忍殺TRPGリプレイ【コール・ザ・ストーム】04
前回のあらすじ:キョート共和国。チーム・ヒップの二人とヤモト・コキはザイバツに追われ、南西部の廃ビル地帯に逃げ込んだ。そこへザイバツ・シテンノがクローンヤクザ部隊を率いて襲来!だが、突如ヤモトに別のニンジャ・シルバーキーが憑依して反撃!カラダニキヲツケテネ!
◆
漢字サーチライトが照射され、ロケットランチャーとアンタイニンジャライフル弾が飛ぶ!FLASH!KABOOM!BLAMBLAM!「「イヤーッ!」」ハウスバーナーとポイズンバタフライはギリギリで回避!「ヌウーッ!」「フーッ、惜しい。テメエを巻き込んで撃ってりゃあ、少しは食らったかもな!」
ハウスバーナーは嘲笑うが、多勢に無勢は変わらぬ!「加勢しろアイボリーイーグル=サン!新手だ!」ブラックドラゴンが叫ぶ!勝負の行方は!?
戦闘継続
6ターン目
イニシアチブ:エーリアス/ED(12)→ポイズンバタフライ/PB&アイボリーイーグル/IE(7)→ハウスバーナー/HB&ブラックドラゴン/BD(6)→レッドゴリラ/RG(4)→クローンヤクザ/CY×6(2)
ウルトラハードモード継続!IEはイニシアチブ7で空中から出現!
EDは…側転でRGの背後に動き、RGとBDにグレーター・マインドブラスト発動(残り精神力10)。[2451656][461261655316422131]成功。RGにUH2、BDにUH。[35][21]割って体力に2と3、精神力に1と1。RGは[164566]回避!残り回避ダイス0!BDは[4621]回避!残り回避ダイス9!
「イイイヤァアアアーーッ!」エーリアスは側転しながらマインドブラスト攻撃!「「イヤーッ!」」レッドゴリラとブラックドラゴンはキアイを入れて弾く!「げっ」「手の内がわかればそうそう食らうか!」「ここで死んどきなさい!キエーッ!」ポイズンバタフライが斬りかかる!
PBは…側転&RGへ強化精密連続攻撃3、[4556621452526132]回避ダイス+3、[14361][25363][43644]1成功&痛打、2成功&痛打、1成功&痛打。無属性ダメージボーナス+1、1発3ダメージ!BDが回避Hでかばう![165][253][634]回避&迎撃!PBは[665]回避!残り回避ダイス16!
「イイイヤァアアアーーッ!」SLASHSHSH!「イイイヤァアアアーーッ!」ブラックドラゴンがかばい、ジュー・ジツの構えで捌き切った!タツジン!しかしふたりとも完全に体勢を崩している!ハウスバーナーの攻撃を食らえばひとたまりもない!……その時だ!「キィエエエーーッ!」
IEが空中からHBの北側に出現、ヘルカイトの「カイト・ダイブ」と同じ急降下攻撃とみなす![414446253463]成功。HBにダメージ1(回避UH2)と連続攻撃2[621426][654446]3成功&殺伐[4]脚部破壊、6成功&殺伐[2]頭部痛打。回避UH・UH。HBは回避ダイス16、緊急回避ダイス3。急降下攻撃を体力で受け(残り16)、アドレナリン・ブーストして(残り精神力10・残り使用回数1)[614434][235114]ギリギリ回避!残り回避ダイス4!
