNIXから飛び出した毒矢で死んだ時、彼のUNIXへの恐怖は頂点に達する。直後に現れたマッポたちに囲んで叩かれて死亡したが、ニンジャとして復活し、マッポを皆殺しにして現場を焼き尽くした。それからしばらく野良ニンジャとして暴れていたが、ソウカイ・シンジケートのスカウト部門筆頭ソニックブームに叩きのめされソウカイヤに入った(ちょうどニンジャスレイヤーが暴れまわっていた「暗黒の七日間」にあたり、運が悪ければそのままニンジャスレイヤーに殺されていた可能性が高い)。現在はUNIXへの恐怖は克服したものの、自身のサイバネ化にはなお抵抗がある。プライドが高くなく自身と仲間の生存を優先するため、危なくなれば逃走を選ぶ。

モータル時代からノーサイバネ、ノーUNIXでスラッシャーやってるということは、もともと結構カラテマンだったのだろう。カラテで奥ゆかしくなれるかどうか諸説あるが(タダシイとかいるし)、いいメンターがいたのかもしれない。本当に奥ゆかしいやつはスラッシャーなんかしないか。彼の過去については特に深く考えていない。(【クライング・レッド・オウガ】ライナーノーツより)

カトン・ジツ

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彼に憑依したニンジャソウルはヒツケ・ニンジャクランに属し、カトン・ジツを用いて戦う。彼のニンジャネームも「家を焼く者」という意味である。しかしジツを多用するほどには精神力が高くなく、ニンジャや重サイバネに対しては躱されることが多いため、クローンヤクザなど弱敵が固まっているところへ叩き込んで焼き滅ぼすという大雑把な使い方が主である。アーソンのようなカトン・パンチの片鱗はあるが、まだ洗練されていないのだ。サイバネによる強化は彼自身が拒んでいる。故に主な戦闘方法はカラテである。

チーム・ヒップ

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ソウカイヤに入ってしばらく後、彼はインパーミアブル、ついでポイズンバタフライという二人のニンジャとチームを組むことになった。ツチノコ・ストリートのブラッドカタナ・ヤクザクランを滅ぼし、その事務所をアジトとし、ヘルカーネージ・ヤクザクランのヨージンボ兼ミカジメ徴収係となった彼らを、ソニックブームは「チーム・ヒップ」と名付けた。三人の頭文字を単純にとってつけたものであるが、なかなか含蓄に富んでいる。こうした意味をソニックブームが想定してつけたかどうかはわからない。別次元に存在した「チーム・サキガケ」から連想されたとも言われている。

HIP。これは英語でを意味し、アヘンを意味するスラングとされたり、西アフリカのウォロフ語で「目を開いた人」を意味する語から来ているとされ、ヒッピーやヒップホップ、ヒップスター(意識が高いオシャレなオタク)などの語源となりました。同性愛者をさすスラングともされます。なんかバロン・サムディ的オラクルを感じたのでこれにします。目を開いた人…つまりブッダです。他のチーム名と被っててもつのは知りません。(【オブザーバー・エフェクト】#1より引用)

チーム・ヒップは、ザイバツと結んだニンジャ・コルネリウスを捕え、ニンジャスレイヤーから逃げおおせ、ザイバツのネオサイタマ潜伏部隊のアジトを襲撃するなど手柄を着実に積み重ね、オキナワでソニックブームやダイダロスから研修を受けるまでに成長した。その後は正式にスカウト部門に配属され、通常のヤクザ業務に加えて野良ニンジャの捕獲も行っている。アーチ級ニンジャソウル憑依者には不覚をとることもあったが、ソニックブームのフォローにより順調に名声を高めつつある。他のソウカイ・ニンジャとの関係もおおむね良好で、チーム・ブラックマンバとも交友関係がある。ハウスバーナーはチーム・ヒップのリーダーというわけではなく、三人は同格の仲間である。また彼らのアジトには元ヘルカーネージ・ヤクザクランのオイランであったスズリが住み込みで働き、家事や事務処理を行っている。

サソリ・ファイティング・スタイル

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オキナワでスコルピオンに稽古をつけてもらった経験から、マキモノを読んでサソリ・ニンジャクランのカラテを学ぶようになり、ナイフ二刀流で戦うサソリ・ファイティング・スタイルを身に着けた。実際手数が多く強力ではあるが、一撃がおろそかになるので、手練のニンジャや重サイバネに繰り出すと躱されて迎撃されることもあるし、連続側転やスリケン投擲が困難になるという弱点もある。スコルピオンがニンジャスレイヤーに殺されたため、このスタイルは彼にとって特に意味のあるものとなった。

底辺層との繋がり

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ハウスバーナーは知能が高くないが、仲間を大事にする気のいい男であり、裏社会のさらに下で蠢く底辺層の連中とも仲が良い。第三埠頭にいるメン・タイ売人の小男とはモータル時代からの知人である。スラッシャーのならいとして敵対者は無慈悲に殺して顧みないが、必要以上に相手をいたぶる趣味はなく、憐憫を覚えると「なにも殺すことはない」として逃がしたり、降伏を呼びかけたりする。無力な女子供を殺すのは特に好まないが、向かってくるなら容赦はしない。彼の憐憫が向けられるのは自分の意識が及ぶ程度の狭い範囲で、スラッシャーやヤクザである以上は多数の弱者を食い物にしてきているのだが、そこからは目をそむけている。彼は難しいことや面倒なことを考えるのが苦手で、命じられるままに行い感覚的に行動する。

好物

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彼の人生哲学は「自由気ままに生きること」であるが、それだけの力も才覚もなく、社会の底辺でその日暮らしをするのが関の山であった。UNIXで電脳世界に逃げ込むことも迷信的恐怖から出来なかったため、様々な薬物に耽溺するようになった。中でもZBRアドレナリンを含んだバリキドリンクや安物のZBR入りタバコを愛飲している。そのためか彼の髪の毛は灰白色である。また焼肉とスシが好物で、2つを組み合わせた焼肉スシを特に好む。貧乏舌かつZBR中毒なので味は二の次だが、肉の焼けるにおいがいいと言う。タバコの煙とにおいも好むので、ソウルの影響もあるかも知れない。ニンジャソウル探知もにおいや熱量を感知して行う。

つのメモ:彼は「三宅つの」の化身だ。ダイスを振ったらZBR持ちでカラテ4・ニューロン2・ワザマエ5のカトン使いが出来たので、原作のカトン使いニンジャやZBR中毒者を参考にして即興で膨らませた。名前は三宅を開いた「三界火宅(この世は燃える家のように迷いと苦しみに満ちている)」からつけた。中にいる者はそれに気づかないが、ブッダの誘いに乗れば外へ出られるだろう。ネオサイタマ炎上がその契機となるのか、その前に殺されるかはおれにもまだわからない。こいつは一応njrpgリプレイシリーズの主人公のはずだが、他の連中が増えすぎて影が薄くなりつつある。いまやチームで戦えばニンジャスレイヤーをなんとかできるかも知れない程度まで成長したし、そろそろ独立させてもいいかもだ。チームを解散するというよりは、それぞれにシマを持たせて管轄させ、重大な案件があれば集合する、という形で。もしくはインパーミアブルやポイズンバタフライとのツーマンセルで動かすか。ソロリプレイとはいえ、ソロで動かすだけだとなんか物足りないしな。他のニンジャと組ませてみてもいいかも知れない。

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