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GT7で馬力車重制限レースの車両を製作するときの基本まとめ

  • ワイドボディ化+社外ホイール+オフセット調整

  • エアロパーツの装着

  • 馬力、車重に関わらないパーツの装着

  • 軽量化は規定-200キロ

  • 馬力はリストリクターで絞る

2022/12/22 16:00 - 2023/1/5 15:59の期間で馬力と車重とタイヤのみが決められたNSX Type-R'02を用いたセッティング自由のオンラインTAが開催され物議を醸しているので慣れていない方向けに基本的な車の作り方をまとめておきます。

GTオート

ワイドボディ化

馬力と車重しか規制されていません。なにはともあれワイドボディにしましょう。

ちょっとフェンダーが膨らむ

今回まとめようと思ったきっかけがこれです。意外に知らない人が多いようですが、ワイドボディ化したうえでホイールを社外品に交換するとタイヤ幅を拡大することができ、大幅なグリップ力向上が可能です。

ナローボディ
ワイドボディ+社外ホイール(カメラ雑ですみません)

なおホイール装着時はオフセットのワイド化も重要になります。トレッドが広いほど横方向のグリップが増えることは皆さんご存知と思いますが、ゲーム中でも見た目だけでなく実際にグリップが変化します。あとかっこいい……

そのまま
ツライチ!

なおリム径もタイヤのサイドウォール剛性が変化するのでセッティングで利用できます。車のレスポンスを鋭くしたい人はインチアップ、マイルドにしたい人はインチダウンを試してみると吉。

エアロパーツ

前後ウイングの装着によりダウンフォースがつけられるようになることは皆さんご存知と思います。必ずつけましょう

リップスポイラー
リアウイング

しかしディフューザー装着の効果はあまり知られていないようです。今作のディフューザーはダウンフォースを強化するとともにドラッグ(空気抵抗)を低減する効果があります。見た目で好みが分かれるパーツですがガチ勝負では装着必須です!

抵抗を減らしてくれます
サイドスカートは詳細不明ですがディフューザーの効果を高めるらしい

他のドレスアップパーツは基本的に性能に影響のないものですが、ロールケージだけ多少効果があるようです

剛性アップとこちらでハンドリングの微調整ができるかも

チューニングショップ

馬力と車重に関係ないものを買う

まずはとにかく馬力と車重に関係ないものを買っちゃいましょう。

  • ブレーキ系

  • シーケンシャルミッション

  • クラッチ&フライホイール

  • サスペンション

  • LSD

  • パワーリストリクター

  • バラスト

  • ブレーキコントローラ

全部一番高いものを選択すれば間違いないです。ガンガン買いましょう。めっちゃお金かかりますがしょうがないです。レースはお金かけたもん勝ちです。

ブレーキとクラッチとサスペンション……
LSD買って……
調整用にリストリクターとバラスト

ただし、ブレーキについては意外にブレーキパッドだけスポーツを選択したほうがコントロール性が良いことなどもあります。色々試してみましょう!

軽量化は-200kgを目指す

今回のオンラインTAの最低重量は1050kg、NSXをゲーム中で最大軽量化すると990kgまで落とすことが出来ますが、最大まで軽量化を買わなくても1050kgはクリア可能。最大軽量化は一見無駄金のように見えます。
ですが今回の場合必ず最大まで軽量化すべきです!

今作のバラスト(重り)はどの車も最大200kgまで搭載できます

まず、GTシリーズにおける軽量化というチューニングは車両の重量配分を一切変えずに全体重量が減る魔法のようなものになっています。
対して調整用のバラストは車体の中心かつ最も低い位置に搭載される特徴があり、同重量でもよりバラストが多い車のほうが低重心かつ重量物が中心に寄せられた状態になり運動性能が向上します。そのために理想は規定重量-200kgまで軽量化を行いバラストを最大化したいのです。
この手法はPPが上がってしまうので今回のようなルール以外ではご注意ください。

馬力はリストリクターで絞る

あとは馬力を今回の規定の350馬力目指してエンジンや排気系をチューニングしていきましょう。350馬力を少し超えるところまでパーツをつけたらリストリクターを用いて少し下げるだけです。
必ずリストリクターで調整しましょう。

吸気系の流路を狭くする装置がリストリクター
燃料噴射などでパワーを下げるのがコンピュータ

なぜリストリクターでの調整を優先すべきかというと、コンピュータでの調整ではエンジン特性はそのままにパワーカーブを低下させていくので、馬力に伴ってトルクも落ちてしまいます。
対してリストリクターで吸気を絞る場合、最大パワーはどんどん下がりますが低速域でのトルクをある程度キープでき、エンジン特性が低回転寄りに変化します。同じ最大パワーに対してリストリクターで調整した車の方がより加速力を持っていることになります。
馬力規制のレースは馬力しか規制していません。できるだけトルクを確保して加速力で勝負しましょう!

まとめ

ワイドボディでタイヤを太くできることとディフューザーで空気抵抗が減ることがあまり周知されていないようなのでそこが本題でした。note初めて使ったけど独特ですねこれ……
セッティングはズルじゃありません。ルールで決められていないことはやっていいのがモータースポーツ。そもそも腕前やドライビングスタイルに応じてサスペンションやブレーキのセッティングが決定する以上、速い車速いセッティングを誰かから貰って来れば自分が速くなるものでもありません。普段セッティングなしで公平な勝負と考えている方も今回の公式オンラインTAは良い機会と思って自分だけの速さを探すことの面白さを味わってみてはいかがでしょうか。

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