ナムサン!遥か上空からの急降下攻撃だ!狙うはハウスバーナー!「……グワーッ!」アドレナリンを過剰分泌し、致命的な攻撃を辛うじて回避!「よくぞ躱した。ドーモ、アイボリーイーグルです」
◆アイボリーイーグル(種別:ニンジャ/バイオニンジャ)
カラテ 10 体力 18
ニューロン 7 精神力 12>11
ワザマエ 12 脚力 8/N
ジツ 5 万札 30
攻撃/射撃/機先/電脳 12/14/ 7/ 7
回避/精密/側転/発動 12/14/14/14
即応ダイス:4 緊急回避ダイス:4
◇装備や所持品
▲▲▲▲戦闘用バイオトルソーLV2:脚力+2、体力+6
△△△大型バイオ飛行翼:飛行移動(脚力×2マス=16マス)
△猛禽の下半身:飛行移動時に「切り裂き攻撃(轢殺攻撃2)」
または「アブダクション(轢殺1、回避H、強制移動)」使用可能
◆過剰バイオサイバネ(8個):精神力-3
◉バイオニンジャ化:体力+2、交渉判定難易度+1、アイテムによる回復量-1
●脆弱性:火炎(精神力1)
◆パルス・グレネード、バクチク・グレネード
◆トロ粉末
◇ジツやスキル
☆トブ・ニンジャクラン、ジツLV5
◉空中制動:移動後の行動ペナルティなし、移動後の近接攻撃時の1発目に痛打+1
◉頭上からの死:精神力1消費、または連続側転判定で出目666で発動(回避ダイス増なし)
連続側転移動中に頭上を通過した全ての敵を射撃ターゲットにできる(回避難易度+1)
◉◉ヒサツ・ワザ:高高度アラバマオトシ
「切り裂き攻撃」か「アブダクション」の後、同じ敵に対して近接攻撃を行い、
「ナムアミダブツ」が発生した時に発動可(精神力1と回避ダイス1を消費)
回避難易度UH 命中したらワザマエ対抗判定を行い、敗者側が回避不能の差分ダメージ
受ける側は対抗判定難易度N、仕掛けた側はE
◉◉グレーター級ソウルの力:ニューロン+ジツで精神力換算
★◉緊急飛行脱出:移動フェイズに精神力2消費し発動(H)
屋外や窓のある部屋なら即座にマップから離脱できる
★◉急降下攻撃:移動フェイズに精神力1消費し発動(H)
マップ内で視界が通っている場所へ移動し、着地点と隣接する敵1体に1ダメージ(回避UH)
続けて攻撃を行うことも可能
◉タクティカル移動射撃:攻撃終了後に残り移動マスだけ追加移動可能
◉ニンジャソウルの闇(2):体力及び攻撃・射撃・ジツ発動判定ダイス+2
◉邪悪なサディスト:カルマ善の敵への攻撃ダイス+2
ボス級の敵1人を殺すか殺伐出目2以上の効果を与えるたび精神力1回復
(敵がカルマ善なら2回復)
◉忠誠心:ザイバツ(2) 精神力+2
◉マーク・オブ・ザイバツ:精神力+1、体力0でもペナルティありで行動可
●連続攻撃2、連射2、時間差、マルチターゲット
能力値合計:39
前回より強化されています。◉スキルが16個もありますがPCではないのでダイジョブです。理不尽!
「ドーモ、久しぶり。ハウスバーナーです」「ポイズンバタフライです」「エーリアスです」アイサツを返す。「遅かったではないか!」「最初から我々三人で戦っておればよかったのだ」アイボリーイーグルはレッドゴリラをかばうように翼を広げ、敵に掌を向けた。「マッタ。ここまでとしよう」
「なにィ?」「このままやれば仲間が死ぬ。我らは非情なるザイバツニンジャだが、血よりも濃い絆で結ばれている。眼の前で殺されるのを見るのは忍びない」「……何を言うか!ワシはまだまだやれるわい!」レッドゴリラは胸を張る!「おめおめ帰れば名誉なき死!戦死の方がマシだ!」
「……」ハウスバーナーは、相手を値踏みする。何度か戦った相手だが、実際厄介だ。ここで殺しておくにしくはない。レッドゴリラもブラックドラゴンも、ここで殺せば敵の戦力は削げる。逃がせば情報が敵の手に入り、また追手が来る。エーリアスの思わぬ助力がある今、せめて一人は殺さねば!
HBは…集中してRGへ連続攻撃3、[55351][22613][24233]4成功、2成功、3成功。IEはかばう!アドレナリン・ブーストし(残り精神力10)[1522][5623][1212]1発命中!2ダメージを受け残り体力16!
