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「デザイン筋」の衰えを痛感した日

サムネイルスケッチ100個やろうとしたら全然手が動きませんでした。これではいけません、改善行動を考えます。

目次

* そもそもデザイン筋とは
* なぜ衰えを感じたか
* デザイン筋が衰えると何が起きるのか
* どうやって改善するか


そもそもデザイン筋とは

綺麗な見た目を作るための小手先の技術ではなく、制作全般の土台となる力のことです。

私が勝手に呼んでるだけの概念です。あしからず。

以下の記事を見たときに「そういえば最近筋トレ的なデザイン制作をしてないなあ」と感じて、それから使うようになった表現です。観察スケッチそのものとは関係ありませんが、指しているものはそう遠くないと(勝手に)思っています。


なぜ衰えを感じたか

ロゴを作る機会がありまして、時間の余裕もあったので「サムネイルスケッチを100個描くまでPCを開かないぞ!」と自分ルールを決めて始めました。

するとどうでしょう、30~40個あたりから露骨にスピードダウンするではありませんか。学生の頃の方が勢い良くアイデアが出たと思います。

思い返せば社会人になってからは「いかに早く制作をするか」や「どうやって無駄なアウトプットを減らすか」に注力していました。

発散させる力が衰えるのも無理はありません。


デザイン筋が衰えると何が起きるのか

あくまで予想に過ぎませんが、新しいものや面白いものを作れなくなるだろうと思っています。

今の業務の仕方だと、既にあるものを整理する力とか、自分の引き出しにあるものを最速で作る力は着くかもしれません。しかしこれからのAIの発達を考慮に入れると、これらの力はそこまで重要視されないような気がしています。

逆にデザイン筋があれば何かの課題があったときに新しくたくさんのアプローチを試すことができます。加えて、色々なことを試している中で偶発的に面白いことを生み出せる可能性も上がるのではないでしょうか。


どうやって改善するか

問題を認識しただけでは意味がありません。改善策までセットで考えます。

私は会社からお給料をもらって生活している以上、全く利益にならない行動をしても仕方ありません。ボランティア団体でも立ち上げてそこでやるべき、となってしまいます。

自分の筋トレをしつつ、会社にとっても利益になる動き方として考えたのは
施策を考えるときなどに+1をするというものです。

* まずは考え得るだけアイデアを出します。
* 次に会議なりアイデアボードに記載できるレベルまで内容を詰めます。
* そうして一度完成させた上で、更にもう1つだけ新規で考えます。

つまり、発散の段階で+1をするのではなく、一度収束まで終えてから+1をします。

毎回100個アイデアを考えるのは現実的ではありませんが、+1だけなら出来そうです。かつ、収束させた頭を再度発散に切り替えるのはそれなりに筋力を要するはずです。

思いついてからまだ実践できていないので、まずは一度試してみます。


まとめ

正直な話、短期的な会社の利益だけを考えたら上記の筋トレって要らないと思います。

ですが長期的に見て、自分がなりたい像と現状の能力バランスの乖離を感じました。これはどうしても埋めたいポイントです。

少し苦しい思いをしてでも、常に+1の制作をすることを意識します。これによって常に多くのアプローチができるようになり、人々の理想を体現できるデザイナーでありたいと思います。

* そもそもデザイン筋とは
* なぜ衰えを感じたか
* デザイン筋が衰えると何が起きるのか
* どうやって改善するか

最後まで読んでいただいてありがとうございます!