あと10日で私と愛する夫の結婚式だ。指折り数え、待ち遠しく感じる人も多いであろう結婚式だが、私はそんなに乗り気ではない。

乗り気ではない理由はそれぞれにあるんだけれど、結婚式を挙げさせてもらうホテルの担当者との相性がよくないこともそのうちの1つ。

結婚式の前撮りの希望の日時を出していたのに会場の使用確認を怠り前撮り不可になったり、メールで連絡をしても音沙汰なく「迷惑フォルダーに入ってました」と何回も言われたり、「資料を添付します」と言われながらも全然違う資料が添付されていたり、いきなり「もうこの発注の締め切りなんですけど…」と言われたり。

ブライダルフェアで見学に行き、ここもいいなと思い見積もり依頼をした時に「教会式と神前式のどちらで見積もり出しますか？」と言われ、まだ決めかねていた私は「両方お願いしたいんですけど」と伝えたら「出来ません」と言われた。

値段で決めるわけじゃないけれど、両方視野に入れたかった。そのことを担当者に伝えると「普通みなさん、フェアに来る前にそれくらいは決まっていますよ…。今回はご検討頂けるとのことで見積もり両方お出ししますが、時間をください」と言われ私と夫は1時間近く見積もり計算を待ち、出来上がった見積もりを渡されたと同時にカウンターの表札を〝Close〟にされた。

と、私の結婚準備は口を開くと愚痴のオンパレードになる結果となってしまった。

だがしかし、結果としてこの最悪なホテルを結婚式会場として選んだのはこの私なのだ。

嫌なんだったらキャンセルして他のホテルやゲストハウスにすれば良い。だがしかしそれをせずに愚痴を言っている私は本当に小さいと思う。

結婚式の準備が思うように進まないのを担当者のせいにしているけれど、元を辿れば自分自身の問題である。

あなたは会社の待遇、例えば〝残業が長い〟〝賃金が安い〟などの不満を会社のせいにしていませんか？

よく「私はこんなに過酷な状況で働かされているの」と切に訴えかけてくれる人がいるが、訴えるべき相手が違うのではないかと思う。

また親に対して〝親がいつもこう言っていたから私はこうなってしまった〟と嘆く人もいる。

どちらも過去の私が言っていたセリフで心が痛い、というか恥ずかしい。

人のせいにするのは何事も簡単。自分で責任を負わなくていい。だが、我々は本来何にでもなれるし、何だって出来る。自身でその選択肢を選ばないだけだ。

見えない鎖で相手に縛られているのではなく、あなたが相手を自分から離れないように縛っている。相手はあなたを縛ろうとはしていない。

すべてのカードは自分にある。

あと10日。なんとかうまく担当者とやりとりしていこうと思う。

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肩が凝っているのでゆっくり温泉に入りたいと思い近くの銭湯へ。

壁画に松島の絵が描かれており目でも愉しむことの出来るお風呂だった。桶の〝ケロリン〟がケロロ軍曹でちょっと寂しい。今の子供はケロロ軍曹わかるのかな？ケロロ軍曹がケロリンのキャラクターだと思って育って行くのかな。

銭湯の帰りにスーパーへ寄り小さな買い物を。

私はいつもスーパーで多くても5点くらいしか買い物をしないからセルフレジに並ぶんだけど、今日のセルフレジはとても混んで居た。

どうしてだろうと思って見渡してみると、カゴに山盛りの商品を入れた人やカートで2段になるくらいたくさん買い物をした人が頑張って商品のバーコードを読み取りさせていた。過去にどこかのスーパーのレジでパートをしていた人以外は大抵「どこにバーコードあるんだろ？」と一瞬戸惑う。

さらに野菜やコロッケなどバラ売りをしている商品はセルフレジだと「あら、コロッケ何個買ったかしら」なんて計算する上に、処理に手間がかかるようだ。それと何の気なしに商品のバーコードを読ませ、うっかり卵を先に処理してしてしまい清算済みのカゴに移したときに卵が底に来てしまうおっちょこちょいが発生したりしていた。そして清算済みのカゴの卵に触れてしまいエラー表示が出て作業中止になったり。

たくさん買い物をするなら明らかに有人レジの方が早い。そんなにレジの人と会話するのが嫌なのかな？と一瞬思ったけど、それ以上に「この人これ買って今晩はすき焼きなのかしら？」とか考えられるのが嫌なのかも知れないと思った。

大丈夫、人はそんなにあなたに興味ない。

コンビニの店員を思い浮かべて欲しい。皆会計時に「ポイントカード有りますか？」って聞くけど、ポイントって100円以上じゃないとつかないはずなのに50円のブラックサンダー1個とか98円のガム１個買っても聞いてくるんだから何も考えていない。

きっとみんな気にしすぎなんだなと思いスーパーを後にした。