「レッドゴリラ=サンもそう言ってるぜ」ハウスバーナーは両手にナイフを構え、両腕を広げて頭を低くする。「イイイヤァアアアーーッ!」サソリ・ファイティング・スタイル!SLASHSHSHSH!狙うはレッドゴリラ!アイボリーイーグルはアドレナリンを過剰分泌しかばう!「……グワーッ!」
一発食らう!だが浅い!「チッ」「……わかった。逃げるぞ!」ブラックドラゴンは頷いた。アイボリーイーグルがここまで言うからには、何かがあるはず。ギルドに関わる何かが。密命を受けている!「……仕方あるまい」レッドゴリラも察した。彼らとの付き合いは長い。「逃がすかよ!」
BDは側転、[3455463556]成功。RGは突撃移動で20マス東へ動く。
「「イヤーッ!」」ブラックドラゴンとレッドゴリラは全速力で撤退!「ここまでだ。俺たちは退散する。もう貴様らに手は出さない」「怪しいわね」「俺もそう思う。だが……」アイボリーイーグルは脂汗を流し、二人をかばう。「ここは逃がせ」「……事情があるみてェだな」エーリアスも感づく。
単に仲間の命を惜しんでいるだけではない。それだけならば、マッスルヘッドのレッドゴリラが従うとも思えない。思惑があるのだ。自分たちを生かしておくことが、ザイバツの……誰かの得になる。そのような。「それじゃあ、行っていいぜ」「感謝する」アイボリーイーグルはオジギした。
「「「イヤーッ!」」」「「「「「「撤退!」」」」」」シテンノたちとクローンヤクザ部隊はしめやかにその場を立ち去り、三人が残された。
戦闘終了
エピローグ
「フーッ……実際ラッキーだったぜ」エーリアスが息を吐いた。「ああ、ドーモ。実際助かった」「恩に着るわ」二人は改めてオジギする。「俺は……話せば長くなるが、長居は無用だな。まずは逃げようぜ」「わかったわ」三人は廃ビルの裏からエンジン付きの小舟に乗り、廃ビル島を脱出した。
……コトダマ空間を視認できる者が視れば、小舟についていくユーレイめいた影が視えたであろう。肉体を失ったソウカイヤの女ニンジャ、ライトウォッチャーのコトダマ体である。『いいなあ。私も物理肉体が欲しいです』『借り物だ。いずれ返さねえとな。けどヤモト=サンの自我はどこへ……』
◆
「……やつらを撤退させたが、これでいいのか」キョート某所。ダークニンジャとケイトー・ニンジャは、キョジツテンカンホーによる監視の目を逃れつつ、策謀を練っている。「クキキキキ……大変結構。奴らはこちらの手駒として使える。今死なせるのは少し惜しい!」「そればかりでもあるまい」
彼らシテンノは、諸々の事情によりザイバツの派閥争いとは無縁な、使い捨ての戦闘員だ。ソウカイヤを裏切ったばかりのダークニンジャとは立場が近く、恩義を売れば手駒にできる。ザイバツへの忠誠心が高いため、ゲコクジョに賛同するかはわからないが、わからせぬままに動かせばよい。
「もうひとつ。ヤモト・コキは野放しにしておいたがよい。あれは神代のシ・ニンジャのソウル憑依者。ザイバツに持たせておけば、よろしくない」「俺や貴様にとって、ということか」「然様。さらにもうひとつ。前に話した三神器だが……ヤモトがもたらしてくれるかも知れん」「ヌンチャクか」
メンポ、ヌンチャク、ブレーサー。メンポはロード・オブ・ザイバツが、ブレーサーはダークニンジャが持つ。「失われたと聞いているが」「シ・ニンジャの力を持ってすればこそ、手に入るのであろうな」ケイトー・ニンジャは非人間的な表情で笑った。「つまりは、オヒガンからということよ」
ダークニンジャは、無言で手元の古事記を紐解く。ヤモトがいるあたりはオオサカ地方。古くはカワチ(河内)とも言った。とすれば……「古墳か」「おそらく」キョート共和国には無数の古代墳墓が存在し、そのいくつかには古代のリアルニンジャやその財宝が眠っているともいう。「なるほど」
古事記を閉じ、ダークニンジャ……フジオ・カタクラは頷く。古代ニンジャ文明の遺産は、この地にどれだけあるのだろうか。「いにしえより三神器が揃えば嵐を呼ぶという。マッポーカリプスが来たろうとしておるのよ。我らはそれを利用し、目的を遂げるまで」ケイトー・ニンジャは目を細めた。
【コール・ザ・ストーム】終わり
リザルトな
報酬:なし。ザイバツ・シテンノによる包囲を脱し、これ以上の追撃をしないと約束させた。またヤモトの肉体に謎のニンジャが憑依し、エーリアスと名乗って復活した。CY6体を倒したため万札2×6=12を獲得、6ずつ分ける。
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