恋愛系ドラマもたまに鑑賞してるんですけど、「深夜のダメ恋図鑑」が振り切った内容になってておもしろかったです。タイトル通りダメな恋をしてしまう男女を描いてるんですけど、嫌味さがなくて心地いい不快感が味わえるんですよね。

「この人、ヤバいな…」じゃなくて「この人、やばいな。笑」ってなる感じ。数年前にツイッターでよくバズってた漫画の実写化みたいで、ケラケラ笑える内容でした。

あらすじ

主人公は、3人の女性たちです。古賀円さんを馬場ふみかさん、福間千代さんを久松郁実さん、千鳥佐和子さんを佐野ひなこさんが演じています。

この3人の女性たちが出会うやばい男性の話が再現されていきます。ここまでならありがちな内容なんですけど、この3人の女性たちは、外見だけでは気づけない特徴をもっています。たとえば馬場さんは、男性とお付き合いの経験のない元ヤンなのです。

そんな特徴的な3人の特徴的な恋愛ストーリーを楽しむのが本作です。そして、作中の主人公たちがめちゃくちゃ怒ります。しかもキレッキレに怒る。

登場人物が少ないのもいい

男性が不快になりづらい恋愛再現ドラマ

このドラマを見ていて気づいたのが、登場人物たちに「目的のある悪意」が存在しないことです。恋愛系によくある非合理で理解不能な行動する人たちいるじゃないですか。「そういう撹乱はいいから…」みたいな。

そういう登場人物はゼロなので、終始楽しい気持ちで鑑賞できるはずです。やばい男性が多数登場するんですけど、女性たちのディスり方がうまいので不快感がありませんでした。よくある再現ドラマって、男性を極端に悪者にしたりするじゃないですか。あれが皆無。

そしてこのドラマは、女性陣がキレキレに怒るのが見どころなんですけど、そのキレキレがちゃんと論理的なのも見やすい理由です。やばい男性にどんな怒り方をするか気になりながら観てるんですけど、女性たちの意見は基本的に、「うん、正論。それも正論。まあそうなるよね」みたいな話ばっかり。

こんな男性ほんとにいるんだ〜と驚きながらも、女性たちの意見にも賛同できる珍しい恋愛ドラマです。

複数で観るとおもしろいドラマ

恋愛映画ならともかく恋愛ドラマって他人と観る機会少ないと思うんですよね。とくに異性と見るのは気まづくなってキツイかもしれません。しかし複数人で観るなら、「深夜のダメ恋図鑑」がおもしろいです。

登場人物3人の恋愛話を1人ずつ観ていき、そのあとで3人が女子会でフィードバック会をするのが、作中での話の流れです。このフィードバック会をしながら、視聴者たちでもフィードバック会をするのがめちゃたのしい。

同性と観ているのであれば、「これってどう思う？」と感想を聞いてもいいし、異性と観ているなら、「こんな男性っているの？」と質問ができます。極端な恋愛話の見解を聞ける機会って、まあないですからね。笑

複数の視点から観るとさらに楽しいドラマになってるので、何人かで集まったとき観ると話題が尽きないのでオススメです。

まとめ

恋愛ドラマをちゃんと観たのは久しぶりなんですけど、このドラマはアタリで終始楽しめました。ディスりが多いのにだれも不快にならないという珍しいドラマなので、ぜひ観てみてください〜。

逆説的ですけど、作者さんはめちゃモテるんじゃない？と思ったり。

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