デジタル時代の基礎知識『ブランディング』を読んで

私の勤める会社にて「ウチはブランディングが弱い」「もっとブランディングを大切にしたい」という声を聞きつつも、打ち手としてはマス広告しか挙がらない……という現状があります。

そういうことじゃないのでは?と思いつつも具体的にどうすれば良いのか分からなかったときに下のツイートを目にしました。

本を知ってから購入まで2分でした。
昨日読み終わったので忘れないうちに感想(兼、備忘録)を書きます。

「高級品=ブランド」ではない

前々から自分でも思っていたことでしたが、うまく言語化しきれていないことでした。

ドンキホーテが安さや品揃えをアイデンティティにしているように、安いものや大衆的なものであっても立派なブランドです。
どんな価格帯や商品を取り扱っているかというよりは、ある価値が一貫して提供されているかが大切です。

例え高級品であっても広告で安さ訴求をしていたり、抱き合わせでお得なキャンペーンばかりやっていたらそれはブランドとして成立していません。
顧客に与える体験を一貫させることこそがブランドを形作る上で大切です。

「ロゴ=ブランド」ではない

ロゴを変えればブランドが変わるとかブランド力が上がるといったことはありません。
あくまでブランド力を上げるのは顧客の体験の質や一貫性です。

ですが、どれだけ良い体験をしてもその体験を識別できる記号がなければブランドとしては覚えてもらえません

良い体験をする→そのブランドをロゴで識別できるようになる→ロゴを見ただけで良い体験を思い出す

という結びつきを作るための要素に過ぎないのです。

「マス広告=ブランド戦略」ではない

こちらは本当に「そうですよね!」と大きく頷きたくなりました。

昔であれば広告→顧客という一方向的なコミュニケーションによって商品の情報が伝わっていました。
しかし今ではSNSや各種専門メディアなどによっていくらでも情報を手に入れる術があります。

顧客の体験を一貫させるために、スタバはお店の雰囲気作りをとてもこだわっています。
スタバのように実店舗のない業種であっても、オウンドメディアやSNSによってのコンテンツマーケティングが可能でしょう。

思考停止してテレビCMや新聞広告を出すのではなく、自分達の顧客にどのような体験をしてもらうために何が必要かを見極めて実行することがブランド戦略では大切です。

「モノありき」から「顧客体験ありき」へ

これは頭で分かっていても実行しきるのは難しいなと感じています。

モノや技術だけでの差別化が難しくなり、顧客からも情報が発信できるようになったのが現在です。
そんな中で「ウチの商品はこんなところが素晴らしくて〜〜」と発信し続けても鬱陶しがられてしまいます。

そうではなくて、まずは良い顧客体験を提供し、「その体験を更に良いものにするためのお手伝いができます」と寄り添わないといけません
上っ面だけではなく根本から顧客体験を優先させなければ、すぐに顧客に見抜かれてしまうだろうと感じています。

戦略を実行するにあたって

大事なこととして、経営層の意向を事前に汲み取ることと各部門を巻き込むことが挙げられています。
どちらのことも、自分が実行するとなれば事業のことを今よりももっと高い目線で見ていないといけないと感じました。

予算の内訳や、想定している成長曲線などが把握できていなければ経営層の意向も把握しきれないでしょう。
各部門の方たちがどういった点に責任やこだわりを持っているかも分かっていないと、しっかりとした合意形成が出来ないと思われます。

自分がデザイナーとして顧客体験を考えることよりも、むしろこれらの点の方が大きな課題に感じました
もちろん、良い顧客体験が今すぐに生み出せるとは思っていませんが、関係者を巻き込むための動きも同時に始めるべきと認識が出来ました。

まとめ

ブランドとは?ブランド戦略とは?という概要が非常に分かりやすく説明されていて、具体的にどんな動きをしていくべきかまで示してもらえました。

「大事だし、いつかやりたい」などと思っていたぬるい考えを即刻排して、すぐにでも動き出そうと思います。



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Keisuke Watanuki

デザインを考える

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