irf. /state1998

横暴な世界のおきて

目の前に飛び込んだ置き手紙

・・・約束しない

   約束事なんてないのだから

日付変わって金曜日

例えば夜で池袋で

それは味覚に対する挑戦か

迷走する豚のように彼女たちは叫び声をあげる

ときどきそれは呪いのように耳に飛び込む

手当たり次第に感動を漁る

あるもので満足しなければならないということばは

いつの時代にも囁かれ続ける

今僕に必要なことは何だろう

血の気をどこかで抜きに行くことなのか

数十時間君に会わなくったって

僕らは相変わらず同じカオスのバケツを共有している

夜になって初めて吐き出されるようにして姿を現す欲望たちがある

それらは自由だ

そしてそれを吐き出す者から確実に何かをはぎ取って連れていく

みつけた

世界に対して

いやいやをする

きみ

・・・約束事なんてないのだから

   約束しない?

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