同性婚裁判とは

現在、同性婚裁判なるものが行われています。
通称『結婚の自由を全ての人に訴訟』と言っているらしいです。
クラファンで経費を集めたのですが、まさかの1000万円。
まぁ、その辺は色々と思うところはあるのですが、いろいろな立場から3口だけ乗りました。
言うからには参加しないといけないし、原告の方々には同情するし、活動家としては応援したい気持があるからです。
確かに権利としてはあってしかるべきものだし、同性であれ婚姻の選択肢はあるべきとも思います。

ですが、婚姻制度は改正すべきと考えるので、そんな不備のある制度に参加しするような、泥船に乗るような裁判は好きではありません。もっと違う制度を模索すべきという立場です。

ところで、世間一般の認知としては、同性婚裁判は『政府が同性婚を認めないのは、人権を侵害する憲法違反だ』として、憲法条文を改正、もしくは婚姻制度が違憲状態だとする裁判だと思ってる方が多数だと思いますが……実は違います。

そもそも同性婚は憲法で禁じられてもいないし、認められてないわけでもなく、認めてるわけでもないのです。学者が云々というのが話もありますが、そもそも男女のみという定義をされていないので、研究しようがありません。
この辺は同性婚裁判の原告弁護団の型からも伺いました。
解釈論はあれど、制度上として想定されてたかどうかは当時の内閣や世論しか解りません。想定されていなかったから、制度として作られていないと言われればそれまででしょう。

現状は、法律で定められてないだけだから、手続きもできないし、受理できないだけです。

それでは、裁判で何を問うているかというと、『憲法で定義されてないのだから、制度を立法できる。しかし立法責任があるのに、それを怠っている。それで人権が侵害されていて、それに対する損害賠償請求をする』裁判なのです。
立法不作為を問う裁判なんです。

クラファンのストーリーと訴訟HPのストーリーって、全然印象が違うんですよ。

訴訟HP↓
http://marriageforall.jp/

クラファン↓
https://readyfor.jp/projects/MFAJ

裁判中に立法することもできるし、裁判で勝っても負けても立法できるんです。世論喚起のためとかなんとか言ってますが、どう考えても左翼のやる手口の裁判です。
勝っても負けても勝てる裁判。日本はおかしいよー裁判。よくあるやつです。

僕はこんなことが罪になると思ってなかったので、負けるに決まってると思っていました。これなら勝てるかもですが、こんなんで勝っても別に誰が救われる訳でもありません。左翼や左翼弁護士のキャリアになるだけで、当事者のためでもなんでもありません。

国会で立法してないことが違憲状態であり、違法だというのがまかり通るならば、今まで何故してこなかったのかがさっぱり解りません。ますます有識者が信用できなくなりました。

婚姻制度を全ての人にというのなら、バイセクシャルはどうでしょう。様々な形の愛はどうなるのでしょうか。
そんな事を思うのです。

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