週末に思ったこと・NP削除スレ長文版。

土曜日にヒューマンライブラリーってのをやりました。自分を本に見立てて、来場者と向き合ってテーマに沿った話をしたり、ただただ質問に答えたり。

うちのグループの他のメンバーは、楽しかったらしいんですが、僕は辛かった。講演の方がよほど気楽でいいwwテーマに沿って一方的に話せばいいし、資料に沿って話すんだから、こんなに楽なものはない。

ヒューマンライブラリーは怖かったですww相手のリアクション含め、どんな背景を持った人かも解らないのに、自分の話をし、質問に答える。どうしても僕はHIVがテーマになるので、医学的根拠は無視できない。LGBTがテーマなら、楽しいゲイライフを話せばそれなりに受けるだろうから、気軽でいいんだけど……

アドリブと資料を交互に使って話すような、そんな感覚。講演は、だいたい適当なワードだけ予め書いておいて、本番はアドリブで話すんですが、今回のは相手の圧が遥かに違う。

インタビューも凄く疲れる。思ってない質問が来ると、『そう来たか』となるし、かなり広義の質問をされると『試されてんのか?』とか思う。

日曜日に、急にhacoでインタビューを受けました。若い名古屋のNPOスタッフさんから。そもそもインタビューではないだろうけど、メモ取ってたから、取材っちゃ取材かもね。備忘録にも近いだろうけど。
これは楽しかったです。この子、わざわざ自腹で他のセンターに来たそうです。真面目か!!でも、すごい行動力だと思う。

『NPOに対して何を思いますか?』という、若いわりに(この言い方も悪いけどww)は問題意識の高い質問を浴びせてきた。
『NPOとかアクティビスト達は人間に重きを置きすぎてる気がする、コミュニケーション取るのに別に対面しなくてもいいんだから、新しいコミュニティ作るなら、アバターで会話するだけのオンラインコミュニティで充分なのに』と言ったら、目から鱗と言われ、嬉しかったです。
相談相手も、チャットアプリで充分とも思う。使命感も大事なんだけど、勝てない相手には譲らなければいけない。チャットアプリとのやり取りから見えてくる、その人の本質を見抜くのが、相談される・支援する人たちの役目になってくるんじゃないかなと。


でも、そんな簡単なアイデアが出ないのが、やはり固まってるんだろなと。もっと貪欲に寄付を募る文化を作るべきだし、細分化が過ぎるし。もっと大まかに省庁みたいに管轄で管理。その分野で、あらゆる助けをするというのが、正しい形なんじゃないかと思うんです。残るべきNPOと思えるような人たちに舵を取らせ、自己実現のためにやってる人に肩書き与えるべきではない。

人を助けるという目的より、自己実現の方に重きがある人がたくさん見受けられる気がする。NPOと活動家は違う気もしますが、自己満足にしか見えないのは、細々したところにこだわり、現実的な解決策を模索しないところにそれを感じるのです。

ある団体さんは、『斎藤さんが参加すると、専門的な話(テクノロジー関連の話をする)になるから脱線する』という意見が出たらしい。
僕からすると、テクノロジーというのは福祉のためにあるといっても過言ではないのだから、常に目を向けて、取り入れるべきと思う。公務員の方々にわざわざいろんな教育を施すより、チャットアプリやAIや支援マッチングサービスに任せて、その結果の分析をできる人たちがいればいいはず。

マイナンバーとブロックチェーンであらゆる問題は解決するんじゃないかと。男女の性別欄の話なんか、すぐに解決する。
いちいち自分の履歴を説明しなくてよくなる。判断する職員に個人的な歴史背景を見せる必要はなく、『違法性があるかどうか』だけにしてしまえば、結果の表示だけで済む。どこに違法性があるのか、ないならスルーすればいい。

とにかく、何よりもテクノロジーに目を向けてないその発言にびっくりした。テクノロジーの発展と、人間の主義主張に関係性があるのは明らかなのに、何故にその話をしないのか。その話をする人から話を聞かないのか。

NPOの活動実績の手続きの大変さなど、アホらしい。アウトソーシングで済むかもしれないし、クラウド管理で会計も済むだろうに。講演も動画でみせればいいし、その講演はどんどん動画アップロードして、共有すればいい。Rainbow Soupさんはそれをやってる。すごいと思う。

あと、合意形成にもこだわりすぎ。結果的に同調圧力に変化していってる気もする。
AIに何よりも脅かされてるのは、僕たちのような活動家やNPOなんじゃないかと。テクノロジーに任せた方が遥かに効率がよく、困ってる人に、使える制度や助成金のマッチングサービスなんかはお手のものだと思う。
既存の考え方に囚われる人が多すぎる。『人が助かるなら』の一言で、イデオロギーを捨て去れる・過去の実績さえ捨てられる人こそが、ヒーローにふさわしいんだと思う。

テクノロジーって、少なくとも今の時点では福祉向けのはず。健常者がGoogleHomeにお願いすることなんて、だいたい自分でできます。でも、身障者には、本当に助かる存在でしょう。
本当に助けたいなら、自分なんかよりもっと優れたものを普及させたい。そう思うのが、世の中を変える人になれるんだろなとつくづく思った週末でした。
それに近づけたらいいな。

眠いからこんなもんにしとこ。

あ、今週から阿蘇にいます(´∀`)

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