新卒デザイナー、1年目を終えて

私は去年の4月から事業会社でwebデザイナーとして働き始めました。
昨日ふと気づいたのですが、もう新卒1年目が終わってしまったんですよね。
幸いにも(?)2年目の初出勤は明日ですので、ここで1年の振り返りをしようと思います。

一年で伸びたこと

数字を見ること
大学を卒業するまではデータらしいデータは何一つ見ていませんでした。
しかし、会社に入ってからは根拠の無い施策では通らないために苦労しました。
少しずつではありますが、「今の課題はこれ、それが数字に表れるとしたらこの指標、改善するためにはどんな施策を行う」といった具合に数字を見ながら改善案を出せるようになってきています。
(あんまり関係ないですが最近GAの個人認定資格を手に入れることができて、地味に嬉しいです。)
その他には日々の売上やコストがどんなチャネルでどれぐらいというのも意識できるようになりました。
もちろん企画サイドの人間ほどは追えていないですが、ある程度対等に話ができるようになったことで色々なやり取りがスムーズに回るようになりました。

ユーザビリティやマーケティングを意識すること
かつては本当に「格好よければそれで良し」という気持ちも強かったです。
ですがこの1年で「良いデザインとは?」について、かなり意識が変化しました。
事業にとって・社会にとってデザインで貢献することを考えていたらいつの間にか変わっていました。
もしかしたら競合分析などをする中で、一見イケてるけど使いづらいものにたくさん触れたのも影響しているのかもしれません。
また、マーケティングの観点からのデザインも意識するようになりました。
デザインとマーケティングはかなり密接に結びついているので、手を出してみて良かったと思っています。

言語化すること
こうやって毎週noteに投稿することもそうですし、日々の会話で非デザイナーにいかに思っていることを伝えるかを考える中でも鍛えられたと思います。
デザイナーだけの集まりだとかなり抽象的な表現でも通じてしまったりしますが、違う職能の人間との会話ではそうもいきません。
言語化ができるようになったことで、制作で行き詰ったときでも理論立てて解決策を探ったりできるようになりました。
今では言語化することは事業会社でデザイナーをする上では必須なスキルだと思っています。

人に頼むこと
大学時代は「いいよ、全部自分がやるから置いといて」なんて言って抱え込むこともしばしばありました。
レベルの低い話ではありますが、あの頃から比べたら周りの人にお願いをして自分が苦しい思いをするの避けれていると思います。
得意な人を探してその人にお願いする方が早いし正確なんだということもやっと分かってきたので、伸びたことの項目に入れておきます。

昔から苦手なままのこと

言動を優しくすること
自分に余裕のあることならある程度は相手の表情や仕草を見ながら話ができるのですが、自分一人で手一杯な内容となるとめちゃくちゃ当たりが強くなってしまいます。
人のことを考えるための脳の領域がなくなってしまって、相手に嫌な思いをさせてしまったことが度々……。
そして厄介なのが先輩や上司相手にも酷めの対応をしてしまうことです。
会社の人達が皆優しいのでどうにか許してもらえていますが、早く改善せねばなりません。
最近は一旦黙って紙やpcに言いたいことを全部羅列した後、どうしても伝えないといけないことだけを整理することでクールダウンを図っています。

フロントエンド系のこと
HTMLとCSSは大学時代も書いていましたが、JSはほぼ手をつけたことがありませんでした。
progateでrubyやrailsの勉強はしたのですが実践となるとまだまだ全然力になっていません。
最近社内でデザイナー向けのフロントエンド勉強会なるものが開催されており、これに参加し続けることで実装への理解も深いデザイナーになりたいなと思っています。

1年で新たに生まれた課題

事業をもっと高い視点で見ること
運営しているwebサイトだけを見て施策を考えていてもデザイナーとして貢献しきれないな、ということを感じています。
よくある話だと、デザイナーは戦術レベルからしか参加ができず納得感が持てないまま制作を続けているそうです。
場合によっては「絶対にこんなのダメだよ」とすら思いながら手を動かしたり……。
デザイナーの長所である共感力や観察力を、戦略や作戦の段階から活かすことができれば事業は更に伸びるはずです。
そして戦略レベルから話をするためにはもっと事業全体を俯瞰して見れなければなりません。
私はまだまだそのレベルに達していませんが、1日でも早く到達します。

チームでの動きを最大化すること
これは本当につい最近になって感じ始めた課題です。
連絡や共有の仕方、タスクの分配によっては1+1が2どころか1.5くらいになってしまうことは全然起こりうるようです。
せっかく多くの人間が一緒に仕事をするのですから、1+1を3でも4でも10でも可能な限り高めたいです。
私がチームビルディングをする立場ということではありませんが、どういった立ち回りがチームメンバーにとって価値あるものになるかはもっと深く考えないといけません。

保守・運営も考えた制作をすること
率直に言います。
「一番最初はスピード優先だから」といって作られて、なかなか品質に目を向けられることなくツギハギになっているものがあります。
結果的に小さな改修をするにしてもあちこち気を遣わねばならなくなり、スピードすら落ちているのが現実です。
これを防ぐためにはやはり最初から保守・運用をするという目線をもってものを作る他ありません。

2年目に向けて

まずは「昔から苦手なままのこと」と「1年が新たに生まれた課題」を、来年の今頃には「解決できたこと」として振り返りをしたいです。
打ち手が考えられているものもあればそうでないものもありますが、できるものから少しずつでも潰していきます。

また、まだ2年目ですので弱み潰しをするだけでなく強みもドンドン増やしていきたいです。
伸びたことを更に伸ばすのもそうですし、今は課題な「事業を高い視点で見る」なんかはむしろ強みに変えてしまいたいです。

そしてこれからは下の代が入ってきます。
自分が教えられることは教えつつ、良いところは積極的に盗んでいきたいと思っています。
デキる人は年齢や経験関係なくデキるので、追い抜かれないようにしないとという危機感もあります。

最後に、今の世の中において非常に幸せなことだと思うのですが、私は毎日の仕事が非常に楽しくてやりがいも感じています。
1年目のこの気持ちを2年目もなくさずに、ここまでに書いた改善を行うことで更なる成長の年にしたいと思っています。


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Keisuke Watanuki

デザインを考える

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